2025年4月16日(水) またも大山登山


  昨日、まともに歩くこともままならないほど左膝が痛かったり、めまいがしていたのですが、アホゲにも、鳥取県の大山を登ってきました。
 4月9日にも登ったのですが、下りでチェーンスパイクを脱落させてしまって、8合目から7合目を往復する羽目になったこともあったのですが、あまりにも時間がかかってしまったので、そのリベンジの意味もありました。
  大山の夏山登山道を出発したのが9時33分のこと。南光河原駐車場は、多分満車だろうから、博労座第一駐車場に車を停めました。と、南光河原駐車場、結構空いてますからぁぁぁ。残念。
 天気予報は、終始快晴の予報でしたが、結構ガスっていました。天気予報当たらんなぁ。
 登り始めて直ぐ驚きました。「げっ?雪解けが半端ないな。」てなことで、しばらくはチェーンスパイクを装着しませんでした。
 と、そのうち、雪道になります。早めにチェーンスパイクを装着しました。
 前に、男性が歩いています。当然、私より早いです。
 雪は,グズグズで、トラクションが全く得られません。ゲロゲロであります。
 「えー?最初の方から、こんなに急だったか?」何故か、4月9日の時より、斜面が急に感じています。
 登山客、下山客は、平日のため、多くはありませんが、それでも、そこそこの人に会いました。登山道が、とても滑りやすいので、下ばかり見て歩いていました。と、突然「こんにちわ。」と声をかけてもらいました。嬉しかったので、何やかんやしゃべりかけると「おお、日本語あまり分からない。」みたいな反応が・・・ふと見上げると、海外の方でした。しかも、ヘンリー王子にくりそつでした。おお、こんなところにヘンリー王子が。んなアホな。
 
 6合目避難小屋に着きました。1時間38分程かかりました。その男性は、小屋に入って何かをされていましたので、その間に抜かせてもらいましたが、その後、あっと言う間に抜かれました。まあ、当たり前ですよね。私はカメなのよ。
 

登りの6合目で自撮りです。大山の縦走路は、ご覧の通り、ガスっていて見えません。
 

6合目避難小屋で撮ったこの男性ですが、その後山頂でもお会いします。
 
 しかし、グズグズの雪のせいで、まるで前に進みません。歩きにくいのぉー。わたしゃ、ジジイなんだから、もう体力がないんだよ。ふん、ふん。
 
 あっ?うっそー。8合目過ぎると、いったん平坦な場所が現れます。4月9日は、積雪が多かったのですが、この辺りは陽当たりが良いので、地面が見えていました。しかし、新雪が15cm程度積もっているじゃあーりませんか?そうだよな、昨日、米子市でもアラレ混じりの雨が降っていたからな。大山は雪だったんだ。
 
 間もなく木道を歩くことになりますが、当然ここにも新雪が積もっています。
 

おお「エビのシッポだよ。」エビのシッポを見るのは久しぶりです。しかし、気温が上がったからなのでしょう、エビのシッポは溶け始めており、まるで綿のように見えます。
 

何とか、山頂に着きました。天候は、ご覧の通りです。とっても寒いです。途中何度抜きつ抜かれつした男性が写っています。寒かったのでしょう。ジャケットを羽織られています。ちなみに、登頂タイムは2時間38分程でした。あーあ・・・でも、この滑りやすい登山の事を考えれば、上出来か?
 

 唯一「Insta360x4」で撮った動画から静止画に切り取ったものです。山頂におられた方が、恐らく同じ360度カメラに、とても長い自撮り棒を使って撮影されていました。うーむ、結構人気あるカメラですねぇ。でも、360度モードで撮ると、どうしても魚眼レンズの歪みが出てしまいます。割とその出方が少ないモードもあるのですが、それでも歪みが出ますよ。
 
 この後、一時的に、完全にガスに覆われました。木道を登ってきた女性が、走ってこれました。「あっ、間に合わんかった。」と。
 「いや、多分待っていたらガスは切れると思いますよ。」
 「そうですよね。待ってみます。」
 
 私は、ちょこっとだけ写真を撮っただけで、水分補給もせずに、下山を開始しました。
 
 下る途中で、二人のスノーボーダーの方が登って来ていました。元谷の方を滑るんだろうか?あるいは、その反対側を滑るんだろうか?
 

登山靴には、ちゃんとアイゼンをつけられておました。しかし、装備が重たそうで、結構しんどそうです。
 
 今日の登山道は、アホほど歩きづらかったです。グズグズの雪のため、一歩足を出すと、その場所の雪がガバッと崩れるのです。そのため、別にそんなに疲れているわけではないのですが、ヨチヨチ歩きしか出来ませんでした。
 と、身長の高い男性が、あり得ない程の早歩きで下って行かれました。否、小走りに近いスピードだぞ。どうして、滑らずにあんなスピードが出せるんだ?人間か?
 私はと言えば、チェーンスパイクに雪が固着して、何度もトレッキングポールで叩いて落としながらの下山です。
 あまりにも滑るので、6合目避難小屋辺りで、いったん休憩して「Insta360x4」でしっかり撮影をしようと思ったのですが、下ばかり見ながら歩いていたので、気がつかずに通り過ぎてしまいました。アホか?
 

多分、下りの6合目辺りで撮った「大山北壁」です。いんやー、完全に晴れとるがなぁ。新雪が降ったせいで、大山は、冬に逆戻りです。
 
 4月9日には、一度もこけなかったのですが、今日は、何度も何度もこけました。雪が腐っているからね。
 と、そんなに急とは思えない斜面で、スッテンコロリンと滑ったかと思うと、背中を下にして、ちょっとした滑落です。初めは、直ぐ止まると思っていたのですが、加速しながら滑っていきます。しかも、初めは背中を下に滑っていたのですが、身体が斜めになって滑っていきました。これは、経験上、ヤバい滑り方です。
 あ、あまり大きくない気が目の前に迫ってきました。やばい。・・・と、思った瞬間、奇跡的に止まることが出来ました。ちょっと、ヒヤッとしました。
 
 そして、ようやく下山。その時刻、午後2時24分でした。下山タイムは、2時間3分程でした。遅いのか、それほどでもないのかよく分かりません。往復にかかった時間は、4時間51分か?まあ、前より、ずっと早かったので、まあ、とりあえず満足です。
 

博労座第一駐車場の土手には、ふきのとうが咲いていました。もうかなり開いていますね。この辺りは、春を通り越しているかも。
 
 夜、ケーブルテレビを見ていたら「プレデター2」をやっていました。個人的には「プレデター1」の方が好きなのですが、晩食を食べながら見ていました。
 ふと、ベランダから外を見ると、結構透明度良い空に星が輝いていました。しまった。でも、そこから望遠鏡をセッティングする気にはなれませんでした。いとあわれ。
 余談ですが、花粉症なのか黄砂かPM2.5のせいか、登山中も下山中も鼻水が垂れます。帰宅してからも、鼻がムズムズ、クシャミの連続でした。