こっつぁんち 2016年5月の旅
これまた、記憶にかなり曖昧なところがありますので、そこんとこヨロピク。
 

 

2016年5月3日(火)
 
 起きたのは何時だったか。4時半頃だったか?夕べの酒が少し残っている様な気がする。確か、焼酎の水割りを2杯ほど飲んだ気がするが、最近はアルコールの分解が遅すぎる。
 なんやかやで、出発はちょうど8時半になった。この時間になると、さすがにアルコールは残っていない。「初めからすごい混んどるだろうなぁ。」と気分はブルーだった。しかし、近畿自動車道もスイスイ。第二京阪もスイスイ。かつてこんなにスイスイ走ることが出来たことがあるだろうか?朝、水分をかなりとったので、念のために第二京阪の「京田辺SA」に入り、小用を足しておいた。また、小さなペットボトルのお茶を買っておいた。あれ、何か、滋賀に入るところで35kmの渋滞と書いてあったような気がするがどー。大丈夫か?
 と、その心配はまさに的中。京田辺SAを出たとたん大渋滞に巻き込まれた。京滋バイパスに入ってからも、ほぼ高速道路の名を借りた大駐車場と化していたのだ。かなり長い間停まった後、ほんのわずかだけ動くことを延々と繰り返した。「やばいぞ、こっつぁんちには何時につけるんだ。」
 京滋バイパスを抜けると、嘘のようにスムースに走ることが出来た。養老SAでカツカレーを食して、また出発だ。
 後は渋滞もなくスムースに走れた。しかし、諏訪あたりで事故渋滞が発生しているとのこと。まあ、2kmだからたいしたことは無いだろうと思っていた。
 交通整理をしている人が、突然左車線に入りなさいと指示を出している。延々とのろのろ運転がまた始まった。しかし、追い越し車線は何があるわけでもなく、途中から、一台、また一台と車がその追い越し車線を走り始めた。と、しばらくすると、今度は追い越し車線に入れとバリケードがしてある。最初の車線変更指示は何だったのだろうか?(多分、こうして流れを調整していたのだろう。)
 ここでの渋滞がかなり効いてしまった。小淵沢ICを降りて、まずガソリンを入れようとしたら、GSに人気(ひとけ)がないように見えた。あ、つぶれたか?と過ぎようとしたら人がいた。あ、もう、遅い。ガソリンはまた後で入れよう。そして、いつものコンビニで酒やつまみを買って、以前有料道路だった道を通るのをやめて、右折するルートを選んでこっつぁんちに向かった。
 着いたのは、5時半頃か?誰か怪しい人がいると思ったら、オマサ氏だった。オマサ氏は5月1日からの3泊で、今日が最後の宿泊となった。しばらくすると、スタック氏も登場。いつものメンバーが集まった。しかし、Nジイは今回は来られないとのこと。
 食事の後、酒盛りになった。そんな時だったか、こっつぁんちの息子さんが働いているお店の、前のオーナーだったと思うが、「Sさん」が4月25日に亡くなったことを知る。あまり接点はなかったと思うが、突然の悲報だった。「こっつぁん」とは同級生だったとのこと。合掌。
 酒盛りの後、部屋でスタックとオマサ氏とおしゃべりを少し続けて、12時半過ぎた頃に、もう一杯飲んで寝た。
 ちなみに、夜には、雨風がかなり強くなってきた。台風並みに発達した前線を伴う低気圧のせいだ。こちらに来る時にも横風が強く、ハンドルが取られることが何度もあったからなぁ。
 

 この方が、噂の「ブリザードギャグ軍団の総帥」オマサ氏だ。「タチゲ」をして「上には上がいる。」と言わしめた絶対零度のギャグをかまします。でも、本当に良い人ですよ。尊敬しています。


 
 2016年5月4日(水)
 
 朝6時半頃起床。最初は雨が残っていたが、天気予報通りに回復。風もなく紺碧の空になった。
 

 前夜の強風と雨のおかげで、実に透明度の良い快晴となりました。
 

 

 10時頃、スタックの車で、クマ工房に行き、スタックが奥様のRさんに香典を渡す。クマさんのお母さんが亡くなったのだそうだ。
 その後、八ヶ岳高原ヒュッテに行き、展示販売をしているクマさんに会う。ここで、オマサ氏とはお別れだ。ありがとね、オマサ氏。結構無理してきてくれたとちゃうんかなぁ。
 

 ドラマ「高原にいらっしゃい」のモデルにもなった「八ヶ岳高原ヒュッテ」とおっさん2人。
 
 食事はワンパターンで、「ふきのとう」に行き、ジャガカレーを頼んだ。オマサ氏が「ふきのとう」入りソーセージを今回から出していて、それがかなりうまいと聞いていたので、それも頼んだ。確かにうまかった。
 

 これが、定番の「ジャガガレー」。普通のカレーからするとちょっと高いが、実に旨い。

これは、今年から登場した「ふきのとう入りソーセージ」。お客さんから、店の名前が「ふきのとう」だから、名前にちなんで「ふきのとう」を使った料理を出してみては?と言われ、業者さんに依頼して作ったもの。これは、実に旨かった。
 
 その後は、こっつぁんちに戻り、望遠鏡などのセッティングを行った。今回は、最後の最後で、ビクセンのSXP赤道儀とスカイウォッチャーの18cmマクストーフカセグレンを持ってくることにした。まあ、とりあえず、ボーグの77EDⅡも0.7倍レデューサ付きの撮影専用スタイルで持ってきておいた。ここには、スタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーM-GENも付いている。
 

 今回持って行ったのは、ビクセンのSXP赤道儀とスカイウォッチャーの18cmマクストーフカセグレンでした。折角セッティング?したのに、出動は全くなし。理由は、私の根性がエンプティだったからです。おほほ。ビクセンの焦点距離50mmのアイピースも買ったのにねぇ。
 
 その後、スタックは疲れが出たので、長めの昼寝に入った。(彼は夜勤明けで来ていたのだ。)私はと言えば、休み明けにあるテストの勉強を少しだけした。こっつぁんちに来てまで勉強とはトホホである。
 そう言えば、女性が一人でスズキの250ccのバイクで来ていた。もの真似タレントの「やしろ優」にちょっと似ていたので?「あのね、芦田愛菜だよ。マネージャが使えないの。」って言ってみてよ、とからかう。しかし、彼女はやってはくれなかった。ケチ。(うそ、うそ。)
 夜は、せっかく持ってきた望遠鏡は、そっちのけで、GF50本体と、Canon EOS5 MarkⅡ SEO-SP4改を持って、いつもの場所にやって来た。透明度の良い星空なのだが、何と清里スキー場に強烈な明かりが何個も付いているのだ。これが問題だ。GWに、こんなライトが付いているのは初めて見た。何かの催し物をしているのだろうか?しかし、このロケーションでないと野辺山で撮った意味が無い。また、春なので、他の星空のエリアは、おとなしすぎるので撮る気がまるで起こらない。
 更に、頭の腐ってきたアホ衛門は、極軸望遠鏡のパターンの記憶が実に曖昧になっていた。「あれー?北極星はどの場所に入れるんだっけ?」ネットで探してもよく分からずに、適当に導入しておいた。後で確認したら、全く違う場所に入れていたことが分かった。キャノンの17〜40mm F4レンズの17mmで割と短い露出で撮っていたから、まあ何とかなった。しかし、対公害フィルターを入れていることもあって、ファインダーでは星が全く見えない。ライブビューにしても相当明るい対象を見つけないと見えない。そこで、あのスキー場のライトでピントを合わせることとした。これなら、Nikon D810の方を持ってきた方が良かったかもしれない。(ISO感度を上げればライブビューでも簡単に見えていたかも知れない。また、極軸望遠鏡のパターンは何故迷ったか分からない。何度もやっていたのに。)
 後で考えると、ニコンマウントだが、シグマの15mm対角魚眼レンズを使った方が良かったかも知れない。これだと、F2.8なので、輝星がある程度大きく写り、星景写真だと見栄えが良いのだ。
 

 いったい、この強烈な光は何なんだ。後で清里のスキー場の灯りと分かるが、この時期何をしていたのだろうか?露出時間も長すぎたねぇ。

固定撮影。固定撮影だと風景がはっきりとするねぇ。でも、天体写真用に改造したカメラであるとの、対光害フィルターを使っていたのに、「ダーク」も引いていない、超いい加減処理の写真なので、赤っぽい色調になってしまいました。

これは、ガイド撮影。ISO感度を上げて、尚且つ、レンズはシグマの15mmの対角魚眼を使い、露出時間を短くすれば、もっと見られる写真になっただろうに。
 

 これは、2010年の5月に撮ったもの。この写真の方が随分マシでねぇのぉ?腕が相当落ちとるがなぁ。
 
 帰ると、また、酒盛りが始まった。
 

 左からOさん、真ん中がスタック。右端は、おっちゃん二人して新潟からオートバイで来られた方の一人。浜松の自衛隊に航空機なんぞ見に、何と片道200kmを走ってこられた。でも、じぇんじぇん疲れ知らず。すごい。


 
2016年5月5日(木)
 
 実は、この日のことは、パソコンに日記を書いていなかったので、記憶が結構曖昧だ。
 
 

こちらの男性は、バカ丁寧な敬語を使ってしゃべられていた方。電車での移動のようです。オートバイは、「やしろ優」似の30歳代の女性が乗っていた物。

 
 
 昼飯に「ほうとう」が食べたいと言ったものの、あまり良い店が見つからず、スタックと野辺山の最高地点のお店で、食事をすることとなった。私は、かき揚げとソバのセットと「おやき」を1個頼んだ。その後、二人してアイスクリームを食した。清里の清泉寮のアイスクリームも良いが、こちらのものなかなか良い。天気も最高だ。
 

 野辺山最高地点のお店で。スタックがいます。
 
 
 ふと気がつくと、面白い人がいた。三脚を改造した台?に飼い猫を乗せて、写真を撮っている。この猫、その狭い台にひょいと乗り、撮影の時はじっとしている。ご主人が指示すると、ご主人の肩にひょいっと乗り移る。慣れてるなぁ。写真集でも作られているかなぁ。それともブログ?

この「ニャンコちゃん」は可愛かったねぇ。
 
の後、私が野辺山の45m電波望遠鏡のあたりを撮影したいと、スタックにも付き合ってもらった。
 

 野辺山と言ったら、この45m電波望遠鏡ではないでしょうか?雲の形も良いねぇ。
 
 

こちらは、中型の?電波望遠鏡群。何か、かっちょエエー。
 
 ここに初めて来たのは、1985年8月の盆休みのこと。色あせた写真には、「タチゲ」が、レールの向こうの八ヶ岳をバックに写っている。あれは、どこだったのだろう?何度も探していた。多分ここだろうと思った場所を見つけたことがあるが、その時はいつも天気が悪かったのだ。
 ちょっと歩くと、あの場所があった。そうだ、ここで間違いない。レールの位置も当時とは少し違うし、木々も背を高くしていたが、まさにあの場所だ。私は、いつしか、あの頃にタイムスリップをしていた。「地球か、何もみな懐かしい。」by 沖田十三艦長 ちがうかー?
 

ああ、ここで間違いない。下は1985年に撮った「タチゲ」。
 
 その後、スタックと山菜採りに出かけたが、「鹿避け、人避け」のためか、背の高いフェンスがあちこちに設置され、更に、錠前すらかけられていたので、諦めることにした。今年は、タラの芽は駄目か。まあ、こっつぁんちに着いた時は、いつもは、ようやく一輪か二輪咲き出す桜が、既に葉桜になっていたから、良い場所を見つけたところで、既に伸びきってしまっていたかも知れない。


 
2016年5月6日(金)
 
 まず、スタックと清里の「ふきのとう」に行く。オーナーの「農薬さん」が「昭和堂」なるレトロなお店(ふきのとうに隣接)の商品が少し不足しているので、甲府の「甲斐善光寺」近くの「駄菓子の卸屋さん」に補充にするのにお付き合いさせてもらうことになった。何でも、テレビ撮影が入るので、商品が不足しているとと格好悪いとのこと。以前も
「堀北真希さん」のドラマで、この「ふきのとう」が使われているのだよーん。
 
 まず、私のSHUTTLEをスタックが運転して、ふきのとうに行き、そこからは、農薬さんの軽自動車で向かった。ところで、スタックの車は、Fit SHUTTLEの4WDのガソリン車なのだが、何と殆ど「エコモード」で走っているとのこと。結構な飛ばし屋?と思っていたので、実に意外だった。

 

途中にて。今年も沢山の「鯉のぼり」がいたが、無風だったので、だらしなく垂れ下がっているだけだった。
 

 「農薬さん」の車の中から。
 
 その「駄菓子の卸屋さん」には、昔懐かしいお菓子やおもちゃが所狭しと並んでいた。夏になると、ものすごい量の花火が並ぶらしい。
 ふきのとうに戻ると、まずは、食事だ。私は、ジャガカレーとふきのとう入りソーセージを食した。
 しばらくして、スタックは早めに「三輪舎」に向かった。この宿は、「バケ」とその奥さんが開いた宿だ。バケは以前は、「こっつぁんち」にもよく来ていた人だ。
 さて、実は私は前日、午前2時に目がぱっちり覚めて、その後1時間半はスマフォに入っている動画などを見ていた。その後も、うつらうつらとしていただけなので、とても寝不足だったのだ。
 雨が降るというので、望遠鏡を片付けていたら、こっつぁんが「山菜とりに行くけど、どう?」と誘ってくれた。何せ、お客は私一人なのだ。寝不足と、試験勉強の遅れからいったんは断ったが、結局は一緒に出かけた。「怪獣」と呼ばれる場所の左側の林に入る。こっつぁんは、さすがのベテランだし、更に普段から運動をしているので、藪漕ぎの山の中をひょいひょいと歩いていって、あっという間に「タラの芽」発見する。数は少なかったが、夕食は3人だけなので、まあ、そこそこの量がとれた。他にも、ウドとハリキリが1本ずつとれた。(実は、私個人がが発見出来たのは、タラの芽2個だけで、後はこっつぁんが発見して、それをとりなよと言ってくれたのだ。とほほ。)
 何せ、本日は平日なこともあり、お客は私一人。夕食は「トドの間」で、こっつぁん、うまちゃんと私の三人で食した。量も結構あり、お腹はパンパンだ。例の1個だけ採れた、「ハリキリ」と「ウド」は間違って、私だけが食べてしまった。おほほ。
 その後、風呂に入っていると、スタックから電話があったらしい。昨日、貸したはずのあるものが無いとのこと。「んー?多分、それは借りてないと思うんだけどなぁ。」案の定、どんなに探しても無かった。(真相はまだ藪の中。)
 その後、「こっつぁん」と差しで酒を飲み、12時前に就寝。それにしても、お客さんが私だけとは・・・確かに、最近は、GW期間中はお客さんが少ないし、(特に若い人)今年はカレンダーの配列も悪かったしなぁ。


 
2016年5月7日(土)
 
 今日は、さすがに、昨日よりは少しお客さんが多かった。ご年配の男女のグループがおられた。と、懐かしい方が登場。久米宏氏にクリソツのTさんだ。「あらー?おひさしぶり。」この方、以前はオートバイで来られていたが、その後は、車での登場だった。初めて会ったのは、5年前くらいか?最近、「こっつぁんち」に来られるようになったのかと思ったら、何と、「こっつぁん」が清里ユースホステルに勤めていた頃からのつきあいなのだそうだ。
 ところで、「こっつぁん」が困っていた。確か、昨日だったか、予約を入れてきたお客さんがいたのだが、電波状態が悪かったのか、スマフォの電池が切れかけていたのか、本当に来るのか、食事はいるのか、何時に来るのか分からないと嘆いていた。
 そのお客さんも、夕食直前に到着。30歳代だったと思うが、ヤマハのオートバイに乗って一人でやって来たのだ。およよ。
 夕食の後は、いつもの通り、酒盛りが始まった。空は、少し薄雲があったので、天体写真を撮る気がまるで起こらない。折角、ポタ赤のGF50にスタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーまでセットして用意だけはしていたんだけどなぁ。
 久米宏似のT氏は、疲れが溜まっていたのか、途中で何度もあちらの世界に行こうとしたが、途中で戻ってきた。「寝るな、寝たら死ぬどー。」(死ぬかい?)
 

 「芝桜」の手入れに忙しい「こっつぁん」
 

 あの強烈な光を放っていた清里のスキー場。いったい何だっただろうねぇ。
 

 獅子岩がある「平沢峠」に行ってみるが、ちいと雲が邪魔で、八ヶ岳があああ。
 

 セブンイレブンの隣にいるワンちゃん。今回は実にいい顔をしているぞ。それにしても、まだ冬毛が残っているのはどぼじで?
 
 

 「久米宏さん」に似ているTさん。でも、本人は否定。「えーい、認めなさいよ、どう見ても似てんだから。」
 

 折角、スタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーも付けてみたが、 この組み合わせでの出番はなし。おほほ。笑っとるばやいか?


 
2016年5月8日(日)
 
 時間の経つのはあっという間で、最終日となってしまった。名残惜しいが、急いで帰らねば。予想に反して渋滞は全くなし。6時間で帰ることが出来ました。今年の野辺山は、朝夕寒いくらいで良かったですねぇ。到着した最初の日に半袖でいたら「寒くないですか?」と聞かれましたっけ。
 
 お客さんは少なめだったけど、やっぱり「こっつぁんち」に行って良かったなぁ。命の洗濯が出来ましたよ。
 「こっつぁん」、その奥様の「うまちゃん」、「スタック」、「オマサ氏」、「Tさん」、その他の皆さん、大変お世話になりました。
 

この日も快晴。でも、ちょっとかすんでいるのかなぁ?黄砂?
 

例年、この時期ならまだ鉄砲状態の「こっつぁんち」のタラの芽。食べ頃ぢゃーん。
 

昨日の夕方、一人でやって来た女性ライダーのKさん。彼女も、今日は帰るげな。
 

昔は有料道路だった八ヶ岳高原道路を下ると、大きな駐車場がある。ここは風景がとっても良いですぞぉ。
 

今回までの愛車、HONDA SHUTTLE HYBRIDの燃費。大体、20km/L走る事が分かりました。