2023年6月17日(土)
 
 天候も怪しい日が続いておりましたし、体調も悪かったので、登山するインターバルが空いてしまいました。これでは、いかん。どげんかせんといかん。(古い。)
 
 しかし、6月16日(金)の夜は、寝ぼけた星空のもと、またもベランダ撮影をしておりました。しかし、空の状態が悪かったせいか、とても動作が不安定になっておりました。更に、WiFiが切れることもあり、思いのほか、時間を費やすことになりました。従って、寝る時間が、予定より、かなり遅くなりました。更に、焼酎の「いいちこ」のアルカリイオン水割を、1杯飲みました。と、ちと飲み足りないなと、もう少しだけ追加して飲んでしまいました。これがいかんかった・・・かも。
 
 6月17日、ふと、目が覚めると午前5時。「ん?ありゃ、望遠鏡ってどうしたっけ?」と、気がつくと動き放しの状態でした。あっかーん!!って、これは、何回か経験済です。酒と眠剤を一緒に飲むという暴挙の結果です。良い子の皆は、しちゃダメよ。特に、現在飲んでいる眠剤は、睡眠導入剤ではなく、中途覚醒が起こりにくい、強い薬剤なのです。
 しかしなー、このままでは睡眠不足過ぎるなと、無理くり布団に転がります。次起きると、まだ6時。「んん?何か二日酔いの様な気がするな。」と、もう一度、布団に転がります。で、結局午前7時に、完全に起きることになります。(前にも書き課したが、私は酒を飲んでいなくても、起きると二日酔いの様な状態になることが多いのですぞ。なしてかなぁ?)
 このところ、背中と腰の痛みが、また酷くなっており、身体の状態は、宜しくありません。この状態で、登山できるかな?本当は、鳥取県の大山に登る予定にしていましたが、「土曜日だし、混んでるだろうな?それに、朝早く登らないと、ムチャンコあっちぃーど。」
 てなことで、急遽、鳥取県の烏ヶ山登山に切り替えました。
 マンションから見える大山は、快晴なのに、何かけぶっています。んん?これって、どう言うこと?水蒸気が多いのかなぁ。
 
 自宅から、鏡ヶ成はそこそこ近いので9時40分過ぎ頃に到着しました。最近、登山靴の紐がすぐに解けますので、YouTubeで勉強しておきました。そもそも、数限りなく登山をしていますのに、(大した山には登っていませんが・・・)何故ちゃんとした結び方をしていなかったのか?実におもしろい!!否、おもろうないわい。んで、簡単な方の「二重蝶々結び」で紐も締めました。こんなんで、大丈夫なのかな?結果は、後で書きますね。
 
 今回の目標は、鏡ヶ成キャンプ場前のからの登山タイムの更新としました。
 

登山開始時刻は、10時です。時計は、少し前の時刻を示しておりますが。
 
 
 てなことで、緩斜面では、ちとオーバーペースで登りました。しかし、これがいかんかったようです。その後、足が動かなくなりました。
 
  二本の木の間を通る所に着きました。前回より、少し良いタイムです。これなら、タイム更新は出来るだろう、そんな風に思っておりました。
 

 この場所に着いたのが10時32分です。登山開始から32分34秒かかったことになります。前回が35分程でしたから、いくらかは早く到着しております。
 昔は、25分か、それよりいくらか遅いタイムで到着していましたから、まるで遅くなっていることは確かです。
 
 しかし、暑い。アホほど汗が出ます。
 バスタオル風の少し大きめな「SLICK」のロゴが入っているタオルを水で濡らしてから絞ったものを、首にかけます。こうすることで、頸動脈の温度も少し冷えるだろうし、汗をすぐ拭うことが出来ます。これが、私の鉄板の登山スタイルです。下は、スポーツスパッツを履いてから、登山用パンツをはいています。上は、クマ笹の藪漕ぎが結構あるので、使い古した、長袖のポロシャツを着ています。
 

下界が見える場所に到着です。10時51分のことです。51分35秒かかっております。
 
 おお、例のザイルが出てきました。直ぐ上に、勝手に「一枚岩」と呼んでいる岩があります。既に足に来ていたのか、今までで一番、四苦八苦してしまいました。
 

ザイルがある場所まで到着です。57分51秒かかっています。この上が、勝手に「一枚岩」と名付けた、ツルツルの大きな岩が岩があります。普段は、そんなに苦労しない場所でしたが、今日は、何故かフォールド出来る場所を探すのに苦労してしまいました。
 
 しばらく歩くと、烏ヶ山の南峰の直下に着きました。「あっれー、ヒカル岩はどこだったかな?」否、この場所ではありません。
あの岩は「新小屋別れ分岐点」の標識の少し上にあるのです。
 

 南峰が見える場所に着きました。11時10分の事です。一瞬、この辺りに「ヒカル岩」があるのかと勘違いしておりました。しかし、ここではありません。
 ちなみに、快晴でしたが、下界は、黄色いモヤがかかっていました。どうやら、黄砂ではないでしょうか。
 

ここが、南峰直下です。左側は、そこそこの絶壁になっています。
 

 「新小屋別れ分岐点」の標識を少し越えた場所に「ヒカル岩」がありました。「おお、ここぢゃ、ここぢゃ。ここで、間違いないぞぉ。」
 
 しかし、その後、登るスピードが更にダウンします。おお、タイム更新が危ういぞぉー。
 
 南峰ピークに登るのですら、苦労します。
 南峰からは、一端下りになりますが、アホ衛門は、ここからの風景がとても好きのなのです。
 

この場所から見える、烏ヶ山山頂(北峰)と、大山が、大好きなのです。
 
 烏ヶ山山頂である、北峰のピークに行くまでも、岩場があります。何か、全然スピードが上がらんな。
 で、結局、登頂タイムは、1時間30分31秒やんけー!!前回が1時間29分程ですしたので、わずかですが、遅くなっておりました。どこが、登頂タイム更新ぢゃ?!アホンダラ、アホンダラ。ちとグレそうになりました。
 

ここが、烏ヶ山山頂です。何度も書いていますが、1977年には、この大岩は、真っ直ぐに立っていましたが、1984年には、既に、この様に右側に傾いていました。
 

これが、登頂タイムです。前回より、わずかですが遅くなっています。グレるわー。
 
 その後、年配者のパーティが来られました。「この岩の、この場所が、ベストですよ。日陰がありますし。」と、いつもの様にご案内申し上げました。
 と、大山が綺麗に見える、岩場に、女性がおられるのに気がつきました。「すいません。お邪魔します。」と、私も、その岩場に登りました。
 そこで、その女性とお話をしました。何でも、大阪から来られており、今日は、烏ヶ山に登ったのだが、明日は、大山に登るとのことでした。
 また、最近、YouTubeで、とんでもなく過酷な単独登山をしている「MARiA真莉愛」チャネルを見ておりましたが、その女性も、そのYouTubeを見ているとのことでした。「若くて美人の女性が、あんなすごい登山をしているなんて、すごいですよね。」と、話に花が咲きます。ちなみに、その真莉愛さんは、普段から、かなりのトレーニングをされており、更に、いろいろ、登山スキルを教えてもらっているそうです。そうですよね、そうじゃなくては、あんなアルパインスタイル登山は出来ませんよね、
 また、この女性は、あの滑りやすい、山頂の大岩にも登って、記念撮影をしてもらったとのこと。ありゃ、結構すごい人だったんだ。
 と、後から来たパーティの年配者の男性の方も、その大岩の天辺に登られていました。ゲロゲロ。私は、体力や身体の可動域が、とても低下しているので、その大岩に登る気は全くしませんでした。
 

山頂の大岩の左側から回り込むと、大岩が陰になる場所があります。こことが、特等席。また、その場所から、ちょっと別の低い岩に登ると、平らな場所があります。初めは全然気がつかなかったですが、その女性が携帯をいじっておられました。
 

その平らな岩の上からは、視界を遮るものが少ないので、大山が実に綺麗です。こいつは、Nikon D850で撮影。烏ヶ山登山の殆どは、iPhone 12 Proで撮影しております。
 
 私は、スピードが出ないことが分かっておりましたので、「ルイボスティー」で水分補給した後、早速下山を開始しました。その時刻お昼の12時です。
 
 北峰から少し降りたところに、あの妙な岩があります。前回は、かなり注意したにもかかわらず、通り越しておりましたよね。
 

 一見すると、二枚の岩の様に見えますが、これが、1個の岩なのですよ。どうしたら、こんな形の岩が出来るんだろうと思います。烏ヶ山が、昔、溶岩ドームだったからでしょうか?
 

これは、超ー久しぶりにShade 3D Ver.17を使って作成した、上記の岩のイメージです。私には、こんな風に見えますが、違うのかなぁ?
 

 

これは、南峰を少し降りた場所から撮った、その妙ちくりんな岩です。
 
 しばらくすると、後方で、気配を感じました。あの女性です。「私は、とても遅いですから、お先にどうぞ。」と道を譲ります。と、その女性は「ヒカル岩」辺りで(宇多田ヒカルさんが、サントリー天然水 奥大山編のCMで座っていた岩)撮影しますので、私もそこでしばらくゆっくりしますと。
 「ヒカル岩は、ここですかね?」と聞かれます。場所的には合っていると思いますが、上から見ると、景色が変わりますので、私もそこに行ってみないと断定出来ませんと。して、その場所に行くと、間違いなく「ヒカル岩」です。「宜しかったら、写真撮りますよ。」と彼女のスマフォを拝借して記念撮影をさせてもらいました。気分は、完全に「宇多田ヒカルさん」です。
 「貴方の写真も撮りましょうか。」と彼女。「いんやー、私は小っ恥ずかしいから良いですよ。」とお断り申し上げました。
 
「新小屋別れ分岐点の標識を左に降りると、新小屋峠に降りられますよ。宇多田ヒカルさんは、このルートで登って来られていますね。傾斜は、鏡ヶ成キャンプ場コースより、楽ですよ。ちょっと時間は余分にかかるコースですが。」と、ご案内申し上げました。すると、どうやら、彼女は、新小屋峠ルートを降りられたようです。
 
 にしても、足が動かんな。かつては、恐らく50分以内で下山していたルートですが、全くスピードが上がりません。
 
 鏡ヶ成キャンプ場近くになって、青年が登って来られました。ちょっとルートを外れていました。「何か、ルートが分からなくなってしまって・・・そちらが登山ルートですか?」と聞かれました。「そうですよ。木の伐採のため、重機が入って広い道が出来ていて、分かりにくいですよね。」と、ご案内申し上げました。
 それから、少しすると、登山道入り口に着きました。下山タイムは、1時間16分13秒弱。前回が1時間12分程でしたから、やはり、遅くなっていました。ゲロゲロな結果です。
 

ありゃりゃの下山タイムです。うーむ、もっと速く登って、もっと速く降りられると思ったんだけどな・・・
 

これは、下山後に写した、私の登山靴です。「二重蝶々結び」で結んだ靴紐は、一切緩むことがありませんでした。登山を始めた頃から、こんな結び方で登山靴を締めておけば良かったですね。
 
 下山後、上のアンダーウェアと、ポロシャツは着替えました、しかし、下の方は、結構汗まみれです。そこで、前回と同じように、歩いて、旧国民休暇村に行きました。この間、少しは乾くと思ったのと、今回の自分の頑張りのご褒美に、エナジードリンクを買って飲みたかったからです。
 この場所は、オートバイでツーリングしてきた人の、たまり場?となっています。若い人もいるにはいるのですが、年配者のライダーが多いですよ。
 

エナジードリンクを買った場所から、烏ヶ山を撮りました。登るのには結構きつそうでしょう?
 
 当初は、そのまま帰ろうかと思いましたが、運動量も不足しているからなと、またしても、エバーランド奥大山に寄りました。
 

エバーランド奥大山からは、大山南壁がとても綺麗に見えます。朝、もやっていたのですが、それは、まるでなくなっており、実に透明度の高い景色です。それにしても、超ワンパターンだな。
 
  その後木谷沢渓にも行ってきました。ここも、かつて、宇多田ヒカルさんのサントリー天然水のCMの撮影場所になっている場所です。
 足が、ちょっと痛かったですが、割と早歩きで動けました。
 

川幅は狭いですが、実に綺麗な場所です。
 
 更に、鍵掛峠にも寄りました。
 

完全に夏模様になっていましたよーん。
 
 もう、ヤケクソで、博労座にも車を停めました。もう少し歩いてみようかと考えてみたのです。
 

この時間になると、下山していった人も多くなってきますので、この駐車場に車を停めることが出来ました。
 
 さて、どこへ行こうかなと、しばし考えます。「おお、そうだ。豪円山にある、のろし台に行ってみよう。」と。普段なら、近くの駐車場まで車で行きますが、今回は、ここ博労座から歩きで行きました。
 
 途中で、カップル?が歩いておりました。格好から見て、大山登山をされてきた方達だと想像出来ました。しかし、その歩くスピードがかなり速いのです。まるで追いつけません。そこで、私も根性出して、力一杯歩きました。ようやく抜くことが出来た後は、結構距離をあけることが出来ました。「わーい、わーい!!」えーい、お前は子供か?
 私は、直ぐにのろし台に向かいました。と、ある花が咲いています。それを撮影しました。
 
 

これは、Googleレンズで調べたところ、オシベの色から考えて「ニワシロユリ」かも知れません。
 

 次に、こんな花を見つけました。「んん?花が完全に開いていないので、はっきりとは分かりませんが、もしかしたら、例の「ダイセンクワガタ」なのでしょうか?
 
 そうこうしていると、彼らに追いつかれました。まず、「よくここが、のろし台って分かりましたね。」と聞きます。「いやー、地図を見てきたんです。」と。実は、のろし台に行こうとされたわけではなく、豪円山山頂に行こうとされた様でした。
 ついでに「ダイセンクワガタ」ってご存じないでしょうか?と、聞きます。「いやー、花の名前とかはあまり知らないので・・・」
 よく聞いてみると、彼らは、愛知県から来られたのだそうです。この後は、豪円山のホテル?旅館?で泊まり、翌日には、帰宅されるのだそうです。
 
 その後は、彼らと雑談をしながら、ずっと歩きました。男性の方は、アルプスにもよく行かれているようでした。蝶ヶ岳にも行かれいて、「あそこは穂高連峰の景色がすごいですよね。」と。
 アホ衛門は、アホゲにも、昔、30kgの荷物を担いで大山縦走した話とか、大山山頂で蛍の大群を見た話とか、島根県の三瓶山で無音の世界に迷い込んで、とてつもなく怖い思いをした話をしておりました。多分、「うるさいジジイだな。」って思われたかも知れません。
 
 のろし台には、標識がありますが、登る方からは、文字が見えません。何と、不親切な標識ぢゃ。そこで、のろし台をご案内致しました。景色の良さに感動されていました。
 

これが、のろし台付近から撮った、大山北壁と、中ノ原、上ノ原スキー場です。透明度が良かったので、実に綺麗ですね。
 
 その上にも、建物がありますので、行ってみました。一応展望台になっておりました。ここからも、そこそこ良い景色が見られます。
 
 「この上に豪円山山頂があるみたいですよ。」と彼が言います。そこで、のこのことついて行ってみました。
 

これが、豪円山山頂です。「うーむ、何と言うしょぼい山頂ぢゃ!」
 
 この日は、梅雨まっさかりの時期なのに、快晴だったこともあり、更に土曜日だったこともあり、大山登山する人も多かったのだそうです。そんなことで、この「のろし台」に来る人も結構いました。
下っていると、壮年の男性が登って来られました。「もし、のろし台に行かれるのなら、そこですよ。もっと、上に行かれるのなら、いらないお節介かも知れませんが。」と、ご案内申し上げました。と、「ああ、ここがのろし台ですか?気がつきませんでした。私は、のろし台だけに行く予定で、上には行きません。ありがとうございます。」と言われました。やはり、あの標識は分かりづらいよね。
 
 帰宅すると、随分雲に覆われていました。一時的なものかと思っていましたが、夜になっても、星は1個も見えませんでした。今日、天体写真撮影に行っていたら、グレていただろうな。
 
 ちなみに、帰ってから体重を計ると、一時的だとは思いますが、何と60kgを割っていました。体重等はエクセルに記録していますが、再度調べ直すと、一番重かったのが、2022年4月4日の数値です。そこから比べると、何と10.2kgも減っていることになります。つーか、その当時は、完全にブタですよね。
 そう言えば、昨年のゴールデンウィークに、長野県野辺山の民宿「こっつぁんち」に行きました。その際、山菜の「こごみ」を採りました。記念撮影してもらったのですが、その時も、あり得ないほど、太っていましたね。
 

 左が、その当時のアホ衛門。右の「こっつぁん」から、「その腹の出方はやばいよ。」って、言われていました。自分では、少し太ったかな位にしか思っていませんでしたが、写真を見て愕然。何じゃ?この姿は?多分、魔法使いに、子豚にされたんだわ。この時も、ヘタすると今の体重から8〜10kg位重かったと思います。
 正直なところ、この写真はみっともなさすぎて、アップしたくない写真です。(なら出すなよ!ってか。自分を戒めるためにアップしております。)