こっつぁんち 2016年8月の旅(ほぼ完成版)
毎度お馴染み、記憶にかなり曖昧なところがありますので、そこんとこヨロピク。
 

 
2016年8月13日(土)

 
  この日は、奥上高地の徳沢からのスタートとなった。小淵沢ICを降り、ガソリンを入れ、コンビニで酒等を補給しておいた。そして、ようやく昼の12時半頃に「こっつぁんち」に着いた。当然のことながら、この時間、お客さんは誰もおらず。しかも、結構暑い。
 結構疲れているのだが、荷物の整理をし始めた。まず、持ってきた望遠鏡をセッティングする。今回持ってきたのは、事前まで結構悩んだが、結局のところ、架台はビクセンのSXPとなった。観望と言うことを考えれば、パソコン無しで自動導入出来るから便利なのだ。強度よりも利便性を重視したのだ。そして、鏡筒は、スカイウォッチャーの18cmマクストーフカセグレンにした。高橋のTOA130Sも考えたが、移動中に痛むのも嫌だし、観望には口径がものを言うので、これにしたのだ。
 

 これが、今回持って行った望遠鏡だ。相変わらず、セッティングを終えると、大型のタイヤカバーをかけて、雨などから保護するのだ。
 
  宿主の「こっつぁん」に、お願いをして、洗濯をさせて頂いた。洗剤と柔軟剤は、持参していた。(民宿に洗剤と柔軟材持参とは、おー、すごい。と言うより、アホぢゃ。)何せ、上高地の小梨平まで着ていた服が、汗でびちゃびちゃになっていたので、そのままほったらかしにしていたら、後で大変な事になるとも思ったのだ。
 それにしても、荷物が多すぎるねぇ。愛車のSHUTTLEは、助手席しか空いていない状態だ。何せ、パソコン2台、外付けハードディスク、iPad Airも持ってきている。恐らく、民宿に延長コードを持ってくる奴は、私ぐらいなものか?完全なアホだ。死刑ぢゃ。
 
  お客さんと言えば、昔のビデオにも映っているU氏とその奥さん、そして、やや常連になりつつあるN氏なんぞもおられた。
 
  こっつぁんが、清里にある「萌木の村」にある「ロック」が、つい最近深夜に火事があり、全焼したと話してくれた。しかし、私はその「ロック」なる店は、じぇんじぇん記憶にございません。U夫妻は、明日行くことにしていたので、大ショックを受けていた。・・・後日、以前に私が編集した「こっつぁんち」ビデオビデオを見えていたら、あーら、ここって、2回程行って、食事もとっていた店ぢゃーん。アホか?完全なボケ老人!
 夕方「こっつぁんち温泉」で一番風呂に入り、夜はあいもからず、お客さんも含めて酒盛りとなった。だって、夜は天気が悪いんですよ。いと、かなし。坊主頭のO氏も相部屋になった。意外なことに、彼は、列車の話が合うのか、N氏と部屋でずっとしゃべっていた。
また、愛知県豊橋から社会人1年目の男性3人のグループも来ていた。8月15日にお帰りだそうだ。明日は、白州のサントリーのウィスキー工場を見てくると言われていた。
 
  実は、千葉県のY高校の地学部天文班が来られていたのだ。確か、2012年からのお付き合いか?引率のY先生は、私と年が近いこともあり、ちょこちょこ話をさせてもらっている。
 この学生さん達、これまでは女子ばかりだったが、今年は男子も3名いた。
 ドイツとのハーフの女子は、昨年も会っていたが名前を知らなかったので、思い切って聞いてみた。と「○○です。」と。「えっ?思いっきり日本人の名前ぢゃーん。ベルンハルト・陽子みたいな名前かと思っていましたよ。」とふざけて言ってみる。他の生徒が、「○○先輩。」と呼んでいる。「えっ?○○さん、先輩になったの?」その後、私は、その子のことを「○○しぇんぱーい」と呼ぶことになった。「○○しぇんぱーい・・・呼んでみただけ。」このオヤジの行動で、彼女からめいっぱい嫌われたかも知れない。おほほ。日本では、女性にこう言うのが礼儀なんですよ。なんてな・・彼女は、結構暑いのに、何故かコウモリの「つなぎ」のような服を着ていた。
 その学生の中の少し小柄な男子は、何と、登山が好きだと言うことで、大学は、登山の有名な所に入りたいと言っていた。登山での怪談もしておいた。がっはっはっはっ、ちいとはビビったか?ところで、彼は、私が学生時代に憧れていた登山家「ラインホルト・メスナー氏」も知っていてビッツラした。本当に登山が好きなんだねぇ。
 彼らは、時折小雨の降る中、花火大会をしていた。若さだねぇ。昨年は、その花火大会にもお付き合いしたが、今年は徳沢で体力を消耗していたし、あまり、こんなジジイがしゃしゃり出ても悪いと思って、遠慮させてもらった。


 
2016年8月14日(日)
 
  本日、Y高校の天文班の面々は、お帰りだとのこと。しかし、彼らの荷物のすごいこと。キャリーバッグを持参していたのだ。「今や、これは当たり前です。」と。へぇー、そうなんだ。
 
 

Y高校の天文班の皆様を「こっつぁんち」の前で記念撮影だ。
 
 ところで、ブリザードギャグ軍団の総帥「オマサ・ビーン・ラディン氏」と、彼の友人で、通称「チャーさん」も昼前頃にやって来た。そこで、私の車に乗って、清里にあるジャガイモ料理のお店「ふきのとう」で昼食をとることにした。
 

 あいもかわらず、ジャガカレーとソーセージを食した。
 

 「ふきのとう」でポーズをとる、「チャーさん」と「オマサ氏」
 
  さて、夕方になると、「チャーさん」と「オマサ氏」とで、泉館なる温泉に行った。早めに行ったこともあり、割とガラガラだった。
 その後、「セブンイレブン」に寄った。酒を補充したかったこともあるのだが、その隣にいる、いつものワンちゃんに挨拶したかったのだ。
 

 寝起きを襲った?ので、実に愛想のないワンちゃん。それでも、何とか私のことは覚えているようだ。
 
 実は、本当は、今日は「野郎共の館」になるはずだった。しかし、突然女性二人組が来るとのこと。
 「どうせ、年配の女性でしょう?」と言うと、「いやー、電話の声は結構若かったよ。」と、こっつぁん。ホンマかいな?
 
  夕方になって、その女性達がやって来た。ゲロゲロ、むっちゃんこ、若いやんけ!聞くと、社会人一年目なのだそうだ。「ホラ吹きこっつぁん」ご免なさい。一人の女性は、例の天文班のあるY高校の近くが出身なのだそうだ。
 と、「電波望遠鏡は何時まで見られるんでしょうか?」と聞いている。結局、午後6時までだと分かる。しかし、野郎共は、既にビールをかっくらっていたので、車でお送りすることは出来ない。そこで、私がしゃしゃり出て、歩きで、天文台までご案内した。おいらって、結構あぶないぢゃーん。しかし、天文台では「帰り道はもう分かりますから、どうぞ。」みたいに追い返された。とほほ。だよねー。おいら、酔っ払いのジジイだもんねぇ。
 
  夜になって、本格的な酒盛りが始まった。北海道から電車に乗ってきた、大柄の男性もいた。ベンツに乗ってきた男性の親子もいた。この親子、実におもしろい。お父さんが「ボケ」で、息子さんが「つっこみ」の漫才師みたいだ。何でも、10年以上ぶりにこっつぁんちに来たのだそうだ。とにかく、仲が良さそうだ。
 
  あの若い女性は、飲み会にはなかなか来ることはなかった。「そうだよな、こんなオヤジ連中ばかりが、既に出来上がっている酒盛りには、来づらいだろうよねぇ。」と思っていたら、やって来たのだ。マジか?ちとウレチー!
 その後、少しだけ星が出ているので外に出てみた。あの若い女性達に聞いてみる。「望遠鏡で見たいですか?」と。すると「はい、是非。」との返事が。ぐぇー、今からセッティングでっか?
 かくして、スカイウォッチャーの18cmマクストーフカセグレンを出すこととなった。北極星が見えないので、超いい加減なセッティングだ。時間的にも、雲の切れ間から見える月ぐらいしか見せてあげることができない。それでも、彼女たちにも、他のお客さんにもいくらかは喜んでもらえたように思える。また、月よりも、感動してもらったのは、遠くの建物の、窓硝子が見えたことか?やっぱ、変態望遠鏡かよ?
 
  その後、2014年に作成した天体写真のDVDをご覧頂いた。(実は、今年もFinal Cut Pro Xなるソフトで新たに作成したのだが、DVDに焼いてみたら、何故か解像度が結構悪かったので放映?を止めて、古いものを上映したのだ。)
 

 こっつぁんちのHPからがめた画像。時折、変態合成写真が出るので、悲鳴が???
 

 翌朝撮った写真。彼女らは善光寺の方に行くげな。 ちなみに、男女は別々のグループです。ピントが、後ろにいる「オマサ氏」に合っています。ピントすら持って行く「オマサ氏」、げにおとろしか。
 
 その後、ベンツの親子の部屋で更に飲み、12時半過ぎまで呑んでいたのかなぁ。翌日、完全な二日酔いと、完璧な寝不足に。眠剤を飲むのを忘れたのですが、部屋が暗くて探せなかったのですよ。おー、薬、薬!!って、完璧な病気ぢゃーん。


 
 2016年8月15日(月)
 
 今日は、お客さんも少ないし、野郎共の館になるとのこと。間違って、あの若い娘達のようなお客さんが来ないかなぁ。うーむ、エロオヤジだべぇ。
 

朝、ご覧の通り、野辺山は深いガスの中。豊橋から来た若者3人組の一人が写っている。この人、若いのに、ものすごい冷静なんですよ。
 
 
 何時頃だったか、こっつぁんが、お客さんを車に乗せてやって来た。「おや?○○さんぢゃないですか?こんつわー。」○○さんは、かなりの常連客で、夏になると、こっつぁんちに長期滞在するのだ。(と言っても、長くても1週間ちょっと位か?)人がいない時、畳のある部屋で、大柄な身体でごろっとされているので、いつしか、その部屋が「トドの間」と呼ばれるようになったのだ。なんちゅー、エピソード。
 しかし、寝不足や、これまでの疲れが出てしまって、本日はまるでやる気無し。「オマサ氏」と温泉にでも行こうと思ったが、既に夕方になっていたので、それすらやめた。なんちゅー、怠惰な生活。
 そう言えば、バイクに乗ってこられた、男性が二人おられたが、結構、強烈なキャラ?だった。また、かなりの巨漢のお客さんも来られていた。そこで、早速「親方2号」のニックネームを命名した。とにかく、私は、勝手に知らないお客さんに、「あだ名」を付けてしまうのだ。ちなみに、「元祖 親方」さんには、最近全く会っていないな。ゴールデンウィーク時期には、タケノコを送ってくれるので、こっつぁんちで「タケノコご飯」をありがたく頂いているのだが。
 夕食は、結構品目も多く、量も多かったので、死ぬほど満腹になった。この際、「こっつぁん」の奥様である「ウマちゃん」が語ること、語ること。普段、黙々と食事の用意をされているので、ストレスが溜まっていたのでしょうかねぇ。
 

 この日の夕食の一部。あー、食った、食った。
 
 その後、毎日の恒例である、酒盛りが始まった。バイクで来られた年配の男性と、「親方2号さん」は、途中から、殆どあちらの世界に行かれそうになっていた。(おねむの時間つーことです。)
 


 
 
2016年8月16日(火)
 
 いよいよ、「こっつぁんち」とおさらばだ。今回は、前半徳沢に行っていたこともあり、あっという間に終わった感じがするなぁ。

 

天気予報に反して、朝からご覧の通りの晴天。あららら。

 

「こっつぁんち」に庭にはコスモスが咲き誇っていた。男性デュオの「狩人」の歌っていた「コスモス街道」を思い出して、涙がちょちょぎれる。
 
 帰る前に、こっつぁんから頼まれていた野菜を清里の「ふきのとう」の「農薬さん」に届ける。まだ、朝だったので「農薬さん」は、元気そうに見えていた。しかし、夫婦2人でジャガイモ料理の店と「昭和堂」を切り盛りされているので、実は、相当に疲労が溜まっているとのこと。
 その後、わざわざ「八ヶ岳高原道路」を走った。そして、記念撮影をする。で、大きな渋滞にも遭わず順調に帰宅しました。
 
 徳沢、「こっつぁんち」、本当にありがとうさんでした。ちょっとの間でしたが、アホ衛門は心の洗濯が出来ましたよ。
 

八ヶ岳高原道路の東沢大橋。いつも通っている道路だが、殆どここから写真を撮っていなかったなぁ。まるで、模型の様に見える橋がなんか面白い。
 

八ヶ岳高原道路を下ると、こんな景色の良い大きな駐車場がある。ここからは、毎度写真を撮っているよねぇ。
 

この駐車場からは、富士山も見えますよ。