2025年5月20日(火) 性懲りも無く大山登山


 昨日は「いいちこ」の水割りをガバガバ飲んで、,無理くり寝ていました。思ったより、寝られた気がしました。ですが、目が覚めると午前1時。ぐぇぇぇー。ちと早すぎますがな。でも、ま、エエッか?とも思いました。二度寝はなかなか出来なかった様ですが、それでも、ウツラウツラとはしていたみたいです。午前5時半頃に、完全起床です。またも、変な夢を見ていました。ま、この体調なら、何とか、鳥取県の大山に登れるべぇー。
 
 しかし、チンタラチンタラしていたら、何と、大山の夏山登山道から登山を開始したのが、10時15分位でした。アホちゃうーん?遅すぎるがな。
 

前に歩いている、女性を抜かしてもらいました。すると「Insta360x4」カメラを見て「Googleの方ですか?」って聞かれました。「いえいえ、そんなエエもんとは違います。」
 
 登り始めて、割と直ぐに、係員の方がおられまして「本日は、ヘリコプターの訓練飛行があり、途中で止まって頂くかも知れません。」と言われていました。(結局、止まることはありませんでしたが、結構長い時間、バタバタと言うヘリコの音が鳴り続けていました。)
 

1合目には、10分46秒かかってしまいました。ここには、10分ジャストくらいで着きたかったなぁ。
 

2合目には、23分かかりました。予定より3分遅れでです。
 

2合目過ぎには、こんな木の階段が出て来ます。うー、ムチャンコ暑いし、足が動かなくなってきたし、何故か、鼻水タラタラです。これでは、鼻呼吸が出来んがな。
 
 3合目付近で、例のスーツを着て、キャンディーを配っている人にまた会いました。
 「こんにちは。暑くないですか?」
 「あ、また会いましたね。今日は、クールビスです。」
 「ええ?いくら生地が薄くても絶対暑いですよ。」
 この方は、腕章をはめておられましたので、大山の何らかの関係者の方です。毎日のように、キャンディーを配っておられます。頭が下がります。
 しかし、麓の米子市の最高気温は、まだ5月なのに、30.5℃まで上がっていましたよーん。死にますよ。
 

4合目に着きました。何と、45分34秒かかりました。完全に遅れています。
 

 5合目に着きました。ニャンと、57分もかかりました。確か、この辺りで、下山されてきた、年配の男性に声をかけられました。
 「余計なお世話かと思いますが、半袖にした方が良いんじゃないですか?」
 「あ、いえね、前の登山で半袖で登ったら、腕が陽に焼けて、真っ赤になっていたかったので、敢えて長袖にしたんです。」
 
 6合目手前で、オオスズメバチに襲われました。まっしぐらに私に向かってきました。トレッキングポールを振り回したら「コツン」と音がして当たったようです。奴は逃げていきました。私は、若い頃、キイロスズメバチに何度か刺されたことがありますので、オオスズメバチに刺されてアナフィラキシーショックになったらエラい事です。アドレナリン製剤は持っていませんからね。
 

ネットからがめた「オオスズメバチ」です。キイロスズメバチは、かなり凶暴ですが、こっちの蜂は、デカい上に、相当に凶暴です。刺されたら、エライ事になります。
 
 6合目避難小屋に着きました。もう、汗がアホほど出ています。家で水筒に入れたアクエリアスをグビグビと飲みました。
 

6合目避難小屋に着きました。1時間12分程かかりました。汗だくだく。鼻水タラタラです。少し休憩を取りました。これまでなら、ほんのちょっただけの休憩でしたが、今回は5分ほどの休憩をとりました。
 
 ここで、海外の方に会いました。聞くと、女性はスイスの方で、30年前に日本で住んだことがあるとのことでした。もうかなり忘れましたと言われていましたが、流暢な日本語をしゃべられていました。
 「スイスって、公用語が4カ国語ありますよね。あなたは、普通はドイツ語ですか?」と片言の英語で聞いてみました。
 すると「英語です。」って。なにぃー、やっちまったな。
 一方男性は、アメリカから来られているのですが、ヒスパニック系の方の様で、普通はスペイン語なのだそうでした。スイスから来た女性は「山、大好き。」って言われていました。それにしても、スイスとアメリカって、どんなカップルでしょうか?大山では、意味不明?の国同士のカップルに何度も会ったことがあります。
 

このカップルの方は、登るスピードは速いのですが、途中途中で写真を撮りながら休憩されていたので、登頂は、私の方がずっと速かったです。登頂された時には「コングラチュレーション」と言いました。他のおじ様も、同じ様に「コングラチュレーション」って言われていましたね。
 
 今日は、割とスローなペースの年配の方も多かったので、私のドン亀歩きでもあまり抜かれることはありませんでした。まあ、とんでもなく速い人もいましたけどね。
 

7合目に着きました。何と1時間29分もかかってしまいました。どよよよーん。
 

8合目に着きました。1時間53分もかかっています。本当なら、1時間40分以内で着きたいところでした。
 

8合目を過ぎると、一端、平らな場所があります。元気な時は、ここでかなりスピードアップするのですが、足がまるで動きません。
 

8合目過ぎから、木道を歩きます。木道の両サイドには「大山キャラボク」が茂っています。
 

登山は、基本的には「登りが優先」です。下山者の方達が、道を譲ってくれました。まあ、これは、臨機応変に対応します。状況を見て、下りの方に先に行ってもらうこともあります。
 

9合目に着きました。この標識は、意外に見落とすことが多いですよね。
 

山頂避難小屋が見えてきました。ですが、足が動きません。およよ。
 
 山頂に、息も絶え絶えに着きました。
 

登頂タイムは、2時間12分34秒程でした。またも、鈍足タイムでした。今年は、1時間30分台を目指していたんだけどね。でも、先回よりは速くなっているから、まあ、エエとするか?
 

山頂には、若い女性2一人のパーティもおられました。一緒に登ってきたおばちゃまに「一緒に登ってきたので。」と言って、チョコレートのような物を、お互いに交換していました。何かエエ感じ。
 

 山頂にて、自撮りです。この写真では、イマイチ分からないかの知れませんが、顔が酔っ払っているのかと思うほど赤く日焼けしています。(しかし、目の周りが腫れているなぁ。)
 また、ここでは、関西から来たおばちゃま二人と雑談です。下りは、もう体力が限界なので、そのまま夏山登山道を下ろうと思っていますと。一応、業者コースのご案内もさせて頂きましたが。
 

ちなみに、山頂ステージでは、アクエリアスの他、この「アミノバイタルゼリー」を自宅で凍らせておいたものを摂りました。これが、旨いのよ。マジで、生き返りました。
 

この体力では、北アルプスの蝶ヶ岳登山は無理でしょうね。代わりに、7月にこの山頂小屋で泊まってみましょうかねぇ?昔見た蛍の大乱舞を見ることが出来るのでしょうか?
 
 と、思っていると、如何にもベテランでっせ!と言う感じの方を先頭に数人のパーティが、ロープを張って立ち入り禁止になっている所を歩いていました。更に、下山する時も、木道ではない所を下って行きました。腕章も付けていないので、一般のクライマー達です。これってどうなんですかね?
 
 山頂では、少し長めに休憩を取りました。つーても、10分少々程度だったでしょうか?それから、直ぐに下山を開始しました。
 
 と、6合目避難小屋で、山頂でお会いしたおばちゃまにも再開しました。
 上記のパーティの方達の事を話していました。「あれって、有りなんですかね?」「否、ダメでしょう。お尻ペンペンな行為だと思いますよ。」
 その後、この女性の方達は、足に来ているので、予定通り、夏山登山道を下ると言われていました。
 

下りの、6合目避難小屋をバックにして撮ったものです。多分、この二人の女性が、何度もお目にかかった方達と思います。
 

下山時の6合目避難小屋です。今回は、Nikon D850は持ってくるのをやめて、代わりに、4Kのビデオカメラを持ってきていましたが、デイパックから出して撮る元気すら残っていませんでした。ダメぢゃん、そりゃあ。
 
 一方、私は、予定を変更して「行者コース」を下山です。やはり、こっちの方が、下りの傾斜がきつく、膝に来ましたね。私も、夏山登山道を下れば良かったなぁって思いました。
 

これは、行者コースの下りの階段です。この写真を撮った時はそうでもなかったのですが、結構な急な階段を下りますので、膝に来ますよー。
 

 「元谷」に着きました。と、後ろから、カップル?が楽しげに話しながら降りて来られました。あれぇー?男性は、モロに片言の英語で話しているし、女性は、とりあえず英語だけど、何か中国の人みたいだぞ。どう言うカップル?って思いました。
 
 その後、その方達と一緒になり、お話をすることが出来ました。初め男性は、20代の方かと思っていましたが、白髪交じりの方でした。女性は、中国本土の南の方から、5日間の休暇をもらって、日本に来たのだそうです。男性は、一人で来た女性を心配して一緒に下ってきたのだそうです。
 何でも、その女性の旦那さんが、5日間の休みならOKとのことで、許可をもらって、色々な国に一人で行っているのだそうです。英語は、フィリピンに行く際に勉強したので、結構ネイティブぽい英語でした。日本語も少し勉強をされて、片言なら分かる様でした。
 

元谷を過ぎると「大神山神社奥宮」が見えてきます。膝がガクガクになっているので、ここの大きな石段を下るのが実にしんどかったです。
 
 私が「金門」もご案内したら如何ですかと聞いたところ、車の時間が迫っているので、行けないと・・・と、彼女が電話をすると、モンベル近くに、東京の、とあるナンバーを付けた黒いアルファードが、スルスルとやって来て、彼女を乗せて行ってしまいました。「えええ?あの人って、大金持ちの令嬢とかじゃないの?」と、その男性と口をあけたままあんぐり。
 

結局、足が痛いのと、動かないのとで、下山には2時間16分近くかかってしまいました。ま、こっちのコースは距離もありますしね。
 

下山後、大川寺橋から「大山北壁」を撮ってみました。おお、あそこに登ってきたんかい?
 
 その後、駐車場に向かっていると「大山参道市場」の前で、山頂や6合目避難小屋で会ったおばちゃま二人に、またも会いました。
 「行者コースはやっぱりきつかったですか?」
 「そうですね。下りの傾斜がきついし、距離があるので、結構足に来ています。」
 参道の最後の、いつもの自販機で、今回は「パイナップル炭酸飲料 150円也」を買ってグビグビ飲みました。いと、うまし。
 
 てなことで、しんどかったですが、色々な方とお話が出来て楽しかったですよ。そう言えば、下山中にも、欧米のカップルと方とお会いしました。また、日本語を流暢に話しておられた、お父さんと娘さんと思われる方が写真を撮られていましたので「ダイセンクワガタって見たことがありますか?と聞いたら、「私たち、台湾から来ましたので・・・」と。すんげぇー日本語旨かったぞぉ。
 
 ちなみに、Facebookを見ると、この数日後、大山登山をされた方が、どうらや「ダイセンクワガタ」ぽい花の写真をアップされていました。ありゃー、一生懸命探していたのに、まるで見つける事が出来なかったんだけどな。