2023年6月9日(金)
 
 梅雨に入ったのに、天気予報は「朝は曇りだが、その後晴れる。」と。
 ならば、行かねばならんだ。パカラパカラ、ヒ、ヒーン。(馬が走って鳴く真似ですぜ、旦那。)
 
 てなことを書いておりましたが、目覚まし時計のセットを忘れておりました。エライこっちゃ、エライこっちゃ。
 「今、何時?」「そうね、だいたいねー。」「今、何時?」「ちょっと待ってて。」「今、何時?」「まだ早い。」by サザンオールスターズの渚のシンドバッド。エーイ、うざいわ!!
 
 目が覚めて、慌てて時計を見ると、何じゃ、まだ午前6時じゃねぇーかよ。しかし、何か二日酔いみたいな感じで、身体がだるいし、頭がボッとしているな。夕べ焼酎の水割りを1杯飲んだだけで、二日酔いはないよな!と、時間が少し経つとしゃっかりしてきました。私は、たまにだけですが、酒を飲まないで寝ることもあります。しかし、起きると、そんな時でも二日酔いみたいな感じになっていることが多いのですよ。アホ衛門、もう、壊れちゃっているのだー。
 
 せっせと用意を始めます。一応、昨晩からある程度は用意をしておいたのですが、私はアホ衛門なので、そこからがまた時間がかかるのですどー。
 
 準備運動に、ステッパーなる足踏み運動を100回だけやっておきました。「あっれー?足の裏側が突っ張っていないぞ。」ついでに、ストレッチもしておきました。「おっ!意外に、身体がかっちんこっちんになっていないぞぉ。なして?でも、嬉しい。」
 

 

10時41分に、鏡ヶ成キャンプ場前の登山道入り口から、登山開始です。
 

草が生い茂っているし、看板が地面に落ちているので、ちと分かりにくい登山道入り口です。
 

登山開始から11分の場所です。雨が結構降ったのでしょう。道は、ドロドロの状態です。特に、最初の方では、水たまりが、いくつもありましたからね。
 

 この2本の木の間に到着しました。昔なら25分程度で着いていたのですが、今回は34分もかかりました。あっかーん!それでも、思ったよりは足が動いています。
 しかし、あっちぃーのぉ。いつも、濡らしたタオルを首からかけて登山をしております。それで、顔の汗を拭います。このスタイルが、一番なのですぞ。汗が目に入ると、とーっても痛いですからね。
 

登山開始から41分後の場所です。
 

登山開始から54分で、この場所に着きました。若い頃なら、この時間にもう少し加えたら、登頂していたことがありましたけどね。今は、体力が極端に落ちたジジイですからね。あー、リハビリ、リハビリ、リハビリ中ー!!
 

あの、ザイルがある場所に着きました。この先すぐに、勝手に「一枚岩」と呼んでいる、ツルツルの岩があります。
 

 登山開始から1時間10分で、勝手に「第一ピーク」と呼んでいた南峰の山頂が近い場所に着きました。この少し先に、宇多田ヒカルさんがCMを撮っていた場所があると思うんだけどな。見る角度が少しだけでも違うと、全く分からなくなります。うーむ・・・(結局、ヒカル岩は、この先にありました。)
 ちなみに「一枚岩」を越えると、直ぐにこの場所に到達するイメージがあったのですが、結構時間がかかりました。
 

南峰直下で、あるご夫婦を抜かせてもらいました。
 

 登山開始から1時間29分程で、烏ヶ山山頂に着きました。(北峰山頂)
 あー、ちかれた!!
 ちなみに、この北峰山頂が近くなったところで、前述のご夫婦とは異なるご夫婦の奥様の方が、岩場を登るのに四苦八苦していたので、先に行かせてもらいました。
  余談ですが、前回6月5日の登頂タイムが、1時間32分28秒でしたから、少しタイムを短縮しておりました。今の体力ならまずまずです。
 げっ?ふと、思い出しましたが、前回の烏ヶ山登山は「新小屋峠」からの登山だったので、比較するのがおかしいことでした。
 

 その奥様は、北峰直下の岩場でかなり苦戦されていました。すると、ご主人が迎えに行かれました。「登れないようなら、引き返しても良いよ。」と言われています。
 「山頂は目の前ですよ。折角なので、ゆっくり、ゆっくりと、三点支持で登られたらいかがでしょうか?」と、私。結局、ご主人が、奥様のザックを担がれて、登頂に成功です。(何でも登頂は2時間かかったと言われていました。何か、少し優越感。くぅー、大人げない。)
 このご夫婦は、烏ヶ山登山は初めてとのことでした。そこで、お節介にも、解説を始めました。また、大岩の裏側に行けば、平らで陰になっている場所がありますよと、ご案内申し上げました。
 ご主人が、何と、ザックから、小さなテーブルを出されました。「ゲロゲロ、本当にテーブルだよ。小さいとは言え、こりゃ、すごいぞ。」そして、ブタンガスヒーターでお湯を沸かして、カップ麺を食されていました。
 「先日、あちらの平らの岩場で食事していた人がいましたよ。」と、ご案内いたしましたら、その岩に登られました。(山頂の大岩とは違います。)
 私も、その岩場に行ってみました。「おお、なるほど、視界が開けて、大山が実に綺麗ぢゃ。」
 

その岩に登る?と、確かに視界が開けて、大山が実に綺麗に見えました。まあ、少し高い場所にあるだけで、登ると言うほどの高さではありませんけどね。
 
 ちなみに、この日は、ウグイスが全く鳴いていませんでした。鳥の声と言えば「カッコウ」ぐらいでしたね。何か、とっても、不思議。
 あ、それと、そのご夫婦から聞いた話なんですが、「ダイセンクワガタ」と言う、大山固有の植物を探していたんですが、見つからなかったですと。何でも、メシベとオシベがとても長いのだと・・・????
 

ん?クワガタって、こんなん何ですけど・・・???(これはノコギリクワガタムシですね。)
 

 ネット検索すると、これが「ダイセンクワガタ」と言う花でした。ネットの「花図鑑」ちゅー、サイトに載っていた説明書きでは、
 【ダイセンクワガタ(大山鍬形)は、ミヤマクワガタ(深山鍬形)や、キクバクワガタ(菊葉鍬形)の仲間で大山(鳥取県)の固有種であるゴマノハグサ科ルリトラノオ属の夏緑性多年草です。夏に咲く花は、ミヤマクワガタと似ていますが、ダイセンクワガタ(大山鍬形)の萼裂片は尖りません。 花茎から青紫色の小花を多数穂状に付けます。 花弁状に4深裂した花冠の中央から長い1本の雌しべ、両脇から2本の雄シベが突き出ています。 花は下から上に向かって咲きます。】とのことでした。
 

これは、鏡ヶ成の草原にムチャンコ咲いていた紫の花です。一瞬、これだったりして、と思いましたが、こいつは「ムラサキサキゴケ」と言う花でした。はあー、ポテチンっと。
 
 と、誰か来られたようです。南峰で見かけたご夫婦かな?と思いましたら、ご年配の男性が二人来られたのです。あの、ご夫婦は、山頂に向かう岩場が危険と思って、そのまま下山されたのかも知れません。
 
 私はと言えば、家で作った麦茶を飲み、少し休憩したら後、下山を開始しました。
 
 「新小屋峠別れ」と呼ばれる場所より、山頂に向かって少し行った場所に「ヒカル岩」があるのですが、イマイチ分かりません。
 

えーい、「ヒカル岩」はこれか?(ここではありませんでした。)
 

それとも、ここか?いやー、何か違う気がするどー。見る角度が、少し違うだけで、何か訳が分からなくなります。場所は、この辺りで間違いないのですが・・・(ここも違いました。)
 

 前にもアップしましたが、2022年5月25日に、登った時は「ヒカル岩」と書いてありました。この赤いテープのようなものは、登山道を示す赤いテープと同じものだと、本日、初めてそう思いました。となると、登山道を整備した関係者が、書いたものでしょうか?
 
 南峰のピークを越えると、あの一枚岩のある急斜面が待っています。
 

この辺りからも、ザイルのある滑りやすい箇所があり、気が抜けません。特に、本日の様に濡れていると、本当にツルッツルですからね。
 

下山タイムは、1時間12分程でした。前回の6月5日の下山タイムが、1時間18分でしたから、少しは早くなっていました。正直なところ、今日の体調なら、もっと速く歩けたのになぁって思っておりました。(私の記憶が確かなら、最速下山タイムは、50分を切っていたことがあると・・・)
 そう言えば、登山道入り口から、それほど遠くないところで、割と大きなザックを担いで登って来られている男性がおられました。まさか、この時間から縦走はしないと思いますが・・・
 
 下山後、鏡ヶ成キャンプ場に寄りました。
 

キャンプセンターには貼り紙が・・・現在、この場所では受付はしておりませんでした。「休暇村奥大山の本館フロント」で行っていますとのこと。
 

キャンプ場の炊事場で、ほんの少し水を使わせてもらいました。顔と、タオルを洗いました。
 

今は、閉鎖している、旧休暇村の前の自販機で、今回の登山タイムアップのご褒美にと、エナジードリンクを買って飲みました。おいちーぃ!!
 

 うーむ、あの烏ヶ山山頂に登ってきたんかと、しばし、感動。
 

帰宅すると、私のレヴォーグの走行距離が2万キロを越えておりました。
 
 
 ちなみに、登山中は、iPhone 12 Proと、SONYの4Kビデオで撮影しました。ビデオの方は、動画から静止画に切り取って使いました。
 NikonのD850は、下山後に数枚撮っただけです。