大山登山のリベンジを考えていましたが、昨日、ベランダから天体写真を撮っていたことで、起きるのが遅くなったので、急遽、烏ヶ山登山を敢行しました。
 
 取りあえず、岡山県の県境に近い鳥取県の鏡ヶ成に向かいます。
 と、自転車のロードレーサー軍団が走っています。「おお、こんな坂道を走っているんだ。頑張れ、頑張れ。」と思っておりました。しかし、その数が半端ないのです。100台は走っていたのでは・・・こうなると、車の運転にも注意が必要になります。この数からして、なんかの大会かな?と・・・最後の交差点で、交通整理のおじさまが旗を振っていましたので、やはり何かの大会なんでしょうね。
 11時に鏡ヶ成に着きました。上側の小さい駐車場は、既に満車でしたので、下の大きな方の駐車場に車を停めました。
 

鏡ヶ成の駐車場に到着です。登山なんだから、もっと早い時間に行かないとダメですよね。一番暑い時間帯に登山をする羽目になります。おお、遠くに烏ヶ山が写っていますね。
 
 本当は、鏡ヶ成キャンプ場側からのリベンジを果たしたかったのですが、往復で4回も遭難寸前になりましたので、今回も、倉吉市に入った「新小屋峠」の登山道から登山を開始することにしました。
 

 「新小屋峠」にある烏ヶ山登山口に着きました。鏡ヶ成駐車場からですと、そこそこ急な舗装道路を歩くことになります。鏡ヶ成駐車場からですと、14分ほど歩いたことになります。正直、ここに来るまでにかなりしんどくなりました。これまでの登山では、心肺機能の方はあまり不安がなかったのですが、今回は胸の辺りが少々苦しかったですよ。
 11時14分に登山開始です。昨日の雨で、登山道は黒土がベチョベチョの状態でした。
 
 登山開始すぐに、ビーグル犬を連れた下山者がいたので、そのワンちゃんを撫で撫でしました。「ああ、か・い・か・ん!!」退職してからは、金もないので、人とあまり話をしていない事が多いので、自然と、誰にもで全く遠慮なく話しかけてしまいます。
 
 途中から、兵庫県明石市から来たと言う、女性2名と男性1人のパーティとお話しながら登山をしました。人と話が出来ることが、こんなに幸せなことだとは・・・本当にうれしいぃー。

 

 これは、5月12日に撮ったものです。この場所で、明石から来られた3人のパーティと出会い、休憩を兼ねて、いろいろとお話をさせて頂きます。しばらくは、一緒に話をしながら登山をしておりました。
 しかし、この日は、下山してくるパーティが、アホほど多く、道も狭いのでその度道を譲ることになります。これは、結構なタイムロスとなりました。
 登山では、登る方が優先と言う暗黙のルールがありますが、私的には、これは如何なものかと思っております。体力をかなり使い果たした登山者に「どうぞ、どうぞ。」と先を譲ると、譲られた方は、悪いと思って、スピードを上げて登ることになります。これは、結構しんどいのです。私は、基本的には、率先して道を譲ることにしています。
 

11時52分、何故か、傾斜がそれほど級でない箇所に、ザイルが2本設置してあります。多分、意外に、この場所で滑る人が多いことが想定できます。
 

12時17分、クマザサの向こうに下界が見える場所に到着しました。
 

12時17分、烏ヶ山山頂が見える場所に到着です。
 

 12時44分、第一ピーク直下に着きました。何か、とてもスタイルの良い女性が休憩されていました。日焼けを防ぐため、銀行強盗スタイルですので、お顔は全く分かりませんでした。(サングラスをかけ、顔を布で覆っておられていましたからね。)
 ここで、明石から来たパーティの女性一人が、しばし、鏡ヶ成キャンプ場へのルートを見下ろしておられましたので、その女性を置いて、先に行かせてもらうことにしました。彼らは、下山は、鏡ヶ成キャンプへ向かうルートを使うとのことでした。
 「最後の方で、杉の木の伐採のため、重機で広めの道があちこちに出来ている上、木が伐採されて道が本当に分かりづらくなっていますよ。目印のテープも途中で、途切れたりで、ルートを見失いやすくなっていますから、気をつけて下さい。」と、くどく説明しておきました。ああ、いらんお節介ぢゃ。

 12時55分、第一ピークを越えると、烏ヶ山山頂と大山南壁がとても綺麗に見えてきました。明石から来たパーティも、一様に、歓声を上げられていました。「多分、烏ヶ山山頂からの景色より、ここからの景色の方が、一番綺麗かも知れませんよ。」と私。
 この後、この方達に先に行ってもらうことにしました。
 

 13時7分頃に烏ヶ山山頂に着きました。登山開始から「プロトレック」のストップウォッチを作動させいました。登頂タイムは、1時間48分です。下山者に何度も道を譲っていたので、恐らくは10分程度ロスがあったと思います。5月12日の登山タイムが丁度2時間でしたから、いくらかは体力が回復しているのでは・・・
 

 この大岩の反対側からの方が景色が良いですし、日陰もありますので、特等席ですよと案内します。
 実は、このパーティの3人とも、烏ヶ山登山は初めてだと思っておりましたが、男性の方は、過去に登ったことがあるそうです。それなのに、あれやこれや解説していた自分が恥ずかしい。
 
山頂に着くと、私と同じか、もう少し上とおぼしき夫婦が登って来られました。何と、既に大山本体に登って降りてきて、更にこの烏ヶ山に登って来られたのです。何せ、欲張りなものですからと。ゲロゲロな夫婦でした。下りも、あっという間に抜かれてしまいました。何ちゅー、体力の持ち主か。
 ちなみに、宇多田ヒカルさんのCMで登っていた「烏ヶ山」ですが、この辺りだと思うんですけどね、と、そのパーティの一人が言われていました。
 「私は、多分、違うんじゃないじゃないかと思っています。?多分、あっちの方じゃないでしょうか?」と答えておきました。
 しかし、帰宅してからそのCMをYouTubeで見ると、私の記憶が間違っていました。私が思っていた場所は、かなり険しく、基本的に大山縦走か、鳥越峠を経由しないと、行けない場所なのです。違和感を覚えながら、勝手にそう思っていました。ホンマ、アホだわ。
 

これは、下山している時に撮ったのですが、宇多田ヒカルさんのCMを見ると、この場所辺りとおぼしきところが写っていました。
 

 しばらくすると、明石のパーティが、あの大岩を登ってみようかと言われました。烏ヶ山山頂の大岩は、凹みが少なく、滑ってしまう可能性があります。登れたとしても、下る時の方がもっと怖いのです。と、そのパーティの中の女性一人が、ザイルを使って、スルスルと登って行きました。下る時も、ザイルがあるだけで、全然違いますねと、これまたスルスルと降りてこられました。男性の方も後からひょいひょいと登り、これまた、ひょいひょいと下って行かれました。(ありゃ?この角度から見ると、結構凹みがあるように見えますね。でも、この右側から見ると、マジ、ズルズル滑りそうなんですよ。私のギャグの様に。)
 ちなみに、ザイルやカラビナは、リーダー思える男性が、常時携帯しているものでした。結構なベテランの方でした。その方に、いろいろと講釈をたれていた自分がとーっても恥ずかしい。
 

 ちなみに、これは、1977年8月の写真。ヤマト同心の「タチゲ」と共に、大岩の天辺に座っています。しかも、裸足で。初めて、烏ヶ山に登った時のことです。
 この当時の、大岩は現在の様に傾いていませんでした。どちらが登りやすいのかは分かりませんが、若き日のアホ衛門は、この岩をちゃんと登っていました。
 

 更に、アホ衛門は、岩のくぼみに足をかけて「足刀」をしていますね。若いわ。足短すぎますけど。おほほ。
 実は、この大岩は、現在、かなり傾いています。当初は、時間をかけてジワジワと傾いたのだと思っていましたが、これまで撮った写真から調べると1984年には、既に現在の傾きになっていることが分かっております。(写真は、一緒に登った「バク」に撮ってもらったものだと思います。)
 
 しばらくすると、私と同じくらい、あるいは、少し年配かもしれないご夫婦が登って来られました。早速、大岩の陰の特等席をご案内致しました。
 普通は下山している時間帯に登って来られる方が多いのに、ちょっとした違和感を感じていました。と、あろうことか、大山を登って、下って、それから、またこの烏ヶ山に登って来られたのだそうです。ドヒョォォォ!!何ちゅー、体力。「何せ、欲張りなものですから、ついでに登ってきました。」と。絶句。
 「どちらから、来られましたか?と聞くと、ちょっと間が空いてから「福山です。」と言われていました。「ああ、広島の福山市ですね。」と私が言うと、「否、そうではなく県境にある福山です。」と。えっ?結局、イマイチ場所は分かりませんでした。
 

 私の時計の後ろにピンボケに写っているのが、そのご夫婦です。ご主人は、パンを食べながら、ガスストーブ(コンロ)に火を付けられていました。
 そのご夫婦は、烏ヶ山キャンプ場ルートから登って来られたのだそうです。
 「重機が入って作られた、あちこち枝分かれした紛らわしい道や、伐採された木のせいで、ルートが分からなくなかったですか?」と聞くと「確かに分かりづらいですね。しかし、コンパスと地図を持っていたので何とかなりました。」と。「そうか、今度、鏡ヶ成キャンプ場ルートから登る時は、私も、地図とコンパスは用意しておこう。スマフォのアプリでは当てにならないからな。」と反省することしきり。
 
 私は、体力が、昔と比較して、劇的になくなっておりますので、その二つのパーティの方々にご挨拶して、先に下山することにしました。登りと同じ「新小屋峠」ルートを選択しました。
 しばらくして、風景を撮影していると、人の気配がします。ありゃあ、もう、あの福山から来られたご夫婦が来られてしまったよ。何ちゅー速さぢゃ。などと思っていると、あっという間に、その姿が見えなくなってしまいました。「ええー?いくら私のスピードが遅いと言っても、あの人達は、烏ヶ山登山の前に、大山登山までしてきた人だぞ。いくら何でも速すぎやしませんか!!」
 

 15時12分頃「新小屋峠」に到着しました。
 結局下山タイムは、1時間37分かかってしまいました。昔からすると、とんでもなく遅いのですが、5月12日には、2時間ほどかかっていましたので「少しずつ、少しずつだが、体力を回復しているようだ。」と思いましたよーん。
 ちなみに、私の靴跡が点々と付いてますが、それほど、道の状態が悪かったこともありますが、靴に付いた泥をとろうと、力一杯道路を叩くように歩いたせいもあります。
 

 鏡ヶ成キャンプ場近くにようやくたどり着いて、ふと気がつくと「シロツメクサ」と「レンゲソウ」が咲いているのに気がつきました。「レンゲソウ」を見るのは、いつ以来ぶりだろう。何か、感動しておりました。
 その後、エナジードリンクを買って飲みました。
 
 帰宅した際、意外にそれほど疲労がたまっていないことに気がつきました。少しずつですが、体力が回復しつつあるように思えました。
 
 今回の登山では、いろいろとおしゃべりすることが出来たので、とても楽しい登山となりました。
 
 次は、大山のリベンジをするどー。それには、体力の回復は言うまでもなく、ストレッチをしっかり行い、身体の可動域を回復しないとダメです。特に、今回の様な岩場のある登山では、可動域が狭いことが致命的な問題になっていることを痛感しましたから。
 余談ですが、今回の写真は、すべてiPhone12Proで撮ったものです。中には、動画から静止画煮切りだしたものもあります。
 
 もう一つ余談ですが、今メインで使っている我が相棒の「iMacPro」ですが、1TBのSSDの残り容量があと200GB少々しかありません。また、メモリは、はなから32GBで、増設出来ないマシーンです。最近、重い処理をしていると、動きがすごく遅くなっています。
 そのため、「Clean MyMac X」なるソフトで、度々、見ただけでは分からない不要なファイルを削除したり、メモリ解放をして何とか使っています。
 
 宝くじでも当たらないと絶対に無理ですが、新しいMacが欲しいなぁ。「Appleシリコンを搭載したMacPro」が春頃に発売!!との情報がありますが、もうすぐ夏なんですけどねぇ。まあ、アホほど高いんでしょうねぇ。ちなみに、現在のMacProですが、著名なYouTubeの「ヒカキン さん」は純正ディスプレイも2個に、あらゆるものをMaxにつめこんで、1.000万円かけたそうです。どひゃー!!(恐らくCPUは2.5GHz 28コアのIntel Xeon Wプロセッサではないでしょうか?私のiMacProのCPUは3.2 GHz 8コアIntel Xeon Wですからね。)
 石油でも掘り当てるか、宝くじでも当てて、せめて「Apple M1 Ultraチップ搭載のMac Studio」が欲しいな。ああ、物欲の塊。
 

これが「Mac Studio」とオプションのディスプレイだ。(AppleのHPより)小型なパソコンなのは良いが、やはり拡張性がなさすぎるな。ちなみに、私の現在のiMacProには、外付けハードディスクを13個も付けていますぞ。