2023年5月25日(木)
 
 大山登山の再度リベンジを行いました。
 今回の目標タイムは2時間以内です。
 
 昨日のこと、お袋さんちの庭掃除なんぞをしておりました。おお、腰いてぇー。
 その後、帰宅してから、近年で一番腹立つことが起こりました。ホンマに、ムチャンコ怒ったどー。
 
 そんなこともあり、本日はまず午前4時に目が覚めてしまいました。あの怒りが甦って、二度寝することがなかなか出来ませんでした。ウトウトとしていたら午前6時になってしまったので、仕方なく?あれやこれやと始めました。クッソー、ホンマ腹立つわー。
 
 それでも、大山の博労座辺りをめがけて車を走らせました。大山の夏山登山道入り口に一番近いのは「南光河原駐車場」です。まずは、ここへ、車を停めようと思いました。「あ、あっちゃー!満車じゃないかよ。諦めて、車と車の狭いスペースを、何度も切り返して、そこから出ようとしました。と、「あ、ここに1台だけスペースがあったどー。」てなことで、一番近い駐車場に停めることが出来ました。これは、とてもラッキー!!
 

 

時計は9時39分になっていますが、9時40分に登山開始です。
 
 登山開始直ぐに、頭がボーッとしてきました。正直、体調は宜しくありません。チト睡眠不足だし、直ぐに足に乳酸がたまったような感じで、足取りが重たくなりました。やっぱ、今日はやめておこうかな?とすら思いました。
 それでも、歩いていました。このところ、山に入ると、何かのアレルゲンがあるようで、鼻水がアホほど出てきます。そのため、鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸が主になります。これも、体力を無駄に使う原因になります。
 

 10時51分、6合目避難小屋に着きました。途中、ほんのわずか立ち止まったりすることはありましたが、ほぼ休憩なしです。
 
 今回は、私より遅い登山パーティが、何組もおられたので、抜くことが出来ました。「ああ、か・い・か・ん!」乾いた喉を癒やすため、家で作った「ルイボスティー」を凍らせて、空のペットボトル2本をディパックに入れておりましたので、それを少し飲みました。「げっ、殆ど凍ったままじゃん。」てなことで、少量しか飲めませんでした。チト反省。
 それにしても、年配者でも、とんでもなく速く歩いている人が沢山いるのですよ。
 6合目では、ほんの少し休んだだけで、また登り続けました。後ろからご夫婦が来られていましたが、「私は、亀ですので、どうぞお先に。」と道を譲りました。チト悔しい。この6合目からが、傾斜が急になり、大きな岩も多くなり、更にしんどさが増しました。
 

 11時25分に8合目に到着しました。もう、完全にヘトヘトです。しかし、2時間以内に登ることを目標にしていましたので、先を急ぎました。
 
 8合目を過ぎると、木道が現れます。この木道は、大山が登山者によって、はげ山になることそ防ぐために設置されたものです。この木道ですが、傾斜は割と緩やかなのですが、疲れた身体には、結構歩きにくいのですよ。
 うー、何とか2時間以内に登頂を・・・あ、ちょっと無理っぽいぞ。
 

 あーあ、登頂タイムは2時間と2分。くぅー、ダメだった。ぐやじいー。
 まあ、考えてみると5月17日に登った時は2時間28分もかかっていたし、5月23日に登った時は、2時間6分30秒だったから、少しずつではあるけど、タイムが縮まっているので、何度か繰り返せば、2時間以内で登れるよね。
 会社を辞める前には、身体がなまりまくっていたので、じっくりと時間をかけてリハビリを行っていきます。
 
 山頂では、三脚に大きなカメラを設置して撮影していた青年がおられましたので、声をかけました。「それは、4の×5(しのご)ですか?」(4インチX5インチのフィルムカメラ)すると、「いやー、8×10インチ(エイトバイテン)ですよ。」と。正直、私は、エイトバイテンは使ったこともありませんし、仲間で使っている人もいないので「ふーん、そうなんだ。」てな感想でした。
 

この日は、晴れ間も少しありましたが、全体的には雲が多かったです。しかし、下界は綺麗に見えていました。大山は、日本海に近い独立峰なので、遠くに弓ヶ浜や日本海が見えています。
 
 山頂では、少し休んだけで、下山することにしました。
 これから登山する方もまだ沢山おられましたので、その都度、立ち止まって道を譲りました。そんなことを何度かしていると、エイトバイテンの青年が追いついてきました。しばし、下山しながら話をしました。彼は、エイトバイテンの他に、デジイチも持っておられました。
 「そのデジイチは、Nikonですよね。」
 「ええ、D850です。」
 「ありゃ、私も同じのを使っていますよ。」
 「実は、35mmのカメラを使っていましたが、知り合いの大きなサイズのカメラをみて、大きいのを使ったら、もっとすごいんだろうと、まずセミ版を使ってみました。その後、69も使ってみました。そうする内に、だんだん大きいカメラになってしまったんでよ。」
 「へぇー、そんなんですか?私は67までしか使ったことはありません。ところで、その三脚はマンフロットですか?
 「いやー、これは、中国製なんですが、なんか良さげなので買って使っています。」
 「私は、マンフロットとジッツォも使っていますが、ジッツォは良いですよ。華奢に見えても、ビクともしません。血迷って2本も買ってしまいました。クソ高いんですけどね。」
 

6合目で、ほんの少し休憩です。ペットボトルの「ルイボスティー」は、まだ結構凍っていました。
 
 どの場所だったか、気配を感じました。私より年配と思える人が、すごいスピードで下ってきていたのです。当然、道を譲りました。
 また、登山の際に、木道を走っていた50歳位とおぼしき人が、これまた走って下っていきました。更に、もう一人、走って下っていましたね。ホンマ、ようやるわ。
 
 ところで、下りは、意外に足に来ていなかったので、緩斜面になると、私も小走りで下ることが出来ました。おお、結構体力が回復しているんじゃねっ?
 結構下ったところで、中学生の高学年か、高校生の1年位の団体登山者に会いました。ありゃ、こんな時間から登ってくるんだ?それから、だいぶ経ったところで、その団体と思われる女の子と付き添いの先生が登ってきました。このペースなら、この子は、登頂は無理かも。途中でギブアップするのでは・・・
 

 して、下山タイムは1時間21分31秒ほどでした。
 5月17日の時の下山タイムは、1時間58分でしたし、5月23日の下山タイムは1時間40分少々でしたので、下山タイムとしては上出来ではないでしょうか。
 
 大川寺橋のすぐ横にある「モンベル」の前で「なっちゃん」なるジュースを飲んでいると、あのエイトバイテンの青年も降りてきました。
 「ああ、ここからだと大山北壁はあまり見えませんね。」
 「北壁を撮るんだったら、博労座か、大川寺を更に登った所にある金門まで行かれたら、綺麗に撮れますよ。」
 彼もそれは知っているようでしたが・・・
 「いやー、もう正直歩きたくないんで・・・」
 そりゃ、そうだろうな。
 
 その後、駐車場で、上のウェアだけを着替えました。クライミングパンツも汗で濡れていたので、着替えたかったのですが、アンダーウエアもはいていたので、まあ、着替えなくても良いやと考えました。その代わり、その辺りで、撮影していたら、多少は乾くだろうと、Nikon D850を持って、超久しぶりに、大川寺橋の下を流れる川の場所に降りました。
 と、年配のご夫婦もやってこられました。
 「うちの主人も80歳で大山登山をしていたんですよ。」と言われました。
 「私も、今登って降りてきたところです。」
 「登山した後に、そこら中で撮影をしていると言うことは、相当に元気なんですね。」
 元気な訳はありませんが、確かに、下りは結構速く歩けたし、筋肉痛もあまりなかったのも事実です。
 

あ、これは、大川寺橋から撮った、大山北壁ですね。
 

川に降りて、日本海側を写したのがこれです。大きな岩がゴロゴロありますね。
 
 と、今度は、違う年配のご夫婦の奥様の方が、私の車の所にやって来ました。「のろし台に行こうと思っていますが、ご存じですか?」と聞かれました。「いやー、聞いたことがないですね。」そう答えると、今度は、倉敷ナンバーの年配者の方にも同じ質問をされていました。その方も「いやー、聞いたことがないですね。大川寺の下にある杉の木に火をかざして、船の遭難を防いだと聞いたことがあるので、そちらでしょうかねぇ。」てな風に答えられていました。
 私は、スマフォでググっおりました。「何か豪円山にあるみたいですよ。」「いや、私たちも豪円山に行ってみたんですが、分からなかったです。」「あっ?もしかしたら、豪円山の左側に登りの道があって、ちょっとした狭い展望台みたいな場所があったり、お地蔵さんがありましたから、それかも知れませんね。」と答えておきました。帰宅してじっくり調べると、私の考えはあっていたようです。確かに、あそこは、大山北壁がきれいだったなぁ。
 

これは、今年4月8日に「のろし台」と思われる場所から撮った大山北壁とスキー場です。
 
 その後、意外に疲労が残っていなかったので、そのまま帰らず、ドライブをしました。
 

 鍵掛峠にやって来ました。緑はその色をより深くしています。ああ、もう初夏なんだと感慨深いです。
 昔は、観光地は人が多いから嫌だと、避けていた場所です。でも、大山南壁を撮るなら、やはりここが定番ですね。
 

エバーランド奥大山に行きました。「ナナカマド」と「藤」の先に、大山南壁が綺麗です。タンポポの数はだいぶ減っていましたね。一段と夏に近づいている感じがしました。
 

希望の鐘も写しておきました。手前には、紫の「アヤメ」でしょうか「しょうぶ」でしょうか、実に綺麗でした。
 

エバーランド奥大山に隣接している「木谷沢渓流」にも再度行ってきました。「宇多田ヒカルさん」のCMに使われた場所です。
 

 これは、人工の二段の滝です。この二段の滝は、二つありますが、これは上の方のものです。藤の花も咲いていました。
 と、ここで「この近くに茅葺きの小屋がありませんか。」と、突然話しかけれました。「えっ?そんなのがあるんですか。残念ながら私は知りません。」と答えました。いつか、探してみようかな。
 

あ、そう、そう、エバーランド奥大山には「フウロウソウ」が咲いていましたが、もうその時期は終わりに近いようです。
 

最後に、またも鏡ヶ成に行きました。すっかり夏模様です。
 

烏ヶ山を300mmでアップしてみました。このサイズでは分かりませんが、第一ピークには、数名の登山客がおられました。
 

象山も300mmで撮りましたが、一人下山している人が分かりました。
 
 朝、軽い食事をした時と、登山後で測定した体重は、1.7kg減でした。
 
 ところで、帰宅してから、星空が出ていたので、またもベランダ撮影です。まずは、月齢5程度の月の撮影です。しかし、我が家のベランダは視界が狭いので、高度が低くなってからしか撮影が出来ません。
 しかも「ありゃ?撮像サイズはどうやって変えるんだっけ?」と、説明書を確認する手際の悪さです。
 次に、M104(ソンブレロ星雲)でも撮るかと、用意をしていると、何かオートガイドが反応していません。「えっー、どうしてぢゃ??」カーテンを開けて肉眼で確認すると、全天に結構厚めの雲が覆っていました。「あーあ、最近、こんなんばっかりだよ。」
 もう梅雨入りも近いから、しばらく天体写真撮影は出来ないかもな。