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「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」(まだ作成途中)
 

 「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」とは・・・メーカーのホームページによりますと
 
 「サイオニクスはISO感度819.200を誇る超低照度CMOSセンサーを搭載。夜間において鮮明なフルカラー造影を実現。肉眼では見えない暗闇を克明に確認・撮影。WiFi搭載、無料の専用アプリを使用して、スマートフォン・タブレットでリモート監視可能。三脚ネジ穴、マウント取付可能。
手持ちと据置型の夜間用監視カメラとして1台2役。船舶夜間航行、ナイトフィッシング、防犯対策、災害時の夜間・停電時の状況把握、鳥獣害対策、夜行性動物の生態観察まで多用途で活用できる。」と書いてあります。

 
 機種は「プロ」・「スタンダード」・「ブラック」・「スポーツ」の4機種があります。感度は、一律同じISO数ですが、感度が一番高いのが「プロ」となっています。(他のモデルの1.8倍と書いてあります。)また「プロ」は、最大256GBのマイクロSDカードが使え、最大10時間の記録が出来ます。(他のモデルは32GBまでしか使えません。)
 以下は、メーカーのHPに載っている「プロ」の内容です。
 

メーカーのHPより ラインナップ

 
●センサー超低照度CMOSセンサー(特許取得)
●ISO感度819.200(感度抜群ぢゃ。色は緑がかるがフルカラーでこの感度は初でないかな?緑がかるのは近赤外線まで写すからです。)
●ファインダー有機ELマイクロディスプレイ
●レンズ画角水平43.4度、 垂直25.6度、 対角48.6度(ほぼ標準レンズ画角。CMOSサイズは1インチのようです。)
●シーンダイヤルNight(夜間)、 Twilight(日の出前と日没後の約1時間)、 Day(日中)
●造形カラー、モノクロ、グリーン
●レンズ16mm、 Night(f/1.4)、 Twilight(f/2.0)、 Day(f/5.6)
●動画720 × 360ピクセル(259.200ピクセル) MOV、 約35分保存可能(4GBでの容量計算)
 (でも、書き出した動画はどう見ても1.280×720ピクセルにしか見えませんけどね。YouTubeを見ても動画は1.280×720ピクセルと書いてありますしね。)
●動画連続撮影時間10時間(64GB〜256GB使用時)
●静止画1280 × 720ピクセル、 約92万画素、 約40000枚(32GB使用時)
●デジタルズーム3倍
●機能GPS、加速度センサー、コンパス、アイセンサー(覗くとファインダ動作)
●WiFi iOS、 Android対応
●データ保存MicroSDカード 最大256GB使用可能
●稼働時間約2時間
 ・・・どうやらUSBモバイルリチウムバッテリーに接続して、最大10時間撮影出来そうな感じですけどね。
●充電時間約2時間(リチウムイオン充電池使用)
●動作環境温度−20℃〜50℃
●サイズ63×53×119mm重量(電池含む)274g防塵防水性能IP67
●標準本体価格オープン[参考価格:¥145,000(税込¥159,500)]
 ・・・大手量販店ではこれより2万円ほど安い。
 
 実は「天文リフレクションズ」なるYouTubeで、山口氏が紹介されている星を動画で写せる、超高感度デジタル一眼レフカメラ「SONY α7SIII」が欲しいなって思いました。しかし、あやつは高すぎるのです。しかも、画素数は今時珍しい約1210万画素ととても小さいんですよ。(高感度を実現するために、画素数が小さくなっています。あい、つぃまてぃーん!!)私が、風景など普通の対象物でメインに使っているNikon D850は、4.570万画素なんですよね。言ってみれば、私にとっては、星を動画で撮れるだけ?のデジタル一眼レフカメラの位置づけになります。かな?価格は、ボディだけで50万近い。専用のレンズもない。再雇用の身の私にはとても買える代物ではありません。(現在、退職して年金暮らしです。ジェニはありましぇーん。)
 
 長く考えた末、やはり動画で、星や流星を撮りたいと言う衝動を押さえることが出来なくなってきました。物欲のかったまりぃー。
 そんな思いを何となく持ちながら、2022年12月17日のこと、久しぶりに大阪に車で行ってきました。この時は、正直なところ「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」をはっきりと買おうとまでは思っていませんでした。だって、金ないもーん。しかし、このところのストレスは、凄まじく何かを変えないといけないと思っておりました。何でも良いから、新しいことをやってみようと・・・
 して、ヨドバシカメラ梅田マルチメディア館により、やってもうたのです。そうです。買ってしまったのです。在庫僅少とか書いてあったので、少々慌てて買ってしまったことも理由ですかね。アホ衛門は、在庫があると買ってしまうと言う、どうしようもない性癖があるようです。完璧にアホぢゃん。
 
 箱を開けて、中身を見てビッツラ。思いのほか、小さいどー。ここまで小さいと、取り扱いが返って悪くなるかもと思いました。実際に、何回か使わないと、小さすぎて扱いにくかったのです。
 
 最初のテストは、鳥取県米子市のマンションのベランダからです。いくら田舎とは言え、割と便利な場所に位置しますので、空はそこそこ明るいのです。しかも、薄雲が覆っており(薄雲域を超えていたかも。)空は明るいし、その光が雲にも反射していましたからね。
 

これは、多分12月21日に、米子のマンションのベランダから、とりあえず撮ったものを静止画にしたモノです。薄雲がかかっていて、肉眼では、星はほぼ見えませんでした。しかし、このカメラで撮ると、星が写っていたのです。ビッツラ。しかし、このバックが緑色になるのはどうしたものか?それに、ノイズがかなり乗っています。まあ、こんなものか?と少々トーンダウン状態でした。このような空が明るい場合は「トワイライトモード」で撮ると圧倒的画質が良くなります。(ナイトモードでは、F1.4、トワイライトモードでは、F2となります。それだけではないようですが。)
 
  次に2022年12月29日に、またもマンションのベランダから星を撮ってみました。
 

これがその時の写真です。バックが緑色で、ノイズは乗っていますが、動画でオリオン座がくっきり写りビッツラ。
 
 しかし、これだけ「ナイトモード」でノイズが乗り、背景が緑色になるのは、町の灯りの影響が大きいのではと考える様になりました。
 そこで、月齢10.2の月が煌々と輝いているのに、2023年1月3日に、岡山県の美星町まで出かけてしまいました。
 

月が近くで輝いているオリオン座を撮ってみました。街灯が少ないので、月明かりがあるにも関わらず、ノイズは少ないし、緑色がかった背景もかなり良くないっています。下の方に半分円形のゴースト?が写っています。フードがないことも影響しているんでしょうね。フードは、ルーマニアで3Dプリンターで作ったものを売っているとか?まあ、厚紙を使って自作した方が早いかも知れません。
 

これも同日1月3日に撮ったものです。風景と子犬座付近を撮ったものです。「ナイトモード」では、F1.4の絞りとなり、感度も最高になります。しかし、風景は紫がかった雪が降り積もった様な色になります。試しに、撮影機材にヘッドランプを当ててみると、途端に緑色に写ります。街灯や、月明かりや、それらの光を反射した雲があると、その影響を受けるように思います。
 
 灯りがあるところでは、かなり緑がかった色になったり、木々が白っぽい紫色に写る理由が、ある程度分かりました。それは・・・メーカーの説明に書いてありました。
 
「SIONYX社(米国)」
 「独自の低照度CMOSセンサーと高性能暗視システムを開発 ・ 製造。
国防総省など米国政府機関含め、サイオニクスの先進暗視技術は世界中から注目されている。
特許取得の1型超低照度CMOSセンサーは可視光から近赤外線領域までの波長をカバーし、暗闇をフルカラーで見る「サイオニクス」は現在、
官公庁から防犯防災、監視セキュリティ分野、アウトドア・キャンプ・鳥獣害対策・動物の生態観察、
各種夜間撮影分野まで多くの現場で注目されている。」げな。

 
 上記の近赤外領域までと言うのがミソの様です。可視光と、近赤外線領域まで見えるために、赤外線写真みたいな色になるようです。知らんけど・・・
 また、このカメラはアメリカの軍事用の規格に合格したものです。例えばライフルに取り付けたり・・・だから、こんな小さいのか?
 

1月3日の動画です。これなら、流星が写せるな。あ、最後の方で、左上の方に、下から上に流れる流星が写っていますぞ。3等級位かな?否、もっと暗いかもね。
 

ご覧の通り、フードがないのは、いただけない。
 

「プロ」は、こんなたいそうなケースに入っています。最初、左右のストッパーを同時に開けないとダメだと思っていたのですが、これが、同時には開けにくいのですよ。片方ずつ開けると、簡単に蓋が開けられます。
 

    

このカメラは、メーカーのサイトからアプリをダウンロードすると、スマフォやタブレットから操作や設定が出来ます。
 

アプリから画像をパソコンにダウンロードは出来るのですが、これは、結構面倒臭い。ならばと、カードリーダーからパソコンに取り込んでみました。時間は短くてすみますが、カメラのファインダーを外し、マイクロSDカードをカードリーダーに挿入しないといけない。これまた面倒臭い。
 

で、付属のマイクロUSBケーブル(フェライトコア付き)でパソコンと繋いでみました。これまでも、この方法で、試していたのですが、何故か?認識しませんでした。今回のテストでは、USB端子が、最後まで挿入されていないことも大きな原因でした。また、私のメインパソコンが「i Mac Pro」なので、Macに付属している「イメージキャプチャ」で取り込んだところ、実に簡単にダウンロードすることが出来ました。結局、薬局、放送局、原因は私が超アホであったことによるものと判明しました。うーむ、照れますなぁ。なでなで。
 

 で、動画の画質なんですが・・・上の二枚の写真は、サイオニクスプロで撮った動画を静止画にしたものです。左下は1997年の私をアナログSDビデオで撮ったものです。サイオニクスのHPでは、動画はSDより小さいサイズになるように書かれていますが、実際に書き出したものは、どう見ても「1.280×720」サイズの様に思えます。・・・もしかして、私の頭がパープリンなのかな?あるいは、ハイビジョンサイズに勝手に変換されるのでしょうか?(ちなみに、大きさの比較だけのためにアップしている画像なので、実際の大きさとは異なります。)
 まあ、ネックと言えば、付いているレンズが標準画角と言うことでしょうか?お金のある方は、いろいろなレンズを接続できたり、望遠鏡にも接続出来るSONY α7SIII」を購入された方が宜しいかと・・・わたしゃ、宝くじでも当たらないと無理ですけどね。にゃはははは。
 あっ、ちなみに、「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」は、30ftsで星空が写せます。「SONY α7SIII」は、一番遅いシャッタースプードは、1/4S露出です。流星などは、「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」の方が、よりリアリティ感を持って写せそうです。
 

これは、2023年1月22日に、岡山県の美星町で、とても素晴らしい星空が見える状況下で、こぐま座を動画で撮ったものを、静止画で切り出したものです。意外に、暗い空で撮るとノイズが多くなり、緑色が強く出る様です。でも、ちゃんと流星も写っていましたよ。(元の動画では、もっと星がはっきり写っています。)
 

上記の動画を480Pにリサイズして、更に少し圧縮をかけたものです。
 

とりあえず、黒の厚紙を巻いて、内側と外側に黒いガムテープを貼って、超いい加減なフードを作成致しました。ハレーションは、まだ完全には消えていませんが、だいぶ良くなったような・・・フードはもう少し短い方が良かったかも・・・後で、黒い画用紙で、2個、短めのフードを作り直しました。紙だから、結露が少しは少なくなったりして・・・
 


 
 2024年5月2日に、長野県野辺山の民宿「こっつぁんち」に行ってきました。夜も快晴だったので、この「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」を出して、何ちゃって撮影をしました。しかし、どうしたことでしょうか?ファインダーに見える像が、まるでピンボケです。フォーカスリングを回しても、まるでピンボケです。私の目がおかしくなったのか、あるいは、移動中に振動で、カメラ自体が壊れたのかと思っておりました。
 2024年5月25日のこと、奥大山エバーランドで「SWAT-200」なるポタ赤をテストするついでに、「SiOnyx サイオニクス AURORA PRO」も使って撮影してみました。やはり、ピントが合いません。
 
  しかし「こっつぁんち」では、ファインダーではピントが出なくても、後でパソコン上で見たら、ピントがそこそこ出ていたことを思い出しました。 
  もしかしたら・・・そうなのです。視度調整が思いっきりズレていたのです。自分では、この部分は触った記憶がありませんでしたので、ここがズレているとは思っていなかったのです。多分、内部に入っている電池を交換した時に、視度調整のダイヤルに手が触れてズレたのだと思います。その結果、思いっきり、はっきり見えるようになりました。あー、良かったわー。つーか、実にアホだわ。
 

こんな所に、視度調整ダイアルが、あったがや。アホちゃうんかーい。
 
 しかし、後で動画を見ると、今まで撮っていた時より、かなり暗い感じなのです。何故ぢゃ?何と、EV値(露出量)が「−1」になっていたようです。これは、どうやって修正するんだっけ?いろいろやってみても、方法が分かりません。これも、設定をいじった記憶はありません。
 てなことを書いていましたが、解消しました。まず、やってみたのが、工場出荷時に合わせるリセット。でも、感度?は0にしかなりません。うーむ、なんでぢゃ?いろいろやってみると、録画モードの画面から、カメラ上部にあるボタンをいじっていたら、EV値(露出量)も変えることが出来ました。しばらく使っていなかったら、こんなことすら忘れていました。完全なる惚けジジイぢゃ。
 

 録画の状態で、カメラの上部にあるボタンを、いじっておりましたら、EV値(露出量)が+1になりました。奥大山エバーランドでは、ここが、確か−1になっていました。そりゃ、暗くしか写らないわけだよ。EV値(露出量)、±0が丁度良いのかも知れません。
 更に、時刻の設定が、思いっきりズレておりました。慌てて直しておきました。あーあ、まじアホだわ。
 


 
 話が変わりますが「サイオニクスオーロラプロ」の広角コンバージョンレンズのお話です。YouTubeで見て、ちょっと欲しいなって思っていました。どうせ、海外からネット注文だろうと思っていました。
 しかし、Amazonや、楽天などで購入出来ることが分かりました。
 

これが、その「My Lens α」なる商品です。レンズの箇所にネジが切っていなくても、使える商品です。0.6倍ですので「サイオニクスオーロラプロ」の画角が仮に50mm相当だとすると、30mm相当のやや広角レンズになります。価格は、かなりリーズナブルです。(55mm相当と書かれているものもありますと、それだと、33mm相当になるのでしょうか?)
 

これが「SiOnx AURORA PRO(サイオニクスオーロラプロ)」です。ISO感度 80万超えの超高感度ビデオカメラです。流星群撮影の際に、デジイチでの静止画では、なかなか写らなかった流星が、結構写るんですよね。どうかすると、4等星くらいの流星も写っているんじゃないかなぁ?しかし、画角が標準レンズ相当しかないのが、玉に瑕です。「My Lens α」が、ちゃんと使える商品なら、もっと流星が写ることでしょう。
 

これは、この組み合わせを紹介してくれているYouTubeです。その方のコメントを見ると、画質が落ちるのかと思っていたが、あまり変わらなかったとのことでした。そもそも「SiOnx AURORA PRO」の星像は、そこまではかっちりしたものではありませんので、利用価値はあるかも知れませんね。「SiOnx AURORA PRO」のナイトモードでは、F1.4の明るさになりますが、「My Lens α」を付けると、その明るさがどれほど変わるかは、まだ不明です。
 
 てなことを書いておりましたが、酔った勢いで、ポチっちゃいました。それほど高い物ではありませんので・・・ああ、宝くじ、宝くじ。
 

レンズの前にネジが切ってありませので、コンバージョンレンズは、ねじ込むことが出来ず、こんな風に固定します。意外に?しっかり固定出来ました。
 

 まず「SiOnx AURORA PRO」のみで、部屋の中を写してみました。
 

 こちらは「My Lens α」を装着した状態で撮影したものです。思ったほど、画像は悪くなっておりません。
 右の柱が少し歪んで写ってはいますが、周辺の収差もそれほどは気になりません。
 

ベランダから、空の状態がそれ程良くない状態で、「SiOnx AURORA PRO」のみで撮った星空です。(薄雲かかっているよねぇ。)
 

「My Lens α」を装着すると、30mm強の軽めの広角になります。視界が、少し広がったせいで。右下に、お店のネオンの光が写り込んでいます。空の状態が宜しくなかったので、断言は出来ませんが、問題なく使える印象です。