2025年8月24日(日)およそ1ヶ月ぶりの大山登山
 
  何度も書いていますが、7月25日から26日にかけて、鳥取県の大山登山をしてきました。小屋泊まりだったので、ザックは16.1kgでした。2009年まで、北アルプス登山を繰り返していましたが、その際のザックの平均重量は27.5kgでした。
 しかし、たかだか16.1kgのザックで、下りに痛めていた左膝と左足首を完全に痛めてしまいました。また、左の内ももの、腱も痛めてしまいました。未だ、一部が断裂してしまっている様な痛みが残っています。
 
 考えたあげく、さすがに今日あたり登山をしておかないとダメだろうとの結論に至りました。
 寝たのが、そんなに早くなかったのですが(午後11時半頃か)何と、午前4時半に目が覚めてしまいました。これは、さすがにまずいと思って、布団に潜り込みますが、まあ、眠れませんね。結局、二度寝は諦めました。おい、おい、この体調で登山出来るのか?
 
 などと書きましたが、結局行っちゃいましたね。アホかも。
 博労座第一駐車場に車を停めて、登山開始です。と、登山口近くになって、若い男性二人に声をかけられました。「登山道は、そっちですか?」「夏山登山道ですか?なら、一緒に行きましょうか?」かくして、結構長い間一緒に登ることになりました。
 広島から来た若者二人でした。昨日に大山に入り泊まったのだそうです。一人は28歳とのことでした。
 
 しかし、登り始めてすぐに、二人は食事をしたいとのことで、1合目手前のウッドデッキをご案内申し上げました。
 
 私はと言えば、呼吸はそれ程苦しくないし、割とスムースに歩いているつもりでした。しかし、1合目、2合目、3合目・・・通過時間を見ると、明らかにかなり遅れていました。あーあ、やっぱ、足の状態が回復していなかったんだな。
 いつのまにか、彼らは私の後に来ていました。大山は初めてとのことで、いろいろ講釈をたれておきました。
 
 6合目避難小屋に着きましたが、休憩している人が多くて、座って休むことが出来ませんでした。しかし、しばらくすると、奥にいた人達が、立ち上がって登り始めたので、何とか座ることが出来ました。ここでは、山岳パトロールも方ともおしゃべりしました。広島から来た彼らの一人は、大きなペットボトルに水を入れて飲んでいました。
 「水だけじゃ駄目ですよ。塩分もとらないと。最悪の場合、水中毒になって、脳浮腫になって死ぬこともありますよ。」と、私。山岳パトロールの方達も同じ事を言っていました。広島の彼らの一人は塩キャンディを持っていましたが、一人は持っていなかったので、1個お渡ししました。山岳パトロールの方も、山頂に着くまで3個位塩キャンディをなめていた方が良いと言われていましたね。
 

これは、6合目直前に「Insta360x4」で撮ったものです。後ろの二人が、広島から来られた方達です。
 

6合目避難小屋あたりは、ガスっていて、大山北壁もまるで見えません。
 
 さて、広島から来た二人は、途中で他の方の記念撮影に協力していたので、私は一人で登ることになりました。
 
 今日は、白人系の登山カップル1組と、東南アジア系のパーティが何組かいましたが、意外に外国の方は少なかったですね。その代わり、親子連れのパーティの方が多かったです。
 「暑いですね。」が挨拶代わりになるほど汗をかいていました。
 

山頂避難小屋が見えてきましたが、もうバテバテでした。
 
 んで、登頂タイムは、2時間15分37秒程でした。途中、広島のパーティの方には「今のペースでは、登頂に2時間15分位かかりそうです。」と言っていましたが、まさにそのタイムとなりました。おーい、今年は1時間30分台で登るぞぉーって言っていたのは誰だよ。
 

何とも恥ずかしい登頂タイムとなっていました。うーむ・・・
 

山頂ステージは、結構な人がおられましたね。途中で会った下山者は、山頂は涼しいですよって言われていましたが、最初は、風がほぼなくて暑かったです。下る時になって、少し風が吹いてきて気持ち良かったですが。
 
 山頂で、休んでいると、広島のパーティが登って来られました。ペース配分が分からないと言っておられましたね。サンドイッチなんぞを食べられていました。私は、朝、充分過ぎる程の食事と、水分補給をしていたので、昼飯はなしです。大山登山くらいでは、いくら私の体力がなくなっているとは言え「シャリバテ」にはならないでしょうからね。その代わり、魔法瓶的な水筒に入れている、近々に冷えた「アクエリアス」を飲みました。これが、冷たくて美味しいのよ。
 
 山頂ステージで少し休んで、その後、彼らと山頂避難小屋に、ちょっとだけ寄りました。
 彼らは、登山に予想外に時間がかかってしまったので、急いで「行者コース」を通って下山して、広島に帰るとのことでした。まあ、下りのスピードは、私の1.5倍から2倍位でしたので、あっと言う間に視界から消えました。
 
 6合目避難小屋で一端休憩です。またも山岳パトロールの方達に逢いました。ガスが切れ始めて、北壁が少し見えてきました。「あ、べっさん が見えている。」と言われていましたので「えー?べっさん って読むんですかねぇ?」と私が言うと、看板のルビを確認されました。やはり「べつやま」と言うのが正解でしたね。
 北アルプスの「大天井岳」のことを、地元の方が「ダイテン」って呼んでいましたから、愛称的な呼び方があるのかも知れません。
 尚、山岳パトロールの方達に「ミスターキャンディ氏」の事を聞いたら、かなり否定的なことを言われていました。登山をするのに、スーツに革靴と言うのは、甲子園に、Tシャツ短パンで出ているしているようなもので、私たちは無視しているんですよ。」と。へぇー、そうなのか?「でも、以前、山岳パトロールの方と一緒に、長髪のミスターキャンディ2号さんがいましたよ。腕章をつけておられましたし。」と言うと、その2号さんのことはご存じないとのことでした。2号さんの招待が全く分かりませんでした。
 
 最後の緩斜面では、相当な早歩きが出来ましたが、足の状態が悪かったですね。
 

てなことで、下山タイムは、1時間36分31秒でした。あ、これは、山頂でストップウォッチを押し忘れたので、実際には、これに1分程足したものが、本当の下山タイムです。
 
 下山後、大山ナショナルパークセンターに行って、コインシャワーを浴びて、服を全部着替えました。アホほど汗臭かったですからね。
 

大山ナショナルパークセンターでは、130円也の小さな「リアルゴールド」を買って飲みました。シャワーが、ある程度暖かかったので、顔からアホみたいに汗が噴き出していました。シャワーを浴びた意味ないじゃーん。