2026年5月31日(日)あり得ないダメージの大山登山
 
本当は、昨日、大山登山をしようと思っていました。しかし、「星の会」から、間違ったスケジュールの案内がありました。「ああ、行けないな。」しかし、実際には、ひどい睡眠障害のため、登山なんぞ出来る状態ではなかったのです。
 と言うことで、本日は絶対登るぞぉー!と、覚悟を決めました。
 寝たのは、昨晩の11時頃か、それより少し早い時間だったでしょうか?
 
 「あ、目が覚めちまったよ。」背中が痛くて目が覚めました。「午前2時過ぎ頃かなぁ?」時計を見ます。「あ、ウソー!夜の12時をちょっとだけ過ぎた時刻でした。これは、まずすぎる。
 飲んでいなかった痛み止めの錠剤を「いいちこ」の水割り少しで流し込みます。
 目覚ましの時刻前に、目が完全に覚めてしまいました。ちゅーても、午前7時20分頃でしたので、ちゃんと寝ていたとしたら、そこそこの睡眠です。ストレッチも入念にしておきましたし。
 
 朝食はしっかりとりました。目を覚ますために、インスタントのブラックコーヒーも飲みました。シャワーも浴びました。準備は、そこそこ万端です。
 
 ですが、まあ、チンタラチンタラしていましたね。もっと、早い時刻から登山を開始しないといけないのに。
 
 「うわー、一杯の車が停まっているよ。」一番空いているケースが多い「博労座第二駐車場」に車を何とか停めました。
 まずは、大山ナショナルパークセンターに行って、タオルを水で濡らしてから、絞っておきます。これを、首からかけるのです。それから、登山届けもここで書いておきます。提出するのは、最近はモンベルが殆どです。
 
んん?」「南光河原駐車場」に、スタッフとおぼしき方が沢山おられました。何かあるのかな?
 すると「一石運動」に協力して下さいと。
 かつて、鳥取県の大山は、学校行事の集団登山なども多くて、大山山頂は、はげ山になってしまっていたのです。そこで、木道を作り、そこ以外は歩けないようにし「一石運動」を行ってきたのです。登山口辺りで、登山者に1個石を持って登ってもらい、山頂の整備を続けているのです。
 

夏山登山道から、登り始めた時刻はこれです。まあ、ニャンと遅いことでしょう。一番暑い時間帯に登山することになりますね。アホだわ。
 
 体調ですが、いつも悪いので初めはよく分かりませんでしたが、やはり、身体がとても重いです。足も身体全体が動かないイメージです。まじで大丈夫か?
 

南光河原駐車場」で「大山一木一石運動参加証」をもらっちまったからな。石を山頂まで持っていかないと・・・もらったティッシュに入っていた印刷物の表側です。
 

こっちは、裏側です。思えば、これまで一度たりとも石を山頂まで持って上がっていなかったな。ご免ね、ご免ねぇー。
 
 今日は、遅いペースで登る方も多かったです。しかし、1合目のタイムは、10分以内で通過することは出来ませんでした。樹林帯の中なので、思ったより涼しいと感じていましたが、アホほど汗をかきました。
 あれー?今日は、山岳パトロールの方達がムチャンコおられるな。何かあるのかな?
 実は、モンベル主催の「SEA TO SUMMIT 皆生・大山大会」なるものが開催されていたことを知りました。カヤック、サイクリング、大山登山を、個人の能力に合わせて行うものです。恐らく、ハードな運動を行う事もあって、そのサポートもあって山岳パトロールの方達が多いのでしょう。
 
 本当に、身体が動きませんでした。どうかすると、めまいと言うのか、何度もブラックアウトしそうになりました。このところ、血圧が下がりすぎていることもあるのでしょう。これは、本当に洒落にならんぞ。途中で、登山を止めようか?そうだ、行者コース往復に切り替えようかと思いました。しかし「一石運動」の石をデイパックに入れちまっているしな。やっぱ、ゆっくりと登ってみよう。
 
 途中で、この大会に参加されている女性に、お目にかかりました。サイクリングで頑張りすぎたので、しんどいと言われておりました。和歌山から来られたようです。最初は、私の体力がエンプティで、下の方ばかり見えていたので分かりませんでしたが、その後、何度もお目にかかりました。可愛くてとても感じの良い女性でしたね。
 また、欧米人とおぼしきカップルも登られていましたね。これが、アホほど速い。
 今度は、白人の男性が登って来られました。聞くと、アメリカから来られたのだそうです。(山頂では、黒人の男性と合流されていました。)
 途中、普通は工事資材を運ぶ、モノレール?トロッコ?が待機していました。これは、どうやら「SEA TO SUMMIT 皆生・大山大会」の選手は、この暑い中(米子市の最高気温が32℃)で、相当に無理をしてから大山登山をされているので、体調を崩した方を搬送するために待機していたように思います。
 
 「あ、岡山県の新見から来られた方ですよね。4回位会っていますよね。」山岳パトロールの女性の中に、見慣れた女性を見つけて声をかけました。彼女も、私の事を覚えてくれていました。皆同じ赤い服にサングラスをかけておられましたが、直ぐに、あの女性だと分かりました。
 
 和歌山の女性は、6合目には、1時間以内に着かないといけないとのことで、途中からスピードアップして、あっと言う間に視野から消えていきました。彼女が、すごいスピードで登っていたわけではないのです。今日の私が遅すぎたのです。
 
 6合目には、まじで死ぬ思いで着きました。今日は登山者も多いうえ、山岳パトロールの方も沢山おられ、立ったまま休憩です。水分補給に、魔法瓶的な水筒に入れていた「とーっても冷たいアクエリアス」を飲みました。しかし、正直、飲んだ量が少なすぎたようです。
 

な、な、何と、6合目に到達した時間は、1時間11分29秒もかかってしまいました。最悪なタイムとなりました。本当は、1時間以内で着きたかったのですが・・・ちょっと休んだ後、登山を再開しました。しかし、まあ、足が動きません。
 
 7合目付近では、小さなお子さん連れのパーティが前を歩いていました。まるで、抜ける気がしません。子供は、体重も軽いし、身体が柔らないので、まあ、元気ですよね。
 
 やがて、8合目過ぎて木道が現れます。この際、足がつった大会の選手だと思われる方が、何人か足がつって、寝っ転がっておられました。そこに、山岳パトロールの方が介抱されていました。正直なところ「大山如きで足がつるとはね。」と思っていました。
 とにかく、今日はあまりにも体調が悪くて、下ってくる大勢のパーティを先に行かせることにしました。これだけでも、かなりのタイムロスですが、身体がまるで動かないのです。
 
 これまでストレートに山頂まで行けた木道が、このところは、改修工事のため通れません。右折して、いったん下り「石室」を経由して山頂を目指します。
 金網で岩を固定しいる場所を登る際に、事件が起こりました。沢山の下山者を先に通すことにしていたのです。
 と、突然、左足の太ももが強烈につりました。激痛です。「これは、やばい。山頂まで行って下山出来るのか?」かなり心配な状態になりました。一瞬痛みが和らぎました。ですが、ちょっと足を動かすと、またも強烈な痛みが襲います。しばらくは、激痛に耐えながらその場でじっとしていました。とても長い時間に感じられました。ようやく、痛みが少し良くなってきました。・・・と、今度は、右足の太ももまでが、激痛を伴ってつり始めました。まさか、大山如きで、こんなに足がつるとは・・・
 
 その後、ある程度歩ける状態になりましたので、何とか山頂まで行くことが出来ました。山頂ステージは、大会の方も含めて大勢の方が休憩されていました。
 

んで、登頂タイムは・・・なぬぅー?2時間32分57秒ちかくかかっていました。おい、おい、残雪時のタイムじゃないんだぞ。恐らく、夏山登山では、最低最悪の登頂タイムになってしまいました。
 

 私は、タオルを濡らしてから絞って首に巻いています。乾いたタオルで汗を拭けば、折角汗が気化熱を放出してくれるところを、全く無効化してしまいます。そこで、いったん濡らしたタオルを絞って首に巻いています。これで汗を拭けば、皮膚の表面は濡れたままなので、気化熱を放出してくれます。また、首回りに濡れたタオルを巻いているので、太い頸動脈を冷やしてくれる効果もあると思います。
 右側の赤い服を着た人は「山岳パトロールの方」です。本日は、ムチャンコ沢山の山岳パトロールの方が、警備に当たられていました。ありがたやー。
 
 山頂では、和歌山から来たあの女性とも少しおしゃべりをすることが出来ました。脱水で熱中症が疑われましたので、アクエリアスを多めにとり、塩キャンディもなめました。更に、とっておきの「アミノバイタル」も摂りました。
 

山頂からは、弓ヶ浜も綺麗に見えていました。ま、晴れが続いたので、ちょっと低空は霞んでいましたけどね。
 

持って上がった石を置いていくことが出来ました。山頂にいた若い男性が「あ、石を置いていくことを忘れるところだった。」と、言われていました。私も、ちょっと忘れかけていたので、この言葉は助かりました。
 
 下りも、当然のことながら「石室」経由です。石室からは、いったん登りになります。
 「あ!!うそっ!」またも、左足がつりました。激痛が走ります。丁度、山岳パトロールの方がおられまして「塩分は、ちゃんと摂られていますか?」と尋ねてこられました。「ええ、アクエリアスに塩キャンディ、そして、アミノバイタルでドーピングしています。」と言うと「それでは、塩分が足りません。塩自体を舐めた方が良いですよ。」と言って透明な袋に入れた塩を渡してくれようとされました。「あ、やばい白い粉とは違いますよ。あははは。」と。
 まだ、塩キャンディも沢山残っていましたので、丁寧にお断りさせて頂きました。さすがに、塩を舐めるのは、喉がカラカラになると思ったのです。
 
 その後、7合目辺りだったか、またも左足がつり始めました。最初の耐えがたい激痛まではいかないまでも、痛くてスピードがまるで出せません。
 
 それでも、何とか6合目に着きました。確か、ここで、おばちゃま達とお話が出来ました。岡山の方から来られた方でした。岡山では、6月にはゲンジボタルが飛ぶのだそうです。
 「1979年に大山山頂から見た、蛍の大乱舞はすごかったですよ。また、当時は、縦走路を歩くことが出来ましたので、そこから見ると、二ノ沢や三ノ沢から、無数の蛍がジワジワと昇ってくる光景を見ました。それは、綺麗というより、見てはいけない物を見てしまった感じでしたね。」などとお話しました。
 と、この方達も、現在でも山頂では蛍が飛んでいることをご存じでした。また、大神山神社に向かう参道でも蛍が沢山飛んでいることも知っておられました。「ですが、参道の蛍は、写真を撮る人が沢山おられて、撮ることがはばかられる感じなんですよ。」と。えー?そうなのぉー?今年こそは、参道の蛍を撮りたいと思っていたのに。
 
 途中、大きめなザックにアルミシートをくくりつけた登山者に何人か会いました。「小屋泊まりですか?ご苦労様です。ご存じだったら要らないお節介かも知れませんが、8合目過ぎの木道は、真っ直ぐ行けません。右折して、いったん下ってから石室経由で行くことになります。その場に行って、ショックを受けるといけないかと思ってご案内しました。」と言います。「今、充分ショックを受けました。」と。ありゃりゃ。あるパーティの方は、迂回路の事はご存じでした。
 
 3合目付近だったでしょうか、またも、左足がつり始めました。とーっても痛い。ですが、アホ衛門は頑張りました。と言うか、下山しないことにはどうしようもありません。
 また、これまでは、どの季節に登っても鼻水がタラタラになっていましたが、最近はかなり収まっています。しかし、今日は左の鼻から鼻水が出る感じがありました。そこで、タオルで拭いてみると、何と、鼻血でした。これが、全然収まらなかったのです。
 
 1合目辺りだったでしょうか?前をおばちゃまが二人歩いておられました。左足の動きがとてもおかしかったので声をかけました。すると、この方も足がつっているとのことでした。
 これまで、もっと暑い時期に何度も大山を登っています。しかし、こんな両足が長い時間にわたってつりまくることは、初めてでした。やはり、睡眠不足の影響も大きかったでしょうね。更に朝ブラックコーヒーを飲みましたが、カフェインは利尿作用があるので、他に水分をもっと摂っておくべきでした。例えば、塩分補給も含めて味噌汁とか?
 
 んで、下山タイムは、1時間44分35秒もかかっておりました。なんちゅー、鈍足タイム。
 

しかし、本日の体調の悪さ。そして、両足がつりまくったことを考えると、無事に?下山出来たことに感謝です。
 
 下山後、喉が渇いたので「大山ナショナルパークセンター」に行き、ファンタグレープ150円をゴクゴクと飲みました。更に、まだ少し残っていた「冷たいアクエリアス」も。
 
 今後は、夏場の登山の際には、水筒は2個もって行った方が良さそうです。
 
 駐車場で、上の下着と服を脱ぎ、濡れたタオルで身体を拭きました。そして、ノースリーブだけに着替えました。クライミングパンツは汗で濡れていたこともあり、車の荷室のドアを開いて、しばらく座っていました。いやー、まじで疲れたなぁ。
 

博労座第二駐車場から撮った写真です。
 
 と、ヘリコプターが飛んできました。着陸するほどの高さに高度を落としたかと思うと、また、旋回を始めました。そして、ホバーリング。誰か、遭難者が出たのかな?「そうだ、Nikon D850の300mmで撮ってみよう。」「あ?え?電源が入りません。まさか・・・」そうなのです。朝、バッテリーを充電してそのままにしてしまったのです。それでは、写真は撮れません。
 仕方なく、iPhone 16 Proの5倍のビデオで撮ってみました。倍率が低くてイマイチ分からないのですが、細長いものをつり上げていました。多分、人間だよな。
 

これは、iPhone 16Proの5倍静止画で撮っってをトリミングした物です。左の矢印は、かなり上空を飛んでいた飛行機で、右の矢印が、救助ヘリコプターです。撮影時刻は16時少し前ですから、時間的にもその遭難者?を収容に向かったヘリだと思います。
 

これは、iPhone 16 Proの5倍の動画で撮ったものをトリミングしたものです。人らしきものをつり上げていますね。
 
 後でネット検索してみると、以下の様なニュースが書かれていました。
 
 【5月31日の正午、鳥取県の大山で登山中だった70代の男性が足をつって身動きがとれなくなりその後、山岳パトロール隊に発見され、処置が施されましたが、回復せずパトロール隊から消防に連絡があったと言うことです。
 男性は身動きが出来なくなってから約4時間後、鳥取県の防災ヘリコプターに収容され、米子市内の病院に搬送されましたが、命に別状はありません。
 男性は5人グループで登山をしており、登山届けの提出はあったと言うことです。】げな。
 うへー、一歩間違えたら、私がこの人とと同じ事になっていたな。大山如きと舐めたことを言っていたことを反省しました。
 
 思えば、大阪からここ鳥取県の米子市に引っ越しをする時に、ひどい熱中症になり、両手両足が、あり得ない程長時間つりまくって、地獄を味わっていました。工事業者の関係で、前日からエアコンを取り外されていたのです。更に、引っ越し当日も、クソ暑い中、引っ越しの荷物の最終整理をしておりました。水分補給は、かなり気を付けてやっていたつもりでしたが、結果的には、全く不足していたようです。
 
 帰宅後、インナウエアのスパッツを脱ごうとした、またも、左ももが激しくつり始めました。慌てて、作り置きしていた「アクエリアス」をバカスカ飲みました。しかし、この手のスポーツドリンクは糖分も多いので、飲み過ぎると「ペットボトル症候群」と言って、血糖値が上がりすぎる危険性もあります。続けていると急性意識障害を起こすこともあるそうです。こわや、こわや。
 
 上記の状態で体重を計ると、朝計測した値から2.2kg減っていました。やはり、脱水状態になっていたのでしょうね。
 
 夜は、疲れすぎて食欲が全くなかったので、念の為に登山用に用意していた行動食2個と、アクエリアスを追加でガバガバ摂って終了でした。