貧相アブ衛門の嘆き640
2018年11月5日(月)
じぇったい、タタリぢゃー!
ふにゃにゃにゃー、疲れ果てましたなぁ。
昨日は、疲労困憊のところ、深酒もやらかしまして、とっても体調悪し。完璧なアホだわ。学習能力「ゼロぉー」だわ。いっぺん死んだ方がエエわ。
実は、金曜日は山口県の宇部市でお仕事でした。これが、結構しんどい。まず、岡山からレンタカーを借りて、機材を積んで、広島市へレッツラゴー。ここで、仕事に使うあるモノをゲット。しかし、思いの外、到着に時間がかかり、実に焦りました。そこから、山口県の宇部市の得意先に行って、夜の9時半頃までお仕事。これが、結構キツいのです。勿論、その日はホテル泊まり。
土曜日は、午前6時頃起きて、レンタカーを走らせ、岡山営業所に行って、重い機材を戻しました。そこからは、社用車で帰宅。この日だけでも460kmは走ったかな。睡眠不足と疲れから死にました。(生きとるがなー!)どんだけー!
しかし、ここからが、いつものアホ衛門とは違っていた。エライ、エライ。撫で撫で。おお、有森裕子さんの名言「自分で自分を褒めたい。」ですなぁ。
何となれば、月灯りも少なく、快晴だったからです。この日を逃したら、次のチャンスはそうは来ないと思ったのです。んだなや。
大慌てで、天体写真撮影の機材を車に詰み込みました。前に住んでいたマンションは、エレベーターなしの4階だったので、そりゃあ、大変な作業でした。でも、今のマンションはエレベーターがあるし、先日買った「台車」があるのです。これで、随分楽に、しかも早く積み込むことが出来ました。
撮影場所は、先日行ってみて「ここはいいんぢゃないのぉー?」と思った場所です。標高も多分900m近くあります。
もうすっかり暗くなってからの到着でしたが、これまでの練習?で(否、失敗でか?)結構早くセッティングが出来ました。ま、鏡筒バンドを取り付けた時に、意外なほどにグラグラしていましたので焦りましたけどね。それは、何と、赤道儀の上部についているリングを固定している、六角の穴ネジがユルユルになっていたからなんですけどねぇ。前回、こんな状態でよく撮影出来ていたのものだなって、ある意味感心。(すなー!)今回は、超便利なソフト「ステラショット」も初めから快調に動いています。よしよし。撫で撫で。
しああああああし、この標高、湿度の高さから、ジムケンドリックのヒーターが役に立ちません。ガイド鏡に付けていたヒーターの方は、もしかしたら、お釈迦になっている可能性もあります。結露が半端ないわ。残り少ない桐灰カイロを使おうと思いましたが、ライターが見当たりません。どわわわー!探してみると、ラッキーなことに「ヒーターのよこた」さんちのヒーターがありましたがな。(モバイルバッテリーにUSBで繋ぐタイプ)これでガイド鏡はギリギリ何とかなりました。えがったわー。
しかし、TOA130Sの対物レンズも結露しております。こんなことは初めてです。しかも、撮影の最後の方で、結露したことに気がついたのです。アホぢゃ。鬼畜ぢゃ。酒乱ぢゃ。エテコぢゃ。ピテンカントロプスぢゃ。ウンコちんちんぢゃ。(従って、折角撮った対象も、特に輝星の周りがボケて肥大化しております。)
時折、薄い雲が通過しましたが、実に素晴らしい星空でした。まさに高校生の時と、大学1年生の時に見た「鏡ヶ成の恐怖の星空」に近いモノがありました。当時のことを思い出して、何かウルウルとしてきました。実は、この場所は、鏡ヶ成に近いのですよ。
沈むカシオペア辺りの銀河が半端なく綺麗でした。「あの頃、みんなで見た星空は、まさにこんな星空だったよねぇ。ああ、みんなとまたこんな星空を見てみたいなぁ。」真剣にそう思いました。あんな感動はもう味わえないのかな?そんなことはないよね。また、見られるよねぇ。
して、日曜日の午前4時頃に帰宅して、11時頃まで寝ていました。しかし、疲れが全く取れていません。ですが、まだやることが沢山あるのです。
入院しているお袋さんに会いに行かねば・・・その前に、姉貴を車に乗せる可能性が高いので、撮影機材を、またも自分の部屋に持って上がることにしたのです。
・・・しかし、ここで、とんでもない悲劇が・・・プラスチックのコンテナに、鏡筒バンド、赤道儀のバランスウェート、BOSCHのディープサイクルバッテリー何ぞを入れて、台車に乗せて運んでおりました。いっぺんに部屋に持って入れないので、一部を手に持って部屋に入った途端「ガラガラガラー!」と、とんでもない音が・・・ま、まさか!そうなんです。台車が勝手に動き出し、コンクリートの非常階段を転げ落ちたのです。や、やってもうた!!!
鏡筒バンドは、上の部分のブリッジが外れていました。バッテリーは、一部が破損して中の液が出てしまっています。しかし、バランスウェートはタオルでくるんでいたので意外なほど被害はありませんでした。バッテリーはもう破棄するしかありません。買ったばかりなのに。ぐれようかなぁ。いかがわしいお店に行こうかなぁ?(金がないので・・・同情するなら金おくれ!」
鏡筒バンドの本体は、これもタオルで包んでいたので、ブリッジが外れた意外はそれほどの被害はありませんでした。しかし、このブリッジを再度取り付けようと思って試行錯誤したのですが、ダメなのですよ。あーあ、お釈迦になっちまったか?落胆度数100万。
と、ふと気がつきました。ブリッジが表裏逆になっているのです。NJP Temma 2から、現在のEM-200 Temma 2 Zに取り替えた時に、反対に付けたようです。逆に、これで、よく固定できていたものだね。完全なアホぢゃ。てなことで、ブリッジは本来の形で固定が出来ました。前より良くなって・・・ああ、良かった。それよりも、この非常階段に人がいなくて良かったです。いたら、大変な事になっていたかも知れません。
買ったばかりのBOSCHのディープサイクルバッテリーは、上部が割れてしまい、お釈迦になりました。その日のうちに、有人のガソリンスタンドで処理して貰いました。その代わりと言っては何ですが、ガソリンを入れ、手洗い洗車もしてもらいました。
鏡筒バンドそのものは、バスタオルに包んでいたので、これまた、思いの外被害はありませんでした。しかし、上のブリッジが外れて吹っ飛んでいました。実は、ブリッジの向きが裏表逆だったのです。正しい方向にして取り付けたら、前よりしっかり固定できました。まあ、何と言う怪我の功名?(ん?ホンマに逆に付けていたのかは、何か怪しくなってきたけど。)
後で見ると、特にバランスウェートを包んでいたタオルは、ナイフでめった刺しされたように切れていました。タオルのおかげで、被害が殆どなかったんだ。
次に、お袋が入院している病院に行って来ました。お袋さんは、先週会った時より随分回復しているように見えました。話がかみ合わないことも多くありますが、割と普通に会話も出来ましたし。自分が救急車で運ばれて入院したことは分かっていないようでした。自分では、普通に通院してから入院したと言っていました。ま、高熱もあり、意識が朦朧としていましたからねぇ。
その後、主がいない、お袋さんちに行きました。先に病院に行っていた姉貴が、お袋さんちの部屋を片付けてくれていました。その後、姉貴を車で自宅に送りました。私は、食事をした後、出していたクリーニングをとりに行ってから帰宅しました。しかし、実に体調が悪い。そこで、またも酒を飲んで寝ることにしました。(その酒がいかんのぢゃ!!アホー!)
何時だったか、目が覚めると、仕事をすることにしました。まずは、そのままの形式では見られない動画のファイルの変換をば・・・なぬぅー?i Mac Proが変なメッセージが出たまま、全く起動しないのです。何かを勝手にインストールスしようとしている様子ですが、それがうまく出来ないとの英語のメッセージのようです。しかし、色々試してみたのですが、まるで起動しません。そこで、最後の手段「Time Machine機能」を使う事にしました。10/31のバックアップがありまして、それを使って、何とか修復することが出来ました。その時間3時間以上。泣けるのぉ!直ったから良かったのですが、原因は何だったんでしょうか?ウィルス??
i Mac Proの画面に出ていた、訳の分からないメッセージ。わたしゃ、何もインストールしたつもりはないのですが、勝手にインストールが始まり、途中で止まってしまったようなメッセージでした。これは、タタリか?たぶんそうぢゃ。死刑ぢゃ!!!
更に、土曜日の夜から日曜日にかけて撮った天体写真を、ステライメージVer.8とPhotoshopCS6で画像処理してみました。相変わらず、星マスクは、うまく出来ているのかすら分かりません。更に、前述の様に、対物レンズがいくらか結露してしまったこともあり、実に残念です。
今回撮った馬頭星雲。8枚合成だったのですが、結露が・・・輝星がにじんでいます。泣けるのぉ−!更に、インチキ画像処理でごまかしていますが、下の方に円形の青いハレーションが写っていました。和歌山で撮影した時にも写り込んでいるモノがあったよねぇ。もしかしたら、パソコンのディスプレイの光かも。気を付けないと。
これは、オリオン大星雲。画像処理がまるでダメだな。今度処理し直そうっと。
これは、網状星雲の片割れ。(星の残骸です。こっちの方が派手です。)
こちらは、ちょっと地味な方の網状星雲。でも、結構好きです。
これは、北アメリカ星雲。形が北アメリカ大陸に似ていることから名付けられました。(ホンマ、クリソツですね。)TOA130Sに×0.7のレデューサでは、対象物がはみ出ています。
お馴染みの「プレアデス星団」。和名は「すばる」。これまた画像処理が下手すぎ
る。これも処理し直しだなぁ。原画は、割と細部が写っていたからねぇ。
これはカリフォルニア星雲。これも、結露のせいで、輝星がにじんでいます。2枚だけの合成。
定番のアンドロメダ大星雲です。フィルターは、IDASのLPS-D2なる「LED光源に対応した対光害フィルター」を使用しました。原画は対光害フィルターなので、バックはかぶらずに写っています。(前に付けていたのを忘れて、そのままこのフィルターを使っただけなんですけどねぇ。)これまた、画像処理がダメだなぁ。
こちらは、色再現性が良くて、露出倍数があまり増えない「IDASのHEUIB-Ⅱ・玄天52mm QRO」なるフィルターを使用しました。玄天フィルターは薄いので、上記の通常の厚みのフィルターとではピントの位置が異なります。
ちなみに、鏡筒は高橋製作所のTOA130Sです。(口径13cmの特殊設計のED屈折望遠鏡。)架台は、同社のEM-200 Temma 2 Zです。カメラは、SEO COOLED 6Dです。(Canon EOS 6Dのフィルターを天体用に交換して、ペルチェ素子を使って、CMOSセンサーを、外気温から−25℃ほど温度を下げてくれる優れものです。これでダークノイズが激減します。そんなこともあって、今回もダークは撮っていません。だって、この日の寒さならCMOSセンサーの温度は-20℃以下でしょうからねぇ。あ?温度センサーの電池がまた切れたみたい。温度が見えないよーん。)