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現在の撮影スタイル
 
 2023年11月の星雲・星団の撮影メインスタイルです。
(内容を少し追記しました。)
 
   このところ、体力の低下と体調の絶不調から、使用するメイン機材を換えました。
 鏡筒は高橋製作所のTOA130S口径13cmの特殊なED屈折望遠鏡」をメインで使用しています。
 赤道儀は、私が持っている機材の中では、同社の「NJP Temma 2」が強度、精度とも抜群に良いのですが、何せ重いので、同社の「EM-200 Temma 2Z」をメインで使用するようになりました。
 制御ソフトは、アストロアーツ社の「ステラショット2」をメインで使っています。
 また、三脚は高橋製作所のメタル三脚を使用しています。
 こんな感じで写真を撮っています。ヒーターはジムケンドリック社のものをレンズのセルの周りに巻いて、そのコードをヘアバンドでフードに固定しています。その他に、ガイド鏡にもケンドリック社のヒーターを巻いています。(突然何個かのヒーターがお釈迦になりましたので買い換えました。あー、ジェニが・・・)バッテリーは、BOSCHの105Aを初め、耐久性のあるカーバッテリー、ポータブルバッテリーを使っています。また、念のために、車のシガーコードが電源をとれるようにDCインバーターを携帯しています。(下の写真はバランスウェートが3個になっていますが、現在は重いSEO COOLED 6Dなるカメラを使っていますので、バランスウェートは4個付けています。上の写真)
 
 
  ガイド鏡は、当初コーワの焦点距離100mmのレンズを使っていましたが、精度を上げるために、高橋製作所のGT-40に換えました。(口径40mm 焦点距離240mm)これに、QHYCCD社のQHY-5L Ⅱ Mなるモノクロのオートガイダー用のCMOSカメラを取り付けいます。1/3インチの「APTINA MTQMO34」と言う小さなサイズのCMOSセンサーが付いていますが、とても感度が高いので、オートガイドには十分な性能を持っています。また、価格が安いので助かっています。
 オフアキシスガイダーとなると、このCMOSカメラでは、とらえる面積が小さすぎるかも知れません。英スターライトエクスプレス社製CCDカメラ「Ultrastar」何かが良いでしょうねぇ。しかし、税抜きでも12万円。うぅー・・・買えねぇー。てなことで、QHY社のQHY5Ⅲ174M(モノクロ)を買っちゃいました。アホだわ。
 
 
 
これが「QHYCCD社のQHY-5LⅡ M」と言うモノクロCMOSカメラです。これをオートガイダーとして使います。(他にも国際光器のST-402ME NABGと言う冷却カメラタイプのオートガイダーと、スタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーも持っていますが、殆どはこれを使用しています。あ、国際光器のST-402ME NABGは、処分してしまいました。)
 
 
にゃんと、2018年12月に、QHY5Ⅲ174M(モノクロ)なるCMOSカメラを購入しました。ソニー製の1/1.2インチのCMOSを使っており、広視界が得られますので、オフアキシスガイダーにも使えると思っています。また、量子効率も78%と高感度です。
 
 
 
ガイド鏡は、高橋製作所のGT-40を使っています。K-ASTEC社から発売されている、強度の高いアルカスイス規格のアリ型・アリ溝装置でがっちり固定しています。(SDS38)
 
 
現在は販売終了していますが、国際光器の安価なKHM電動フォカッサーを取り付けて使っていました。(画像はメーカーのHPより)手動でピント出しをしますと、振動で星像がビンビン動きますからねぇ。先回の撮影で、ネジが緩んで来ました。撮影前に締め付けなくては。現在は、「Lacerta MFOS MOTORFOCUS」を使っていますので、何かあった時のサブ機として埃をかぶっています。
 
 
 また、電動フォカッサーと同時に、かなり前に購入したピントゲージを取り付けています。(多分、今は無き誠報社から)現在は、殆ど使用していませんが、正確なピントを追い込むためには、ピントを少しずつずらしながらテスト撮影をして、一番良い位置をこのピントゲージの数値で見ると良いと思ったりしています。また、温度差でピントがずれますので、途中でピント位置を確認、修正する必要性があります。(ピントゲージを発売していた販売店が無くなってしまいましたので、現在では、市販のダイヤルゲージを手に入れて、後は自分で取り付ける方法を考えないといけません。あ、などと言っていると、見つかりましたよーん。誠報社のピントゲージ。でも、年代物なので、動きがちょっと・・・・)
 
 
ラセルタ社の電動フォカッサーである「Lacerta MFOS MOTORFOCUS」を2018年12月に購入しました。しかし、まだ、ほんの基本的な使い方しかしていません。温度変化に合わせて自動調整するとか、合わせたピント位置に一気に移動させるなどは、まだやっておりません。と言うか、実施したところ、初めは良かったのですが、その後、大トラブルに見舞われて、恐くて、単なる電動フォッカサーとしてしか使っておりません。おほほ。
  
 これが、2019年1月の撮影システムぢゃ。鏡筒は高橋のTOA130S(口径13cm 特殊な設計のED屈折望遠鏡。架台は、主に高橋のEM200 Temma 2 Z。三脚は、高橋のメタル三脚。カメラはSEO Cooled 6D(CanonのEOS 6Dのフィルターを天体用にしたり、ミラーを取り外したり、ペルチェ素子で外気温から20℃以上温度を下げる改造したカメラ。実測で30℃ほど下がっていました。)ピント調整は、ラセルタ社の「Lacerta MFOS MOTORFOCUS」に変更しています。(それまでは、今は発売終了している国際光器の廉価電動フォッカサーKHMを使っていました。ともあれ、電動フォーカッサーはとても便利。)ガイド鏡は高橋のGT-40。(口径40mm焦点距離240mm)オートガイド用カメラはQHY社のQHY5Ⅲ174Mに変えました。オートガイドソフトは、主にステラショットを使いますが、フリーソフトのPHD2.6.8も使います。ベランダでの極軸セッティングには、PHD2.6.8のドリフトアライメント機能は必須アイテムです。
 その後「ステラショット2」の「スーパー・ポーラー・アライメント」機能で、更に極軸を追い込んでセッティングしています。この二つのソフトで、北極星の見えないベランダからでも、結構良い精度で極軸セッティングが出来るようになりました。
TOA130Sの筒先には、まずピント出しのために、このバーティノフ・マスクを付けます。(国際光器から購入。バーティノフ・マスクにも色々種類があるので注意が必要です。種類によっては結構ピント位置が分かりづらいとか?)
 
TOA130Sに上記のバーティノフマスクを付けた写真です。サイズはぴったしですねぇ。
 
 バーティノフ・マスクを付けると星像は上記の様なモノになります。(かなり明るい星を使いました。アークトゥールスだったかな?通常は2等星位が良いとか。)三本に広がる線が均等になれば、ピントが合っていることになります。これに、上記のピントゲージを付けて、ピントを少しずつずらしながら撮影すれば、更にジャスピンを追い込めます。しかし、最近の根性の無さでまだ実際にはまだ使っていません。(以前はフライアイルーペと言うソフトと、回折像をわざと作る十時の金具、そして、ピントゲージを使ってピント出しをしたこともあります。少々時間がかかりましたねぇ。)
 このマスクを付けたまま本番の撮影をしたことが何回かあります。マスクを外すことを忘れると、とんだ時間の無駄になります。
 
バーティノフ・マスクを付けて撮った写真を、ピンタンさんの「ピントエイド」で計ると正確にピント出しができます。これも、ピントゲージが必要ですよね。0.1が最良?私の場合、何故か、数値がまるで表示されないことがあります。おかしいのぉ!
 
こちらは、ウィリアムオプティクス社のバーティノフマスクです。透明で、回折像が長くなり、ピント出しがより分かり安くなります。
 私の買ったものは、ジャストフィットするサイズがなくて、TOA130Sに付けるとちょっと大きすぎる感が否めません。それでも実際の使用では問題ありません。
 ★このバーティノフマスクですが、μ250CRSに使うと、全然変なところでピントが合うことがわかりました。カセグレン系の鏡筒には、合わないのでしょか?
TOA130Sに、ウィリアムオプティクス社のバーティノフマスクを付けて星を撮ったものです。結構見やすくなりますねぇ。
 
APTと言う統合天体写真ソフトの中に「バーティノフ・エイド」(バーティノフグラバーの技術を活用)なる機能があります。これは、ライブビュー動画でピントを追い込めるはずですが、日本では気流が悪いので、正確にピントが出せるがチト疑問です。てなことで、これで実際にピント合わせをしたことはにゃーいです。しかも、新しいバージョンが公開されていたので、インストールしたところ、どうもアクティベート出来ない状態になったようです。とほほ。アホぢゃ。
 
 カメラは、このEOS SEO COOLED 6D クリアタイプと言う、改造冷却デジイチをメインで使用しています。CMOSセンサーの温度を外気温度より−20℃以上下げてくれますので、ノイズがかなり減少することが出来ます。良い時は、外気温から30℃ほど温度を下げてくれることが分かりましたよーん。また、ミラーが無い改造なので、フルサイズのデジイチの大きな問題点である「ミラーボックスケラレ」が無いのもありがたいです。(撮った画像の四隅がけられてします現象です。)  
 デジタル一眼レフカメラの新機種の登場と共に、ミラーボックスの大きさが、センサーサイズに合わせて小型化されるようになりました。
ミラーボックスの小型化に伴い、天体望遠鏡を利用した天体撮影では、ミラーボックスケラレという現象が起こるようになりました。・・・Ryutao氏のHPからがめさせて頂きました説明です。
 
 クリアタイプなので、52mmサイズのフィルターを装着します。IDAS社の「UIBAR Ⅲ」がゴーストが一番出にくいとのことですが、他にも同社の「HEUIB Ⅱ」や、対光害用の「LPS D-1」も使います。少し前まで行っていた和歌山の秘密の場所は、空が結構明るいので「LPS D-1」が一番合っているかも知れません。空が暗いと「HEUIB Ⅱ」は、画像があまり赤くなりにくいので使いやすいフィルターだと思います。また、IDAS社の「LPS-D2」フィルターも購入しました。最近はLED光源が増えいているので、そのLED光源に対応した対光害フィルターです。使用して見ましたが、厳密に比較しておりませんので、その差がまだよく分かっておりません。
 更に、光害の多いベランダ撮影用にIDAS社のNB-1フィルターも購入致しました。そこそこ、光害の影響を減少させることができますよ。
 
 ★残念ながら、このカメラは昇天されました。南無阿弥陀仏。
 
  当初はEM200 Temma 2 ZとTOA130Sの組み合わせでは、ピンぼけ、ガイド不良などでまともに写真が撮れていませんでした。しかし、何度か使用しているうち、問題なく使用できるようになりました。なしてかなぁ?
 
 
 
アストロアーツ社から「ステラショット」と言うソフトが発売されて、撮影が実に楽チンになりました。(2020年5月時点の最新バージョンは2)このソフトは実に多機能で便利です。まず、自動導入、撮影した対象物の自動導入補正、オートガイド、ディザリング撮影、カメラの露出等の制御などが出来ます。他にも沢山の機能がありますが、使い切れていません。(画像はメーカーのHPから)撮った画像は、同社のステライメージVer.8で処理をすると、これまた、割と簡単に画像処理できます。私は頭が悪すぎるので、その機能の100万分の1も使い切れていません。処理した画像は、そのままではちょっとピンと来ないことが多いので、Mac版のPhotoshopCS6で仕上げています。
 
「自動導入補正」は実に便利です。例えば、同社のステラナビゲーターでも自動導入は出来ます。しかし、対象物が思った通りに正確に入ることは希です。ここで、ステラショットを使えば、あっと言う間に補正くれます。この機能は実にありがたい。これだけでもステラショットを使う価値があります。
 
 ステラショットには、オートガイダーの機能も付いています。アストロアーツ社のHPを見ると「オートガイダーの写野から最大10個の恒星を自動抽出してズレの量を計算します。1個のガイド星でオートガイドを行うよりはるかに精度の高いガイディングが可能です。」と書いてあります。しかし、当初は、ガイドがまるでうまくいかなかったので「こりゃ、使えないな。」と思っていました。フリーソフトのPHD2や、スタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーの方が、はるかに精度が高いという噂話が、あちこちで聞こえてきていましたし。
 しかし、何故だか分かりませんが、現在は、ステラショット1.5iで、ほぼ問題なくガイドしてくれています。1つのソフトですべて済むことは実に楽ちんです。更に、Ver.1.5fからは、キャリブレーションを改善したとこのことで、更に安定したガイドが出来るようになっているとのこと。(実はVer.1.5gにアップデートした時から、キャリブレーションの時点で止まってしまいました。しかし、アストロアーツのHPに参考パラメーターが載っていましたので、その数値を入力したら、全く問題なく作動しています。現在はVer.2.0cを使用。)
 
 また、ディザリング撮影が出来るようになったことも大きいです。これは、少しずつ位置をずらして撮影をしてくれる機能で、その画像を位置を合わせて合成すると、それだけでノイズが減少できるのです。スタンドアローンタイプのM-GENオートガイダーで有名になった機能です。
 単に何枚か撮った写真をスタックするより、カメラ固有のノイズを減少してくれます。(写真はメーカーのHPのものです。位置を少しずつずらしながら5枚写真を撮っています。この場合は位置を合わせずにスタックしていますので、5枚の写真がズレて、ボケボケになっています。しかし、ズレた位置を合わせながら1枚の写真にしていきますとノイズがとれた綺麗な写真が出来ます。ステライメージVer.8ならば、この位置合わせとスタックは自動的に行ってくれます。)
 冷却デジイチを使って、更にこのディザリング撮影をしていますので、最近はダークノイズを引いていません。ああ、なんちゅーいい加減なやっちゃ!
 ダークノイズは、デジタルカメラだと必ず出る現象です。温度が高いほど、露出が長いほど多く出ます。そのため、予めこのダークノイズだけを撮っておき、後でこれを引いてやるのです。ダーク引きのソフトは、ステライメージや、古庄さんが作成されたRAP2などがあります。この時、RAW形式で撮ってやらないと意味がありません。また、カメラによってダークノイズの出る量が異なります。EOS 6Dはダークノイズが少ないことで有名です。しかし、ネット検索しましたところ「もっとも個体差があり、ダークノイズが多いものもあるようです。IOS12500で暗室などで撮って、盛大なダークノイズが出れば、残念ながら外れ商品とのことです。」げな。

これは、非冷却で、ISO感度25600で5分露出。画像処理でノイズを強調。でも、この過酷な条件でこのノイズなら優秀ですよねぇ。私のEOS 6Dは、少なくとも外れ商品ではなかったようです。
 
 

 これまで、撮影はTOA130Sがメインでした。しかし、高橋製作所のEM200 Temma 2 Zと言う中型?赤道儀に、μ250CRSと言うコレクティッド・ドール・カカーム望遠鏡を乗せた状態で、何とか星雲星団が写せることが分かりました。今後は、この望遠鏡で小さな星雲星団を撮っていきたいと思います。勿論、この望遠鏡は、惑星や月の撮影にも最適です。シーイングが良くなる、来春まで待たないといけませんが。
 この望遠鏡のピントは、「EOS Utility」と「Focus Infinity」のコンビで問題なく出ているようです。チョーアホのアホ衛門は、当初、使い方が分からず、結構な試行錯誤のうえ、操作方法をマスターしました。(んな、たいそうな!)
 また、前述のように、ウィリアムオプティクスバーティノフマスクでは、まともにピントが出ませんでした。
 

使い回しの写真で申し訳ないのですが、上記のシステムで撮った水瓶座のらせん状星雲NGC7293です。米子市のベランダ撮影なので、極軸もPHD2.6.6の極軸ドリフト法で何ちゃってセッティングです。更に、光害もあり、低空のこともあり、撮影条件はかなり悪い状態でした。せめてもと、干渉フィルターであるIDAS社のNB-1フィルターを使っています。IOS1600の10コマをコンポジットして画像処理しました。
 

こいつはISO800?で720秒露出したものです。2枚だけのコンポジットです。HPでも見やすいように、ちょっと不自然なコントラストに仕上げています。南北の位置は、上の写真よりこちらが正しい位置です。
 

μ250CRSは、本来、上の写真のように、NJP Temma 2赤道儀に乗せるべきだと思います。4月に、戸外で、EM200 Temma 2 Zに乗せて撮影をしましたが、風などの影響を受けて、ガイドが微妙にズレている写真が結構ありました。
 

これは、EM200 Temma 2 Zにμ250CRS+CRレデューサー0.73×を乗せて、ZWO社のASI 183MC Proで撮ったものです。(M104 ソンブレロ星雲 ベランダ撮影)
 

 高橋製作所のμ250CRSにCRレデューサー0.73×で使えるオフアキシスガイダーを「ほしぞら工房 しばた さん」に、作って貰いました。(プリズム部分は星見屋さんからゲットしています。)
 かなり前にゲットした「和風アストロショップ三ツ星 さん」のオフアキシスガイダーのプリズムは結構デカくて、星もかなり明るく見えていました。(残念ながら、パーツがないのでセレストロンのC11でしか使えませんよぉ。)
 新しく購入した、このオフアキシスガイダーのプリズムは小型なので、星が結構暗いです。そのため、ガイド星が見つからなかったり、キャリブレーションに失敗したり、ガイド自体が失敗することあります。
 

これが「ステラショット2」で制御しているオフアキスガイダーの画像です。
まだ、全くテストの途中ですが、ベランダ撮影をしている限りでは、FC60の親子亀方式のガイド方の方が安定しているし、精度も良さげです。早く設定を出さないといけませんねぇ。
 

2020年の秋になってから、ベランダ撮影で、NJP Tennma 2赤道儀を復活させました。EM200 Temma 2 Zと比較すると、安定感が圧倒的に違いますねぇ。
 

 2021年10月に、裏大山に、念願の組み合わせの機材を持って行きました。
 赤道儀は、高橋製作所のNJP Temma 2で、三脚は、同社のJメタルJ三脚、鏡筒も同社のμ250CRSです。撮影デバイスは、ZWO社のASI 183MC Proです。すかあああす、この日は、セットした直後に曇りましたからぁぁぁ!残念!
 ちなみに、新型レヴォーグに、何とか機材が積み込めました。一覧格納に楽だったのは、日産のセレナ ハイウェー、次に、ホンダのSHUTTLE HYBRID Zでした。レヴォーグは、新型になって荷室が結構広くなりましたので、何とかなっています。(荷室はSHUTTLEよりは、チト狭いですね。)
 あ、隣にいるお嬢ちゃまは、Daz Studioのモデルを拝借しました。足の長さの違いが、どんだけー!!アホ衛門は、足が短いのではありません。胴の長さを重視している必然の結果です。これは、アインシュタインが完成することが出来なかった「統一場理論」を、アホ衛門が独自に解釈すると簡単に理解出来ます。知らんけど。
 

 2023年1月頃からは「ZWO社 ASI AIR Plus」を使うことが増えました。
 しかし、同社の電動フォーカサEAFは、高橋のμ250CRSには使えませんので、この鏡筒で、この装置を使ったオートフォーカスは出来ません。元々装備されているFocus Infinity」なる機能で、セミオートフォーカスが出来ますが・・・また、μ250CRSでは、現在のところ、PlateSolve(自動的に撮影位置を調整してくれる機能)は成功していません。焦点距離と1インチの冷却CMOSカメラでは、拡大率が大きすぎるのではないかと思っております。
 てなことで、この「ZWO社 ASI AIR Plus」は、高橋製作所のTOA130Sでしか使っていませんが、とても便利な商品です。iPad Air(中古で買った第4世代のもの)からWiFiで、自動導入、オートフォーカス、オートガイド、PlateSolve、撮影制御、北極星の見えないところからでも極軸を合わせてくれる「All-Sky Polar Align」等々、この装置ですべてのことが出来ます。
 TOA130Sは、3枚玉の屈折望遠鏡ですので、温度順応に時間がかかり、撮影していると、ピントの位置がズレてくることが結構あります。そんな時、このオートフォーカス機能は実にありがたいです。
 

 2023年8月22日に「ZWO ASI 2600MC DUO」なる、APS-Cサイズの冷却CMOSカメラを購入しました。ガイドチップが内蔵されている商品です。濃い色のNBZフィルターを装着しても、何とか内蔵ガイドチップで、オートガイドが出来ております。つまり、ガイド鏡が、基本的には不要となります。
 しかし、現状では、ガイド星が100%つかまるかは確証が持てておりませんので、念の為にガイド鏡は装着しておこうと思っています。
 

これが「ZWO ASI 2600MC DUO」本体です。K-ASTEC社さんのポー津も使って、これまで使用していた52mm径のフィルターも使える様にしています。
 

上記のカメラと、μ250CRSで撮った、水瓶座のNGC7293です。
 

実は、フルサイズの「SEO Cooled 6D」なる、冷却デジイチが、天に召されました。撮る対象によっては、フルサイズのデジイチはいるんだよねぇ。
 

 金がないので、フルサイズのデジイチは、もう諦めるしかないと、思っっていたのですが、ハヤタ・カメララボさんで、天体用に改造したEOS 6D(HKIR)を購入しました。結構お値打ちな価格でゲット出来ました。(元のEOS6Dは中古)
 思っていた以上に、扱いやすい画像を得ることが出来ましたので、安心しております。
 例えば、ZTF彗星の様な天体は、このフルサイズデジイチが必要になりますね。このカメラは、冷却仕様ではありませんが、元々、EOS 6Dはダークノイズが少ないカメラですので、何とかなっております。
 
 「ZWO ASI AIR Plus」のマイクロSDスロットが壊れてしまいました。何とかしようと試行錯誤中です。マジで困ったちゃんです。
 結局「ZWO ASI AIR Plus-256G」を購入すると言う暴挙に出てしまいました。アホぢゃー。
 

超久しぶりに、大山のとある場所に、μ250CRSを持って撮影しました。ガスが頻繁に押し寄せてきましたので、まともな写真がなかなか撮れませんでした。しかも「Anti Dew」なる結露防止のスイッチをONにしていなかったため、結露しまくりでした。何とか見られる写真は、このカニ星雲くらいだけですかね?「バイナリー ホログラム アポイタザー」も使用していますが、輝星が視野にないので、その効果もあまり発揮出来ていません。
 高橋製作所のμ250CRSにレデューサーCR0.73×、架台は同社のNJP Temma 2 Zを使いました。撮像カメラは、ZWO社の2600MC DUOです。IDAS社のNBZフィルターも使用しています。制御は「ZWO ASI AIR Plus」を使用しました。