2025年5月27日(火) 死ぬほどしんどかった大山登山
このところ、夜はひどい細切れ睡眠のため、明るい内から「いいちこ」の水割りをガバガバ飲んで、無理矢理寝ていることが当たり前になっています。
昨日も、そうでした。昼間寝ているので、負のスパイラルで、夜は寝ても直ぐ目が覚めてしまいます。
当初、午前5時半にアラームをセットしましたが、午前6時にセットし直しました。でも、やっぱり、それよりも早く目が覚めてしまいます。
てなことで、完全に起きることにしましたが、まあ、睡眠不足特有の、身体のだるさに加えて、頭がボーッとしています。これは、まずいぞ。予定していた大山登山は、やめた方が良いんじゃないか?
ふと、考えると、昨日も大山登山を、やめていました。「えーい、ヤケクソぢゃ。とりあえず、大山に行くぞぉー!!」
てなことで、相も変わらず「博労座」に車を走らせていました。正直なところ、大山登山に飽きてきていたので「烏ヶ山」の方に登ろうかと考えていました。
しかし、この体調では、烏ヶ山登山は危険です。手の指もちょっとこわばっていますので、握力も少し落ちていますからね。
夏山登山道をスタートしたのが、午前9時54分少々前です。今回は「Insta360x4」をシングルモードにして、ショルダーハーネスに固定しました。しかし、もっと広角で写すべきでした。従って、しょうもない動画しか撮れませんでした。更に、シングルモードの4K撮影でも、4Kのデジタルビデオカメラと比較すると、圧倒的に画質は悪いです。まあ、レンズの性能も違いますからね。
どわわわー、またも、遅い登山開始時刻。もっと、早く登らんかーい!!
私の前に、中年のご婦人が登ってられましたが、ちょっと止まっておられましたので、先に行かせもらいました。何と、この女性とは、6合目でもご一緒になり、山頂でも。そして、下山も、最後の方まで、ご一緒になりました。スピードは、私より、遙かに速かったです。
1合目に着きました。10分を少し越えています。ここは、10分か、それ以下でないとダメなんですよ。おりょ、おばちゃま達が記念撮影をされていました。
2合目は22分04秒に到着です。およよ。既に遅れとるがな。
3合目は32分52秒 息がハアハアと上がりまくり。鼻水がタラタラで、鼻呼吸が出来ず。写真は撮れず終い。
4合目には、44分弱ほどで着きました。完全に遅れています。
5合目には、54分53秒で着きました。更に、遅れています。ダメだ、こりゃあああ!!
5合目を少し登ると「行者コース」分かれに着きます。この道を下ると「行者コース」で、元谷の方に行くことが出来ます。いっそ、ここから下ろうかと思いましたが、頑張って登ることにしました。
と、この少し上で、私が勝手に「ミスター・キャンディ」と、急遽名付けたニックネームの方に会いました。何と、今回も、スーツを着て、キャンディを配っておられました。
「もう4回もお会いしていますよ。でも、そのスーツって暑くないですか?」
「山頂は、晴れて涼しいですよ。」と、帽子を取られて「私の頭の様に晴れていますよ。」とギャグをかまされていました。つまり、はげ頭の方でした。(おっと、これは、失礼。)
後で、下山する時に他の登山者にお聞きしたのですが、島根県の安来市から来て、何と週5回、大山を登山しているのだそうです。
6合目に、息も絶え絶えに着きました。にゃんと、1時間10分33秒もかかってしまいました。タイムアタックは、この時点で完全無欠に失敗に終わっていました。またも、鼻水タラタラで、口呼吸しか出来ません。これも、登山タイムが遅い原因だよね。これって、寒暖差アレルギー?何かの花粉のアレルギー?PM2.5の影響?
7合目には、1時間25分と少々かかってしまいました。ゲロゲロ。
7合目の上には、この様にガレた坂道が唯一出て来ます。
8合目には、1時間49分もかかって到着です。昨年の良い時は、確か、この時間で登頂していましたね。
8合目過ぎの木道で、人が集まっていました。一瞬、通るのに邪魔だなって思っていたら、一人の年輩の男性が倒れていました。手に、何かに刺された様な跡があり、そこからちょっとだけ血が見えていました。蜂にでも刺されたのかな?
しかし、狭い木道だったのと、既に介抱している人がおられましたうえ、救助要請を出されるのか、名前と住所を聞かれていましたので、とりあえず、通過させて頂きました。(写真には、その方は写っておりません。)
と、9合目付近で、これまで3回ほどだったか合ったことがある、岡山から来ている女性に、またも合いました。聞きましたところ、土日はパトロールで登ってきてるのだそうですが、今日はプレイベートの登山なのだそうです。警察の方かと思ったら、そうではないと。いったい、何者でしょうか?
山頂避難小屋の横を通過します。マジで足が動きません。死ぬ、死ぬ。死んどらんけど。
登頂に要した時間は、2時間8分41秒でした。どこが、今年中に、1時間30分台で登頂ぢゃー?どの口が言う?あーん?
と、言いつつも、この体調でしたから、2時間30分のタイムも覚悟していました。まあ、それなら、マシか?
山頂では、あのご婦人も休憩をとられていました。「あなたのスピードでしたら、1時間45分位で登られたのではないですか?」と尋ねると「休憩しながらでしたので、2時間と少々かかりました。」と。何故か、妙に安心しましたね。
珍しく「ザ・ノースフェイスの帽子」を被っていたので、汗で髪の毛がベチョベチョに濡れていました。アホ衛門、完全に怪しい奴だぞぉ。でも、この日は、結構気持ち良い涼しい風が吹いていました。
この日は、ワンちゃん連れの方もおられましたし、左のパーティは、多分海外の方達です。この日は、ロンドンから来られたカップル?もおられましたね。
下る際には、急に、下の方の方からガスが湧いてきました。
8合目付近では、登山中も、ひっくり返っていた、年配の男性が、シュラフカバーの様なものを足下に被ったままで、まだ横たわっていました。
あの、岡山から来た女性も様子をみています。他にも、介抱をされている人がおられました。何でも、足が吊ってしまったのだそうです。だいぶ良くなったのだそうですが「まだ、こっちの足が・・・」と言われていました。「脱水症状じゃないですか?水や塩分は大丈夫ですか?」と、尋ねますが、他の方から、大丈夫ですから、下山してくださいと言われ、そのまま下ることにしました。でも、無事に下山出来たのかなぁ?最悪、山頂小屋まで登って、明日、下山されたのかも?
下山途中、女子高校生の団体さんがおられました。アントニオ猪木ばりに「元気ですかー!!」と聞きます。何と、バレー部の方達でした。しんどそうにはされていましたが、若いうえに、スポーツをされている方なので、足はサクサクと動いていました。
ところで、登山開始から、抜きつ抜かれつした、ご婦人は、極地元の方で、下山も、かなり下の方まで一緒に、お話をしながら下っておりました。
して、下山タイムは、1時間38分程かかりました。終わった、何もかも。つーても、睡眠不足に、膝の痛み、筋肉痛の中では良いとしましょう。
大川寺橋の上から、大山北壁を撮っておきました。この時間、ガスは切れて、エエ感じの形の雲があるだけでした。
頑張ったご褒美として、自販機で「冷やしマンゴソーダ 150円也」を買って、グビグビと飲み干しました。あー、おいちかった。
今回の登山で悟りました。少なくとも、今年、北アルプス登山に復帰するのは絶対に無理だと。
また「Insta360x4」の「シングルレンズモード」の設定が間違っていましたね。少なくとも、もっと広角で写すべきでした。あるいは、縦長の画角で撮った方が良かったのかも知れません。