貧相アブ衛門の嘆き798


2020年4月30日(木)


一喜一憂!


 4月28日のこと、アホ衛門は、本当に超久しぶりに天体写真を撮りに行っておりました。勿論、このご時世ですから、県境を越えることもなく、人と接することがほぼない場所での撮影でした。新型コロナウィルス感染が蔓延しているため、会社も「余分に休みをとりなはれや!」つーことで、連休が多めにとれたこともありーのぉ、月齢を考えると早めに撮影に出かけたいとの思いがあったからです。
 4月28日は、まだ明るいうちに、撮影場所に着いて、これまで使った事のない、丸形の水準器で、水平を出してから望遠鏡をセットしました。事前に色々考えていたので、割とスムースに準備が出来ました。
 すかあああああす!高橋製作所のμ250CRSのセミオートフォカース機能の「Focus Infinity」がまるでおかしいのです。今まで経験のしたことがないトラブルです。サンプル星の選択の枠がアホほど小さくなるのです。従って、まともにピント出し出来ません。セッティングを何度やり直しても駄目です。そこで、ウィリアムオプティクスバーティノフマスクを使って手動でピント出しをしました。「おお、意外にバッチリ合っているがな。」と思って撮影をすると、かなりのピンぼけです。このバーティノフマスクでのピント出しは、以前テストした最初の時は、うまくいったように思ったのですが、その後、まるで駄目男君です。超文系ジジイのアホ衛門には、理由は分かりませんが、この光学系では、うまくピントが出ないようです。結局「ステラショット2」のライブビュー画面で時間をかけてピント出しをして、撮影をして確認してから撮影を始めました。
 

 この日、この黄色い枠がアホほど小さくしか表示しませんでした。(この写真が本来の大きさの枠ですが、この日は、星より小さいくらいの大きさでした。)
 従って、まともにピント出しができませんでした。これは、タタリか?いつもの貞子ちゃんのタタリか?
 
 ★これは、アホでした。黄色い枠は、マウスのボールを動かせば、大きくも小さくもなります。うーむ、いっぺん死ぬか?
 
 と、突然、雲に覆われました。天気予報では、岡山県北部では、雷雨注意報が出ているようです。その後、鳥取県でも同じ注意報が出ました。大慌てで片付けを始めました。
 片付けが終わりにさしかかった時、空を見ると「うそー!晴れとるやんけ!」・・・でも、この後雷雨になる可能性もあると考えて撤収しました。
 帰ってから、わずかに撮影したコマを画像処理しようとした時、誤ってその画像を削除してしまいました。これまでの保存先とは別のフォルダーを作成していたのが間違いの元でした。うーむ、完全無欠のアホぢゃ。
 
 てなことで、4月29日には、リベンジとばかりに、同じ場所に早めに行ってきました。恐ろしいまでに人がいません。
 とりあえず、セッティングした時、一台の車がやって来ました。マスクをした年配の方が降りてきて「えー!すごい望遠鏡ですね。こんなの初めて見ました。何を撮られるのですか?」と。更に「お名前は、高橋さんと言うのですか?」と聞かれました。「ん?アホ衛門と言いますが。」あ、そうか、μ250CRSには「TAKAHASHI」と言うカッティングシートが貼り付けてあるので、そう思われたのか?
 

セッティングした機材は、高橋製作所のEM200 Temma 2 Z赤道儀に乗せた同社のμ250CRS鏡筒です。また、カメラレンズでも撮りたいと、後からジッツォの三脚には「K-ASTEC」のGF50ポタ赤もセットしました。
 

この位置で撮影をしたのは、恐らく「烏ヶ山」のシルエットが綺麗に見えると思ったからなのでしょう。次回は、じぇったいこの位置にセッティングはしねぇーぞ!!
あ、高橋純正のメタル三脚を、わずかしか伸ばしていないので、意外な程小さな望遠鏡に見えてしまいます。実際には、結構でかい望遠鏡ですよ。
 
 
 さて、月はだんだん太くなるので、今日が撮影の限界だと思っていました。
 

この木が良いシルエットになっていましたけど・・・この位置は天体写真を撮るには絶悪のロケーションでした。何故気が付かなかったのか?それは、私がスーパーアホ衛門だからです。おほほ。
  
 しかし、待っていると、月はなかなか沈まないものですねぇ。(世の中そんなモノですねぇ。おほほ。)
 

μ250CRS+CR0.73×レデューサーで地球照を撮ってみました。何か意味ありますかねぇ。だって、一度セットしたデジイチでしたので、わざわざ冷却CMOSカメラに付け替える気力がありませんでしたからねぇ。
 
 ようやく月が沈んだと思ったのですが、何か星達の輝きに精彩がないのです。確かに、薄雲が何度かかかっているのです。でも、北西の空が妙に明るいのは何故でしょう。
 

GF50に乗せたCanon EOS 5D MarkⅡ改造カメラの17mmで撮った北天です。矢印の小熊座の5等星で、空の状態を簡易的に判断するのですが、この5等星はちゃんと見えていました。
 
 それでも、用意を着々とし進めました。極軸望遠鏡を使って、じっくりと極軸セットをしました。「ステラショット2」は、テスト済みの有線で接続しました。(従ってWiFi無線接続のGearBoxは出番なしです。)次に「スーパー・ポーラー・アライメント」を使って厳密な極軸セッティングも試みました。思った程ズレはなかったのですが、更に厳密にセッティングを試しました。と、意外な程、高度、東西の修正を強いられました。その後、再度テストしてみると、エラーがかかります。やはり、どこかの操作法が間違っていたのかも知れません。諦めて、極軸望遠鏡を使って再度セッティングを行いました。
 結露対策に、ガイド鏡とファインダーにはジムケンドリックのヒーターを使いました。μ250CRS本体には、ヒーターでは熱が伝わりそうもないので「迷人会さん」の【乾燥空気送風装置「朝まで完走君」AK-025L】を使いました。チューブは長いものをホームセンターで購入して付け替えていました。電源は、大型のモバイルバッテリーです。チューブの先っちょは、マジックテープとパーマセルテープで、筒内に邪魔にならないように固定しました。
 
  やがて、モヤが切れ始めたのか、素晴らしい星空が戻ってきました。
 しかし、ここで、初めて、アホな事をしたことに気が付きました。よりによって、一番視界の狭い場所に機材をセッティングしていたのです。撮影の条件が一番良い南天が、木々によって妨げられていたのです。アホぢゃー!!
 
  それでも、このところのうっぷんを晴らすようにバカスカ撮影を行いました。この日は割と穏やかな日でしたが、時折、強い風が吹き付けます。遠くで「ブォー」と言うのか「ざわざわ」と言うのか、変な音がしたのかと思うと、その数秒後に強めの風が吹き付けました。その都度、ガイドが暴れました。まあ、この赤道儀で、この鏡筒、しかも焦点距離は1.825mmですからねぇ。
 
 とりあえず、この日撮った写真をアップしておきますねぇ。今更ながら、μ250CRSを乗せるには、EM200 Temma 2 Zよりは、同社のNJP Temma 2の方が良かったよねぇと。精度の問題もありますが、強度の問題が大きかったように思います。風が吹くと、ガイドがぶれるのです。
 
 夜半から「ヌエ」の鳴き声を本当に久しぶり聞くことが出来ました。しかし、1977年7月に聞いた時の様な迫力はありませんでした。あの時は「ピー、ピー」と、後が1オクターブ高い鳴き声が、大迫力で辺り中に木霊していましたからねぇ。
 

これは、まだ月が沈む前の写真です。NikonのD810でタイムラプス撮影をしようとしたのですが、タイマー付きリモコンの設定が悪かったのか、数コマで終了してしいまいました。これも、貞子ちゃんのタタリか?
 

白鳥座の網状星雲の片割れです。輝星がフィルターに反射したのでしょうか、緑色のゴーストが盛大に発生しています。
 

こっちは、派手な方の網状星雲です。星が爆発した残骸です。
 
 

こいつは、こぎつね座のM27亜鈴星雲です。拡大すると、ピンぼけなのか、ガイド不良なのか、風のせいなのか、星像が肥大しています。
 

これは、大彗星になると予想された方ではない、もう一方の「アトラス彗星・C2019Y1」です。恒星時でのコンポジットですので、彗星自体は流れています。はよメトカーフ処理せーよ、ちゅー感じでしょうか?
 

かみのけ座のNGC4565、紡錘状銀河です。トリミングしています。
 

これは、キャッツアイ星雲です。この対象は、とても小さいうえ、露出をかけると飽和してしまいます。初めて撮りましたが、とても難しい天体でした。
 

大熊座のM101、回転花火星雲です。これまでも撮ったことがありますが、ろくでもない写真ばかりでした。これは、まあ許せるかなぁと言う感じでしょうか?
 

猟犬座のM51(子持ち星雲)です。
 

上記の写真を更にトリミングしたものです。
 

これは、猟犬座のM3 球状星団です。
 

同じ球状星団ですが、これは、ヘルクレス座のM13です。こっちの方が有名ですよねぇ。
 
 

これは、M97(ふくろう星雲)です。
 

いて座のM8(干潟星雲です。)
 
これは、いて座の三裂星雲です。
 
オメガ星雲です。
 
わし星雲です。
 

かなりの低空になってから撮った「M104 ソンブレロ星雲」です。
 

これは、上記の写真をかなり強調処理したものですが「うーむ」な写真になっています。露出とコマ数を考えないと駄目ですねぇ。むしろTOA130Sで撮った時の方が、コントラストや解像度が高かったりして・・・
 

パンスターズ彗星です。メトカーフを使っておらず、恒星時での撮影ですので、彗星は少し流れています。
 

大熊座のM81とM82です。左側のM82は、M81の引力で電離した水素が吹き出し、爆発したように見えます。しかし、この組み合わせでは、周辺減光がかなりあり、周辺の対象は写りが悪くなってしまいます。それに、やはり、風の影響のあってか、ガイドが微妙です。
 

こと座のM57です。リング星雲とも言います。これも、星が爆発した残骸です。これまで、幾度となく撮影しましたが、中心部の暗い部分に星が2つあるのを、初めて撮影出来ました。今回は、これだけで満足です。
 

撮影場所を変えて撮った夏の銀河です。これは、EOS 5D Mark Ⅱ改造カメラを使いました。い、色がぁぁぁ・・・
ちなみに、左側の一番明るい星が、昇りたての木星で、その隣が土星です。
 

撮影風景です。黄色い矢印の所に、乾燥空気を送り込んで、結露対策をしています。にしても、アホ衛門、足短いどー!足みじジイさんと呼んじくり。(言い訳としては、この羽毛のオーバーズボンがモンペのようなデザインのため、元々短い足が、倍増して短く見えるのです。・・・と言うことにしておいて下さい。シクシク。)
 
 

帰宅後、ベランダから撮った月です。クォリティーが・・・進歩なしぢゃ。情けなや。
 
★ 「1997年ヤマトからの卒業 3度目の蝶ヶ岳登山」を「登山記録等」の項目に追加しました。古いねぇ。おほほ。


貧相アブ衛門の嘆き797


2020年4月25日(土)


ZWO社のASI 183 MC Pro保存出来ず。頭悪りぃー!


 今日は、まずクリーニング屋さんに行った後、愛車の点検に行ってきました。
 カーディーラーさんも、新型コロナウィルス感染の対策をされていました。まず、お店に入るとアルコールで手指消毒をしました。
 ちょっと時間に余裕があったのか、保険の見直しをして頂きました。今、入っている保険は、保証しすぎな感じはしていました。前に住んでいた場所で、「このエリアでは、そんな条件(前に加入してた割と安い保険)では何かあった時保証できませんよ。」と、脅かされて?加入したものです。結局、今入っている保険を解約して、新しい条件の保険に入ることになりました。年間で2万円位安くなったようです。えかったわー。
 ところで、昨晩、「ステラショット2」とZWO社のASI 183 MC Pro(冷却CMOSカメラ)の組み合わせでテストしてみました。しかし、まるで駄目尾君でした。後から考えると、出力を他の方式にしなかったのが駄目だったのかなぁ?いや、そんなはずは・・・とにかく「保存で出来ましぇーん。」とエラーメッセージがでるのです。処理している時間もかなり長いですし。
 また、上記の組み合わせにすると、ライブビューが恐ろしく遅く表示されます。露出を短くして試してみても、すごいタイムラグがあります。従って、ピントを出すのが大変です。
 そこで、SharpCapを使ってみました。このソフトでは、露出を短くすることで、割と見たままのライブビュー画面が見られます。何とかピントを出すことが出来ました。しかし、撮影がうまく出来ません。なして?
 本日、アホ衛門の腐った頭では、うまく撮影は出来ませんでした。とほほ。以前、SharpCapでは撮影していたことがありますので、何か間違った操作をしていた可能性が高そうです。
 
 てなことを書いておりましたが、何か知らんけど、SharpCapを使って1枚だけハッブル変光星が撮れておりました。ホンマ、何か知らんけど・・・説明書をちゃんと読めよって・・・
 

こいつが、パソコンを整理していたら、撮れていたことが分かった「ハッブル変光星」です。この時、まともに撮れないと思って、構図がズレたままで修正していませんでした。
 
 この日は、薄明が終わらない時間帯に、望遠鏡をセットしたので「金星」も撮ってみました。気流状態が相当に悪く、更に低空だったのでまともに撮れないと思っておりました。
 

悪気流で激しく揺れていた金星ですが、ZWO社のASI 183 MC Pro(冷却CMOSカメラ)で撮って「Registax」で処理すると、まあ何とか見られる写真になりました。鏡筒は高橋製作所のμ250CRSです。金星撮ったの、ひっさしぶりー!
 

ついでに、アホほど揺れまくっていた細い月をアップします。
 

同じ月ですが、露出をかけて「地球照」を撮りました。

貧相アブ衛門の嘆き796


2020年4月24日(金)


何だかなぁ。


 ベランダ撮影を敢行しました。しかし、今回は「Focus Infinity」が、突然、超ご機嫌斜めになりました。温度差でピントがズレてきたように感じましたので、ピントを再度だそうとしたのですが、その時「Focus Infinity」の調子がとってもおかしくなりました。どうしてだろうねぇ。何か、変な設定してしまったかな。
 また、「ステラショット2」の「スーパー・ポーラー・アライメント」を試しましたが、うまくいったり駄目だったり。うーむ。アホ衛門の頭は、更に腐っていくぅー。どよよよん。
 

 

 この夜撮った「M104 ソンブレロ星雲」です。ISO400の低感度に設定して、露出を多めにかけて4枚のコンポジットです。星雲を明るくあぶり出すような画像処理をして、かなりトリミングしています。そろそろ、ZWO社のASI 183 MC Pro(冷却CMOSカメラ)も使って撮影してみないと駄目ですよねぇ。
 高橋製作所のμ250CRS+CR0.73×レデューサー、EM200 Temma 2 Z赤道儀、SEO Cooled 6D、HEUIB-Ⅱフィルターを使用。

貧相アブ衛門の嘆き795


2020年4月23日(木)


ぐぉぉぉぉー!


 何ざ、こらあああああ!
 このところ、パソコンが大発狂しております。パソコンのせいなのか・・・
 まず、先日のことですが、いつものようにベランダ撮影をしようとしました。しかし、「ん?あれぇー?どうしたのぢゃ?」PHD2.6.7の調子がすこぶるおかしい。「ドリフトアライメント機能」を使おうとすると、そこそこ極軸は合っているはずなのに、むちゃんこ変な表示になるのです。望遠鏡の固定なども再確認してもだめです。この日は諦めました
 昨日は、会社のパソコンまでがおかしくなりました。パスワードが打てないのです。仕方なく電源スイッチを押して強制終了し、再度立ち上げることを繰り返しをしました。しかし、全然駄目です。そのうち、画面にキーボードの表示が出ましたので、そこにマススを使ってパスワードを打ったところ立ち上がりました。その後は、普通に起動してパスワードも打てます。こ、こ、こりは、やっぱし、貞子ちゃんのタタリぢゃー!麗しの貞子ちゃーん、なんかしてけつかねん?(意味不明)
 
 して、ベランダ撮影に再度チャレンジです。すかああああす、やっぱ、だみぢゃん!
 そこで、PHD2.6.7をアンインストールして、再度インストールしてみました。でも、やっぱだみぢゃん!パソコンがめげたのか?赤道儀がめげたのか?アホ衛門は、慟哭しました。しかし、アホ衛門は懲りずにそれを繰り返しました。あ!コネクタが少し緩んどるがな。こいつが原因か?しかし、それでも息を吹き返さず。ならばと、インストールしたPHD2.6.7の設定を完全に初期化することを何度か繰り返し、ダークも取り直しました。と、あららら、復活しとるがなぁ。良かったねぇ。あ、ACアダプターを使ったUSBハブにオートガイダーの端子を接続させていましたが、どうも、これも原因の大きな一つだったような気がします。今回は、新たに購入したケーブルが細いのやつを使ったからなのかも知れません。(違うかぁぁ?)
 更に検証しますと、何故か、ガイド鏡の焦点距離が300mmになっておりました。500mmの設定にしていたはずなのに、なして?やはり、幕府の隠密の仕業か?
 
 そんなことに、時間をかけすぎた結果、実際の撮影を開始したのは、用意を始めて幾星霜。またも、「ステラショット2」を有線の状態で使って「うみへび座の木星状星雲、NGC3242」と「M104 ソンブレロ星雲」を撮りました。おーい、もっと違うモノを撮れよって言われそうですが、我がマンションのベランダは視界が狭いのであります。
 撮り終わった後「ステラショット2」の「スーパー・ポーラー・アライメント」を試してみました。最初に向ける方向に注意をしながら、何度か試してみると、「あ、この方向なら大丈夫そうだ。」と思える位置が分かったような気がしました。結果、その計測を完了した画面が出てきました。「ほほー、PHD2.6.7のドリフトアライメント機能を使って、何ちゃって極軸セッティングしただけなのに、意外に合っているな。」ま、いくらかはズレていましたけどね。
 

「スーパー・ポーラー・アライメント」で計測した後の画面。PHD2.6.7のドリフトアライメント機能を使ってそこそこ極軸を合わせただけなのですが、意外にも、そこそこ極軸は合っていました。あくまでも、そこそこです。東に35分、下に約1°のズレです。高度のズレが、1°もあったのには実は驚いています。高度は、アイベルさんから購入した高度計だけで合わして、PHDでは、東西の修正しかしていませんでしたから、ま、当たり前か。)
 

「ステラショット2」でオートガイドしながら撮影をしているパソコン画面です。

貧相アブ衛門の嘆き794


2020年4月19日(日)


ストレス大全開!


 何かストレス大魔王ぢゃ。アホぢゃ。
 てなことで、何か知らんけど、以前の写真をアップぢゃ。
 

昨年の5月に撮った「八ヶ岳、電波望遠鏡、星達」です。あー、「こっつぁんち」に行きてぇーな。
 

これは、2016年8月に「こっつぁんち」に行く前に、寄った「奥上高地の徳沢」で撮った「明神岳、前穂高岳と銀河」です。後者は、PhotoshopCS6である程度、ノイズを消す方法を発見?しましたので、原画よりノイズがだいぶ減っていますよ。邪道だけどねぇ。・・・しかし、このサイズにすると、描写力が一気に低下しますねぇ。アップして「うそぉー?」みたいな。
 

2018年6月に鏡ヶ成で撮った「夏の銀河」です。Nikon D810ドノーマルカメラで撮りました。

貧相アブ衛門の嘆き793


2020年4月18日(土)


アトラス彗星、やばいかも。


 一時は、金星より明るくなるかも知れないと期待されていた「アトラス彗星」ですが、核の崩壊が進んでいるようです。太陽に近づく前に消滅するのではないかと心配されています。おい、おい。・・・ま、世の中、こんなもんですわ。・・・シクシク・・・泣いとるがなぁ。
 さて、4月16日に、ベランダ撮影で「うみへび座の木星状星雲、NGC3242」を撮りました。晴れていましたが、透明度がかなり悪い状態での撮影でした。またも「ステラショット2」は有線で使用しました。カメラは、SEO Cooled 6Dを冷却の状態で使いました。撮影した後「GearBox」を使って無線でテスト撮影して「スーパー・ポーラー・アライメント」も再度試すつもりでいました。しかし、気が付けば、薄雲が全天を覆ったようです。星がまるで見えません。諦めました。
 

これが、高橋製作所のμ250CRS+CR0.73×レデューサー、EM200 Temma 2 Z赤道儀、SEO Cooled 6D、HEUIB-Ⅱフィルターを使用して撮った「うみへび座のNGC3242 木星状星雲」です。思っくそ、トリミングしています。冷却していることもあり、ノイズはかなり少なくなっています。しかし、目玉みたいな天体ですぢゃ。
 

ところで、高橋製作所のμ250CRSについている、セミオートフォカースの「Focus Infinity」と「EOSUtility」との連携でのトラブルのお話です。具体的には画像をアップロード中と言うメッセージが出てなかなか作動しなくなると言う点です。その時には、それぞれの項目の窓が、突然小さくなるのです。
 しかし、解消したみたいですよ。私の設定ミスでした。ま、USBハブの電源コードが抜けていたこともありましたが、(これは論外!)取り込む画質が大きすぎる時に、ハングアップしていたようです。
 しかし、実際の撮影の際には、一番大きな画質に設定し直しておかないと、折角撮った写真がもったいないことになりますので、要注意です。
 あ、EOS Utilityの露出が「MANUAL」なっていますねぇ。カメラ本体で「バルブ」に設定していても、この表記になります。バグなのかなぁ?ま、動いているから良いか?
 
 実は、本日、かなりの時間仕事をしていました。勿論、外での仕事ではありません。とにかく、変な天気でした。雨も降るのですが、青空も出たり。あ?これって冬の天気ぢゃないかい?
 

 

仕事をある程度終えた後、遊びで以前撮ったM42を画像処理しまくってみました。あはは、ダミだ、こりゃあああ!

貧相アブ衛門の嘆き792


2020年4月15日(水)


アトラス彗星、再び増光へ!


 熱心な天文ファンの情報や、撮影された写真によりますと、核が崩壊したもようのアトラス彗星が、再び増光しているらしいです。一部では崩壊が進んでいるの話も・・・
 まあ、大彗星になるのは難しいでしょうが、写真に撮った時、そこそこ彗星らしい姿になっていれば良いのです。ふむ、ふむ、アホ衛門は心が広いのぢゃ。ケツの穴の大きなジジイと呼んじくり。おほほ。・・・どんなんや?
 

これは、2005年2月?のマックホルツ彗星です。TOA130Sで撮りました。せめてこのくらいになってくれるとありがたいです。踏ん張れ、アトラス彗星!!立て、立つんだ、アトラス!(別に、立たんでよろし。)

貧相アブ衛門の嘆き791


2020年4月13日(月)


EPSON社SC-PX5VⅡプリンター復活?


 昨日は、酒を飲んでは寝て、起きては飲んで、また寝るの繰り返しをしていたため、今朝は午前3時前には目が覚めてしまいました。二度寝をしようとしても、眠れずに、そのまま起きることにしました。本来なら、昨日片付けようと思っていた仕事を少しやりました。
 その仕事なんすが、確認のために印刷しないと駄目なんです。初めは、カラーレーザープリンターで印刷しましたが、やはり細かい字が見づらいのです。てなことで、ダメ元で、EPSONの SC-PX5VⅡプリンターを使ってみました。(頭の腐っているアホ衛門は、カラーレーザープリンターを2台、A3のインクジェットプリンターを持っているのです。)このプリンターは、結構なお値段なのに、全く思った色が出なかったのですよ。それが、先日、デフォルトのままで、パワポに貼り付けた写真を印刷してみたところ、すごく自然な描写が出来ました。今回の印刷もデフォルトで行うと、まともな印刷が出来ました。なして?
 そんなこともあって、ついでのテストとして、2014年に撮った「馬頭星雲」をデフォルトのままで印刷してみました。すると、これが、あーた、結構まともな印刷が出来るではないですか?パソコンのディスプレイとマッチングをちゃんとしていませんので、若干差異はありますが、これまでのことを思えば、雲泥の差です。あー、えかった。
 

これが、エプソンPX5600がお釈迦になった後に使っていた「SC-PX5VⅡ」プリンターです。年賀状の印刷の際には、まるで変な色しか出ずに、四苦八苦していたのです。それにしても、一番良い印刷になるようにあれこれ設定していたのに、デフォルトが一番良いとは、なんたるちーや?(でも、思い出すと、むちゃんこ色々な設定でテスト印刷をしたので、デフォルトでも印刷をしていたような、そうではないような・・・)

今回試してみたのが、この2014年に美星町で撮った「馬頭星雲」です。割と綺麗に印刷出来ました。めでたし、めでたし。
 
 話がいつもの様にワープ致します。着いてきてね。
 今日はドエライ暴風雨でした。大事なものを入れた大きなダンボールを運ぼうと思ったのですが、止めました。中までビショビショになることは必至ですからねぇ。
 あ!何と、米子自動車道がタイヤ規制が入っているのです。大山では、30cm雪が積もったとか。おいおい、記録的な暖冬の後は、これかよ。明日は、予定外の仕事が入っており、岡山経由で広島まで行かないと駄目なんですが、ノーマルタイヤなんすよ。大丈夫かな?一応チェーンは携帯しておきますが。

貧相アブ衛門の嘆き790


2020年4月12日(日)


「天体写真撮影機材」の項目に「ステラショット2」と「GearBox」の項目を追加。


 上記の項目を追加しました。と言っても、頭がパープリンのアホ衛門が、四苦八苦して設定している、アホな行程を単にまとめただけのモノです。アホが書いただけに、初心者の方には、意外に分かり安かったりして・・・んな訳ないか?
 
 ちなみに、昨日は、酒をガバガバ飲んでから早めに布団に潜り込みました。
 して、目覚ましで目が覚めると5時前です。あら?なんでこんな時間に目覚ましをセットしたんだろうと思いました。でも、こんな時間まで(夕方)寝ていたんだとも思いました。
 あ、やばい、クリーニングをとりに行かないといけない。しかし、外がやたら暗いのです。いくら雨が降っているとは言え、暗すぎやしないかい?あれ、歩いている人が異常に少ない。あら?クリーニング店が入っている大型店舗のシャッターが閉まっている。これは、コロナウィルスのせいで、締めてしまったのかもしれない。実に焦りました。
 しかし、ふと気が付きました。午後5時前に起きたのかと思ったのですが、実は、午前5時前に起きたのです。そう言えば、テレビから「おはようございます。」とか言っていたなぁ。完璧なアホ衛門になりました。やばいよ、やばいよ。
 思い起こせば、東京で勤務していた頃に、同じ様な体験をしていました。東京時代は、仕事がとってもハードでした。朝もそこそこ早く起きないといけないのに、帰りはいつも午前様でした。歩く距離も半端なかったですし、猛烈な早歩きをしないと仕事に支障がでますので、毎日クタクタでした。更に、クーラーも付けていなかったので、夏は暑すぎて、毎日寝不足でした。
 と、ある日、家から駅まで歩いていました。「あれー?太陽がやたら黄色っぽく見えるな。ついに身体に異常を来してしまったのか?」自分の身体がついに壊れたと思ってしまいました。しかし、しばらくして、1時間早く家を出ていたことに気が付いたのです。この頃から、アホ衛門でした。笑えるだろう?ワイルドだろうぉー?
 

 いつも通り、文面と全く関係ない写真です。2018年6月17日に、鳥取県の鏡ヶ成で撮ったものです。1978年は既に外灯が沢山ついてしまいましたが、この日は、空の状態が良かったのか、カメラやレンズの性能が良かったのか、結構星が写っていますねぇ。(Nikon D810に純正ズームレンズを使用。)
 ジジイのアホ衛門は、大学1年生の時の強烈な体験を何とかもう一度と思っているのです。とにかく、あの時のイメージは今でもはっきり焼き付いているのです。烏ヶ山(からすがせん)のシルエットをバックに恐怖の星空が広がっていました。とても夏とは思えないほど寒い夜に、ヌエの声が遠くから近くから響き渡っていました。
 
 ああああ!!大彗星なると期待されていた「アトラス彗星」ですが、核が崩壊したのは間違いないようです。アストロアーツさんのHPに投稿された写真でも明らかです。間違って大彗星にならないものでしょうか?
 1976年3月に大彗星となった「ウェスト彗星」は、全く期待されていなかったのですが、太陽に近づいた時に核が分裂しました。その結果、シンクロニックバンドと呼ばれる筆で掃いた様な素晴らしい尾が見られました。(当時は、天候の悪い、島根県の松江市に住んでいましたので、一番良い時期は、良い写真は撮れませんでしたけどねぇ。)
 

 これは、友人のグビタが撮影したウェスト彗星です。撮影日は確か1976年3月14日ですかねぇ。ようやく天気が良くなって撮影したものです。アホ衛門も殆ど同じ写真を撮っていました。(アブ衛門が撮ったものはフィルムがカビカビになっていましたので、彼の写真を使わせて貰いました。固定撮影。)
 
 

条件が一番良好な頃に、友人のタチゲが望遠鏡を使って肉眼で観測していました。彼の言葉を元に「illustrator」などを使って再現した画像です。この当時、アホ衛門は高校生。金もなく上等なカメラもなく、今なき高橋のポータブル赤道儀H型を手動でガイドして撮影をしていました。素手で赤経微動ハンドルを操作して、指の感覚がなくなったことを今でも思い出します。

貧相アブ衛門の嘆き789


2020年4月10日(金)


「ステラショット2」と「GearBox」のアップデート。


 「ステラショット2」と、無線制御デバイスの「GearBox」の連携なのですが、Canon EOS 6Dを認識しませんでした。これは「GearBox」のファームウエアを更新すると繋がる様に書いてありました。その公開が4月初旬と言うことでした。
 しかし、この日は、朝から何度もアストロアーツさんのHPを見ていましたが、その更新の情報は載っていませんでした。もしかしたら、新型コロナウィルスのせいで、遅れているのかな?・・・と思いきや、夜になって突然?アップデータが公開されていました。(1.2.121.1)およよ。ついでに「ステラショット2」の方も、アップデータが公開されていました。(2.0b)この辺り、バグがあった時の対応がとっても早いですねぇ。
 して「GearBox」のファームウエアの更新なんですが、ちと、面倒くさかったです。microSDカードをフォーマットしないといけないのですが、「SD Card Formatter」なるソフトをダウンロードして、このソフトでフォーマットしないといけません。しかし、圧縮されたデータなので、「WIN ZIP」などを使って解凍しないといけませんのよ。しかし、確かちゃんと購入したはずの「WIZ ZIP」は「試用期間は終わりました。購入してちょ。」みたいなメッセージが出るのです。あれぇぇぇぇ?もしかして、サブスクで購入したのかなぁ?でも、これがないと、解凍出来ないので、ポチリました。何か、おかしいどー・・・
 なんやかんやして、NECのWindows10のノートパソコンを使って、ようやくアップデータを入れた「ステラショット2」と「GearBox」の連携がうまくいきました。これでSEO Cooled 6Dも(EOS 6Dを、瀬尾さんが冷却天体用カメラに改造したもの)無線で制御出来ることが出来ました。あー、えかったわー。
 でも、途中から曇ったこともありますが、あらぬ方向に自動導入しています。あららら?ちゃんとセッティングしたはずなんだけどなぁ。でも、何回も確認してやってみても、何か変でした。もしかしたら、根本的なことを間違えているのかも。
 次に、Windows8.1のDynaBookでもチャレンジしました。これまで、このマシーンでは何故か「GearBox」との連携が出来ないままでした。
 まず、このマシーンに「ステラショット2」をインストールする時に、「【VS2012SP4Redist_×86】が必要なので、インストールしてちょんまげ!」と言ったメッセージが出てきます。しかし「インストールに失敗しました。」と言うメッセージが続けて出てきます。まさに「どわわわわー!」と言った心境になります。
 そんなことで、ネットから探し出して【VS2012SP4Redist_×86】なるソフトを探してインストールすることにしました。と、何故かうまくいかず、突然そのソフトを修復しますか?と言うメッセージが出てきました。とりあえず、「はーい、分かりました。修復しますがな。」とクリックしました。
 次に「ステラショット2」をアンインストールしてから、再度、インストールしてました。と、何かうまくいったようです。
 次に「GearBox」の接続です。ようやく接続出来たかと思ったら「制限あり」みたいなメッセージが出ます。およよ?でも、何度か、なんやかんやしていると、そのメッセージが消えました。どーしてぢゃ?なーぜぢゃ?ま、結果良ければすべて良しちゅー感じですねぇ。
 

 

最初は、こんな風にビクセンの「STAR BOOK」の項目しか出ずに、高橋の赤道儀が接続出来ず。焦りました。
 

と思ったら、あーた、とんでもないミスをしておりました。緑の矢印の「GearBox設定」の箇所から、カメラなどの項目をチェックしないと駄目なのです。NECのWindows10ノートパソコンでは、ちゃんとやっていたのに、Windows8.1のDynaBookでは、これを忘れていました。完璧なアホぢゃ。かくして、望遠鏡、カメラ、オートガイダーのすべての項目が繋がりました。(黄色い矢印)でも、Windows8.1のマシーンの方は、動きがかなり遅いです。


貧相アブ衛門の嘆き788


2020年4月9日(木)


新型コロナウィルスがえらいことなってきています。


 本日のニュースで、新型コロナウィルスに感染した人が、全世界で150万人になったと言っておりました。死者は8万6千人に。とんでもない状況になってきました。日本でも非常事態宣言が出されるなど・・・
 ワクチンや特効薬もない現状では、本当に不安でしかありません。
 あららら!私の出身地である「島根県」でも初の感染者が出たと言うことです。出たと言うよりは、PCR検査で感染が確認されたと言うのが正解なのでしょう。
 
  ところで、ラジオなどで「集団免疫」なる言葉が聞こえてきます。ある感染症に対して多くの人が免疫を持っていると、免疫を持たない人に感染が及ばなくなるという考えのことを言うのだそうです。現在、コロナウイルスでは1人の感染者が2人から3人に感染を伝搬させると言われているようです。この流行を終息させるために、もし人口の60から70%の人にコロナウイルスの免疫力があれば、1人から1人しか感染者を出すことができないため、やがて流行が終息していくことになると言うものらしいです。(ワクチンも、ある意味、集団免疫の一つでしょうか?)大昔には、そうやって、ウィルス感染を終息させてこともあるのでしょう。しかし、そんなことは待ってはおれません。
 
 あ、協栄産業さんも店舗営業を臨時休業されています。ゲロゲロ。(通販は継続。)
 
 さて、気を取り直して・・・話がいつものようにワープします。
 大変遅ればせながらのお話です。(もう、とっくの昔に知っとるわーい!と思われている人も沢山おられますよねぇ。おほほ。)
 
 どうやら、高橋製作所から「TEMMA3」が発売予定の様ですねぇ。しかあああし「やはりか!」と言う感じもありました。制御速度が3段階になるとのことですが、どうやら、パソコン無しの自動導入も出来ないようです。また、私としては、是非、月追尾モードは採用して欲しかったです。どっちみち、金がなくて買えませんけど。
 

写真の左側が、今後発売になる高橋製作所の「TEMMA3」。おお、高橋らしい無骨なデザイン。否、質実剛健と言った方が良いのでしょうね。強度、精度は抜群の赤道儀なのですが、そろそろ、デザインや、パソコン無しの自動導入や、様々な天体の追尾モードを採用して欲しかったです。
 
 次に、スタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーの新機種「MGEN-3」が発売になりますねぇ。モニターが大きいカラータイプになります。また、操作性がかなり簡便になるようです。前のM-GENは持っていますが、正直、操作性がイマイチでした。しばらく使っていないと「あれ?どうやって使うんだっけ?」と思ってしまうくらい。ま、それは、私がアホ衛門だからちゅーこともありますが。また、モニターも解像度の低いモノクロで、見にくかったです。
 しかし、何故?M-GENからMGEN-3と、ハイフンの位置が違うのでしょうか?
 

これが「MGEN-3」です。カラー表示になっているし、操作性も簡便になるようで、とっても良さげ。でもアホ衛門の触手は動きません。
 

これが、前のバージョンのM-GEN。(実は、M-GEN1ではなく、M-GEN2だったそうです。)新しい「MGEN-3」の方が明らかにディスプレイの表示が見やすいですねぇ。
 
 実は、最近M-GENは全く使用していません。「ステラショット」を使うようになってからは、これ1本で、カメラ制御、自動導入、自動位置補正、オートガイドまで出来るからです。どっちみち、パソコンを使うので、オートガイダーもパソコン制御でいいやと思っているからです。当初、オートガイダーとしての性能は「ステラショット」より、フリーソフトの「PHD2」や、上記のスタンドアローンタイプの「M-GEN」方が優秀だと思っていました。(アルゴリズムはそうなのかも知れません。知らんけど。)しかし、現在、ガイド鏡をFC60(口径60mm焦点距離500mmの望遠鏡)を使うことで、μ250CRS+CR0.73レデューサをそこそこガイド出来るようになったので、特に不満がないのです。
 しかし、パソコンまで使いたくないけど、優秀なオートガイダーが欲しい方には「MGEN3」はとても良い商品だと思います。例えば、Unitec社のSWAT-350ポータブル赤道儀に、あまり大型ではない鏡筒を乗せて、写真を撮る時にはとても良いのではと思ったりします。
 
 あ!明るい彗星になることが期待される「アトラス彗星」ですが、核が崩壊したらしいと言う報告が、複数あるようです。おい、おい!
 思い起こせば、2013年11月のこと、世紀の大彗星になる期待があった「アイソン彗星」は、太陽に近づいた時に、吹っ飛びましたねぇ。ま、これが、彗星なんでしょうねぇ。



貧相アブ衛門の嘆き787


2020年4月7日(火)


とりあえず撮ってみました。


 帰宅してから、とりあえず、ベランダ天体写真撮影をしてみました。今回は、「ステラショット2」と「GearBox」のコンビでテストしてみました。  
 「GearBox」は現状EOS 6Dには対応していませんので、非冷却のSEO SP3改造のEOS 60Dを使いました。ちょっと時間がかかりましたが、「GearBox」から、カメラ、赤道儀、オートガイダーのすべてを接続出来ました。
 しかし、高橋製作所のμ250CRS鏡筒の「Focus Infinity」は、少なくとも現状は、有線での接続しか出来ませんので、結局「ステラショット2」は、有線で接続することとしました。アホかも。
 極軸セッティングなのですが、「スーパー・ポーラー・アライメント」を、何度か試してみましたが、結局駄目でした。「星が暗くて見えまへんがな。それか、雲がかかっとりまへんか?」みたいなメッセージが出て、機能停止となります。スーパームーンがアホほどまばゆく輝いておりますが「そんな訳はおまへんでぇ。ヒビキさぁぁぁん!往生しまっせ。チッチキチー。」と思っておりましたが、実はそうだったのです。写真を撮ってみても、最初に鏡筒を向けた場所には星が殆ど写っておりませんでした。F7.3の暗さで、尚且つ星が少ないエリアなので仕方が無いかも知れません。TOA130S鏡筒ならちゃんと作動していたかも知れません。てなことで、極軸セッティングは、いつものPHD2.6.7のドリフトアライメント機能で、適当に合わせました。
 ベランダの狭い視界から写せる対象は、実に限られています。そこで、著しく低空ではなかった、木星状星雲を撮ってみました。今回は、対光害フィルターではないフィルターを使っていたので、色の描写が割と自然で、ディテールも思ったよりも写りました。しかし、ステライメージVer.8でコンポジットしようとすると、何故かうまくいきませんでした。てなことで、1枚だけの撮影から画像処理をしてみました。
 

 うみへび座の木星状星雲、NGC3242です。これまで使っていたNB-1フィルターは使用しませんでしたし、今回使用したカメラが、APS-Cサイズなので拡大率が大きくなりました。(HEUIB-Ⅱフィルターを使用。)と言っても、これは、思いっきりトリミングした画像です。かろうじて、木星状星雲って言う感じが分かる写真になりました。撮影したコマ数はある程度あったのですが、「ステライメージVer.8」がご機嫌斜めだったので、1枚から画像処理したものです。(ステライメージの問題ではなく、写真の方に問題があったのかも知れません。)
 対光害という意味では、IDAS社のNB-1フィルターはとても有効ですが、色がちいと赤くなってしまったりなので、今後は、ベランダ撮影でも「LPS-D2」とか「HEUIB-Ⅱ」と言ったフィルターも多用していきたいところです。



貧相アブ衛門の嘆き786


2020年4月4日(土)


思い出をたどりながら。


 「思い出」と言いますと、まずは、先日、新型コロナウィルス肺炎で、突然お亡くなりになった「志村けん」さん のことでしょうか?
 私たちの世代は、ドリフターズの「8時だヨ!全員集合」を知らない人は、まずいないと思います。土曜日の午後8時にスタートする、生放送のお化け番組でした。この番組を見ないと、土曜日が来たと思えないとすら思っていました。
 元のメンバーの一人である「荒井注さん」が、年齢的な理由でドリフターズを脱退してから正式メンバーになった「志村けん」さん。当初は「荒井注さん」のイメージが強く残っていたため、ブーイングすら起こっていたように記憶しています。しかし、その後の快進撃は皆さんも周知のことだと思います。
 本当に、突然お亡くなりになった気がします。新型コロナウィルスは、高齢だったり、持病をお持ちの方には、命を奪う恐ろしいウィルスだったのですねぇ。心からご冥福をお祈り致します。
 まだ、健在だったつい最近に「志村けん」さん のこれまで半生をたどった特番が流されました。今から思うと、あの番組は、ある意味運命的なものを感じさせられました。
 
 さて、話が変わりますが、本日、私は、いつものクリニックを受診した後、思い出をたどって、鳥取県の名峰、大山(だいせん)に行ってきました。風が強く、そのおかげもあって、とても透明度の良い日でした。(勿論、濃厚接触は全くありません。人もむちゃんこ少なかったですし。ま、一人だけに挨拶をしましたが、それとて、そこそこの距離で、1言、2言だけでした。)
 
 途中、桜吹雪のワインディングロードを走りました。ああ、いつの間にか、4月になったんだ。季節の変わり目すら感じることが出来なかったのに・・・
 

途中で撮った「出雲富士と桜」。この位置からだと、大山は、まさに富士山に似た山容をしていますねぇ。
 
 まずは、桝水高原にて写真をパチリ。天気が良かったのと、Nikon D810の性能も良かったのか、自分では、ほぼ納得の行く写真が撮れました。
 

新型コロナウィルスのせいか、人が異常に少ない「桝水高原」です。(ますみず)確か、以前は、この辺りからも登山道があったのだが、今もあるのでしょうか?
 
 それから、三ノ沢で小休止です。今まで気が付かなかったのですが、直ぐ近くに駐車場があるのを初めて知りました。うーむ、何十年も気が付かないなんて、完璧なアホぢゃ。
 この場所は、1979年の大山縦走の時、タチゲが顔面をザックリ切る怪我を負って、急きょこの場所に出て来たように記憶しています。「文珠堂」と言う祠があります。今日の三ノ沢は、随分整備されて、昔の面影からは大分イメージが変わってきています。でも、勿論、大山南壁の素晴らしい光景が、今でも見ることが出来ます。1979年の7月に大山山頂から見た「蛍の大乱舞」もこの場所だったのでしょうか?遙か眼下の沢を無数の光の群れがジワジワ登ってくる光景に、美しいと言うより、畏敬の念で見ていました。
 

この位置からだと結構残雪が見られますねぇ。大山は、老年の山で岩がボロボロです。その砂礫をコントロールする堰が整備されています。(三ノ沢から)
 
 次に、大山南壁が実に綺麗に見られる「鍵掛峠」に寄ってきました。大山南壁はまだ残雪があり、実に綺麗でした。いつか、また、この場所から大山南壁をバックに星を撮りたいと思います
 

  これが、鍵掛峠から見た「大山の南壁」です。さすがは、観光名所になっている場所だけあって、南壁を見るには一等席です。しかし、夜に常時点灯するトイレが付いたので、ここで、まともに星が写せるのでしょうか?

 
 それから、奥大山スキー場(現在は、営業中止になっている。と言うよりは、後任の経営者が見つからず、閉鎖?になっているのです。)に行ってきました。この付近の高原は「大平原高原」(おおなるばらこうげん)と呼ばれていますが、現在では、その名前で聞くことは殆どありません。しかし、どうして、あの漢字で「おおなるばら」と発音するのでしょうか?ま、そんな話はどうでも良いですが、ここからは大山南壁が結構綺麗に見られますよ。
 また、この場所の直ぐ近くには、木谷沢渓流がすぐ近くにあります。「宇多田ヒカルさん」がサントリーの自然水のCMをやっていた場所です。
 

以前は、ただ素通りをしていただけの「奥大山スキー場」。こんなに美しい光景が見られるにアホな事をしていました。
 
 次に、烏ヶ山展望駐車場にも寄りました。鳥取県の米子市に来てから、何度か星の撮影をした場所です。アトラス彗星の撮影には適しているのだろうかと、見てきました。西側がちょっと死角になる部分があるので、何とも言えない感じです。
 

ここから見る「烏ヶ山」は、あの頃見た「感動の烏ヶ山」とは、山容がちょっと違います。しかし、今尚、昔の鏡ヶ成に匹敵する星空が見られます。でも、低空の天体写真撮影には、電線も木々もちょと邪魔だなぁ。
 

 その後、「心の故郷」でもある鏡ヶ成(かがみがなる)に寄ってきました。新型コロナウィルスのせいなのか、人影もまばらでした。多分杉花粉だと思うのですが、結構飛んでいて、目がショボショボ、クシャミが今にも出そうな状況です。
 鏡ヶ成は、その昔は(1973年頃から何十年間。)黒土で、カヤのような草が生い茂る草原でした。しかし、今では、土は入れ換えられ、服や靴が真っ黒になることもありません。また、芝生が植えられ、ある意味とても快適な場所になっています。
 1977年頃までは、外灯も殆ど無く、漆黒の空に、低空までドエライ星が輝いていました。烏ヶ山のシルエットをバックに輝く、あの鮮烈な星空は今でも忘れられません。神秘的と言った表現では、とても表せられない程の恐怖の星空でした。
 

鏡ヶ成駐車場の一つから見た「烏ヶ山」(からすがせん)。高校1年と高校2年、そして、大学1年の時に、この山をシルエットに猛烈な星達の輝きを見たことは一生の思い出です。やがて、時代の流れなのでしょう、キャンプ場はオートキャンプ場となり、外灯もあちこちに付いてしまいました。
 

現在の鏡ヶ成は、整備されてとても快適になりました。しかし、昔の鏡ヶ成を知っている者としては、ある意味、一つの思い出が消えてしまったことにもなります。
 

1977年当時の鏡ヶ成は、こんな状態でした。土は、真っ黒なもので、すぐに靴やズボンがまっ黒けになりました。カヤの様な植物が生い茂っていて、それを低く刈ってありました。
 

1977年8月に皆で撮った記念写真。当時はトーテムポールがありましたねぇ。何もかも皆懐かしい。
 
 キャンプセンターに行くと、屋根から落ちた残雪が結構ありました。とんでもない暖冬だったのですが、まだ雪が残っていたことに、何故かホッとしました。
 

見よ、キャンプセンターの屋根から落ちた雪が、今尚、これだけ残っていました。
 
 大学1年生の時にテントを張った場所は、今では「ホトトギス」と言うエリアになっています。今でも、あの頃の友人達がまだそこに居て、思いっきり笑っている、そんな錯覚にとらわれました。
 

特に、大学時代にテントを張っていたのは、この場所だったと思います。あの頃の思い出が一杯落ちていました。
 
 その昔、キャンプファイヤーをやっていた広場は、まだ緑色は少ない状態です。でも、ふと、高校1年生の時、学校の行事でキャンプしたことが思い出されました。憧れていた女性もこの場所でフォークダンスをしていました。小心者の私は、勝手に撮影係をかって出て、フォークダンスの輪に入ることはありませんでした。もし、フォークダンスをしていれば、好きだった娘と手を繋げていたかも知れません。えーい、このエロジジイがぁぁぁ!!
 

まだ、緑も少ないこの場所。高校一年生の時、学校の行事のキャンプで来て、皆がフォークダンスを踊っていました。
 

高校一年生の時の、フォークダンス風景。この中に、ただひたすらに憧れていた女性が写っています。あまりにも美人過ぎて、一言しゃべったことがある程度。若かったよー、アホ衛門。
 

キャンプ場の駐車所の石垣には「ふきのとう」が咲いていました。
 

鏡ヶ成の駐車場からは、象山が見られます。象を横から見た姿によく似ているため、そんな名前が付いています。学生時代、皆と一緒にこの山に登ると、星空が見られるというジンクスがありました。
 

ここは、勝手に「発狂トンネル」と名付けた場所です。大学時代、グリークラブに入っていた「タチゲ」がここに来ると、発狂した様に「発声練習」をしたことから、そう名付けました。また、この辺りで「ラップ」かも知れない、とても不思議な音を何度も聞いたことを思い出しました。
 

キャンプ場の炊事場です。これが出来た時には「随分モダンな建物が出来たなぁ。」と思っていましたが、既にコケなどが生えてしまっています。時は流れたのです。
 
 その後、大川寺にも行って来ました。大川寺に入るには、拝観料?がいるので、いつも横目で見ながら通り過ぎるだけでした。しかし、今回は300円也をお支払いして中に入りました。大川寺の境内に入ったのは、もしかしたら、1979年ぶりかも知れません。あの年は、大山縦走をする前に、この地に来て写真を撮ったり拝んだりしたのではないかと思います。
 当時、ピンぼけにしか写っていなかった「牛さん」も今回はジャスピンで撮りました。また、お袋さんのことと、お袋さんを介護している姉貴の健康を祈ってお祈りをしておきました。
 

大川寺に向かう参道を歩く。チョー運動不足のアホ衛門は、ちょっと歩いただけで足に来るわ、息は切れるわ・・・でも、少し歩くと急に楽になってきました。
 

大川寺前の山門。いつもこの門を横目で見ながら「金門」に向かっていました。

 

 

大川寺にある「牛の像」。1979年には、眼鏡が壊れて(すぐに、修復したけど。)ピンぼけの写真しか撮れませんでした。
 

これは、伯耆観音霊園の建物でしたっけ?多分。
 
 次には、下山神社にも行って来ました。今にも崩れそうな風化した木造の神社です。
 

以前にも撮ったことがある「下山神社」。とても古い建物の様です。
 
 その後、「金門」にも行ってきました。金門からは大山北壁が実に綺麗に見ることができます。残念ながら、大山山頂付近にはガスがずっとかかっていました。1981年3月、深い雪をラッセルして北壁の上の夏の星座を写した場所でもあります。
 

「金門」に向かう石畳の参道。殆ど濡れていることが多くて、滑って危険だったのですが、今日は乾いていて歩きやすかったですねぇ。
 

この日は、夕方から天候が崩れてくる予報でした。丁度、この頃、雲がやって来て、大山山頂を隠し始めてしまいました。結構、雪が残っていますねぇ。(金門にて)
 
 以前「いもと あやこ さん」がエベレスト登頂を目指していた時、近くの岩場でロッククライミングの練習をされていた岩場もあります。
 

これが、以前「いもと あやこ さん」がエベレスト登山に向けて、練習をした大きな岩場です。と言っても、彼女からしたら、こんな小さな岩場では物足りなかったでしょう。たまたま、彼女の地元である鳥取県に帰省したので、ついでに撮ったのでしょうねぇ。
 
 久しぶりに鳥取県の大山に行けて良かったですねぇ。でも、昔はいつも友人と一緒にいたのに、今は一人で・・・ちと寂しいー!!
 
 帰宅してからは、天候も悪かったので、部屋の中で、「ステラショット2」と「GearBox」のテストをしてみました。
 先日は、NECのWindows10のノートパソコンでは、「GearBox」の接続を確認しました。本日、実際に動かしてみると、無線で望遠鏡もガイド用のCMOSカメラもちゃんと動いているようです。しかし、EOS 6Dにはまだ未対応なので、EOS60Dを使用してのテストでした。
 ならばと、先回接続出来なかった、Windows8.1のDynaBookで試してみました。「GearBox」自体には、ようやく接続出来ましたが「高橋製作所のEM200 Temma 2 Z」の項目が出てきません。何故か、ビクセンのSTARBook TENの項目だけは出てくるのです。うーむ、Windows8.1には対応しているはずなのですが・・・やはり、私の頭が腐っているのか・・・ま、Windows10のマシーンでは接続出来ていますからねぇ。あ、EOS 6Dにはまだ対応していないから、しばらくは有線で使用となるでしょうねぇ。およよ。