昨日、烏ヶ山登山に失敗したので、それが悔しくして、再度チャレンジしました。当初、鏡ヶ成キャンプ場近くからの登山ルートでリベンジを考えていましたが、直前で断念しました。今では、全くルートが分からなくなっており、遭難の可能性すらあると考えたからです。
 従って、今回は、倉吉市に入ったばかりの「新小屋峠」から登山を開始しました。しかし、この登山道入り口に行くまでの、アスファルトの道がそこそこ急で、既に体力を使い果たし気味でした。
 

 登山道入り口で撮影しました。何ぢゃ、クマが出てるとか書いてあるぞぉ。ホンマに出てきたらどないしよう。そりゃ、くまった、くまった、島倉千代子・・・何や、それ?
 ちなみに、このルートで登山するのは、多分初めてです。下山には3回程度使ったことがありますが。(一番下の写真以外は、iPhone 12 Proで撮っています。)
 
 登山開始した途端に、下山してきた私と同年齢位の男性に会いました。右側のズボンが、膝の辺りからズタボロに裂けておられました。「お疲れ様です。えっ、そのズボンどうされたんですか?」と聞きました。「いやー、すごい藪漕ぎで裂けちゃいました。なもんで、これ以上は無理だと思って、登頂を諦めて下山してきました。」と。えっ、このルートは、希に下山する時に使ったことがあるけど、そんな酷い藪漕ぎがあったかなと思いながら登山を続けることにしました。
 実は、昨日の烏ヶ山登山失敗で、相当に足に負担がかかっていた上に、睡眠不足もあって、とても身体がだるく、足もあまり動かない状態だったのです。登山地図には、登頂には1時間50分かかると書いてありました。「しかし、この体調なら2時間位かかってもおかしくないぞ。」若い頃は、荷物が軽ければ、コースタイムの半分の時間で登る体力がありましたので、勝手に倍速クライマーとうぬぼれていました。しかし、今日の体力では、タイムアタックは到底無理で、とにかくゆっくりと登頂することだけを目指しました。
 金がないので、殻のペットボトルには、家で作った麦茶を入れて登りました。初めはちょっと寒いのかなって思っていましたが、登り始めると、気温も上がり、風も収まったので、実に暑かったです。
 
 そこそこ登ったところに、平らなところがありました。青い服を着たクライマーがおられました。ちょっと談笑をして、登山を続けました。
 

この場所で、青い服を着たクライマーと談笑しました。まっ、撮影したのは、下山途中ですけどね。
 
 しかし、足に乳酸がたまっており、ゆっくりとしか歩けません。「うーむ、この状態では登頂は無理かな。帰ろうかなぁ。」とすら思っておりました。
 

12時24分、ようやく第一ピークが見える場所まで登って来られました。
 

12時50分、この景色が見える場所までやって来ました。
 

第一ピークの手前まで来ました。烏ヶ山山頂が見えています。こうやってみると、烏ヶ山は結構険しい山ですね。
 

13時18分にようやく第一ピークの直下にたどり着きました。2000年の鳥取県西部地震で大崩落した場所です。しかし、この後が、岩場の登りで、疲れ切った身体ではとても危ないのです。(若い頃は、怖いと思いながらちゃちゃっと登っていましたけどね。)
 

13時27分、第一ピークを越えて、本当の烏ヶ山山頂と大山南壁が見える場所までたどり着きました。
 

 13時39分、何とか登頂に成功しました。何と、2時間かかりました。こりゃ、ダメだわ。
 

山頂にある大岩の裏側に,回って大山南壁を写しました。大岩が陰を作ってくれたので、チイと涼しくて快適でした。
 ちなみに、鏡ヶ成キャンプ場からのルートの方が10分ほど早く登れると書いてありますが、そのコースでは、若い頃や、1999年だったかは、1時間以内で登っていましたので、如何に体力が落ちているかが分かります。
 

この写真は、上の写真とは異なり、Nikon D850で撮ったものです。
NikonのCapture NX-D、LuminarNeoとPhotoshop2023で画像処理をしました。
 
 下山にも、何と2時間以上かかってしまいました。完全に足にきていたのです。また、第一ピークの崩落した岩場では、足を踏み換えた時に、岩場の穴に、左足がスポーンと落ちてしまいました。「やばい、結構な怪我を負ったかも知れない。」と一瞬焦りました。しかし、足が一時的につっただけですみました。でも、本当に焦りましたね。この米子に引っ越しする時に、熱中症で、両手両足が次々につった時のことを思い出しましたからね。その時は、何時間にも渡って、激痛に襲われましたので、もし、今回同じ状態になったら、下山が出来なくなると思ったのです。
 
 下山後、本当にしんどかったですね。登山道入り口から駐車場までは、10分程度かかるのですが、これが、本当に嫌になるほど長く感じました。
 しかし、岡山辺りから来たと思われる中学生の軍団を見た途端、何か元気をもらいました。修学旅行なんでしょうかねぇ。登山前に、大型のバスが何台も走っていましたからね。
 金がないので、しばらくジュースを買っておりませんでした。しかし、完全に糖分が不足していることが分かりましたので、リンゴ味のクーを買って飲みました。これが実にウマかかったですね。
 ちなみに、帰ったから体重を量ると、一時的にですが、目標としていた体重に近づいていました。4月7日、ブタだった時の体重からすると4.8kgも減っておりました。まあ、これは、かいた大汗で減ったことも大きいのですが。