2024年7月18日(木) とんでもなかった大山登山
北アルプス登山の復帰を考えると、もう一度は、大山登山をしておきたいと思っていました。昨晩は、早めに寝ようと思っていたのですが、急に、何やかんやありまして、寝ることが出来ませんでした。
初めは、午前5時に目覚ましをセットしていましたが、午前6時に変更。しかし、まず寝ようとしてもまるで眠気が襲ってきません。
それからは、細切れ睡眠です。最終的に目が覚めると、何ちゅー、体調の悪さ。意識は朦朧としているし、身体は痛いし、ダルいし・・・
そんな状態でしたので「今日は、登山はやめておこう。」と思っておりました。しかし、明日の天気予報は雨模様です。・・・うーむ、ならば、今日、登山をしておこうか。体調を考えて、途中で撤退も覚悟してのスタートです。
このところ、平日でも大山登山をする人が、かなり多いのですが、今日は、駐車場もガラガラです。とは言っても「南河原駐車場」は、満車であろうと思って「博労座第1駐車場」に車を停めました。ここは、不通は、結構車が停まっているのですが、今日はガラガラです。
夏山登山道から登山開始です。
まず、最初は、足が動かないと言う感触ではなく、身体が動かないと言った感触でした。それに、何か胸が少々苦しい。それでも、筋トレを開始していましたので、割と足は動いていたと思います。
意識が朦朧としている中で、1合目に着きました。プロトレックのストップウォッチの写真を撮るに、少々手間取って、写真は10分を越えていましたが、実際には10分を切っていました。よしよし。
1合目の標識です。
ちょっと撮影に手間取ったので、10分を越えている写真になっていますが、実際は10分を切っております。
その後、今度は、足が動かない感触になりました。マジしんどい。やはり、今日は、そろそろ引き返した方が良いと思うようになりました。
2合目の標識です。
あっちゃー、21分を越えとるがなぁ。やばいどー。
3合目に着きました。
体調がすこぶる悪いとは言え、31分を越えています。こりは、やばいどー。
4合目に着きました。
その時間、41分を越えています。終わっておる。死んだ。
5合目に着きました。
その時間、53分近くかかっています。終わった。この後、直ぐで来る「業者コース」の分岐点から、そのまま下山しようとかと思ったくらい疲れ果てています。不思議な事に、そんな状態でも登り続けました。
6合目に着きました。もうバテバテであります。
その時間、1時間8分程です。ここには、1時間を切るタイムで登らないとダメです。
途中、8合目以降は、すごい風が吹いて寒いくらいですと、何人もの下山者から聞きました。「それは、助かります。私は、寒い方が好きですので。」と答えました。
7合目に着きました。ほぼ死んでいます。
その時間、1時間22分を越えています。マジやばい。
8合目に着きました。
8合目到着時間と、自分の体調を考えてみると、これは、登頂時間は2時間15分か、それ以上になることを覚悟しました。
8合目を過ぎると、樹林帯を越えるので、確かに、冷たくて強い風が吹き付けてみました。これは、実に助かります。
ですが、木道が現れると、これが、疲れ切った身体には、実にきついのです。顔を上げられず、したばかり見て歩いておりました。
ようやく、山頂に着きました。「あ、あれっ?2時間3分38秒ほどで登頂しているがな。」当初の予想より、早かったことにより、ホッと胸をなで下ろします。しかし、このシーズンは、1時間30分台で登ることを目標としていたので、ここ点はがっかりです。
あれだけ、身体や、足が動かなかったのに、2時間3分余りで登頂出来たのは奇跡です。途中で、涼しい強風が吹いてきたことも助けになったのでしょう。
山頂ステージでは、疲れ果てて、ぐったりとしていました。
山頂では、植物の生態の調査をされていました。そこで、仕事中にもかかわらず、図々しく声をかけました。「ダイセンクワガタって、どこかで咲いているんでしょうか?」すると「ダイセンクワガタは、もう時期が終わって、あってももう実になっているよ。」とのこと。ありゃー、ここ2年、ずっと探しまくっていたのに、何故見つける事が出来なかったんだろう。もしかしたら、進入禁止の箇所に、ひっそりと咲いているのでしょうか?
しばししてから、下山を開始します。下山の際は「Insta360X4」カメラをデイパックの後ろに固定して起きました。電池は153分持つと書かれていますが、正直、そんなには持ちません。どこかで、電池切れになることは覚悟です。
8合目を過ぎた頃でした。前をおっちゃんが歩いていました。そして、後ろからは、女性が一人で、結構なスピードで下ってこられ、先を譲ります。女性は、足の筋肉の付き方からして、そこそこ運動をされていると推定されました。下りだから、そのおっちゃんと、その女性に何とか付いていくことを目標にしましたが、まるで足が動かなくなりました。膝が痛いというのか、違和感と言うのか、筋肉痛と言うのか、筋肉疲労と言うのか、よく分かりませんが、まるでスピードが出ません。
ここで、濃いピンク色の女性が下山してきて、道を譲ります。この女性は、そこそこ速いスピードだったのですが、私のスピードが極端に遅かったのです。
その女性の前には、男性も下っておられましたが、疲れ切った身体では、その方にも追いつけませんでした。
6合目避難小屋に着きました。だーれもいません。ちょっとだけ休みました。
2合目付近では「ヌエ」の声が小さく聞こえてきます。この「ヌエ」の声には、忘れ得ぬ思い出があります。胸が熱くなりました。
どの辺りでしょうか、登山開始するには、割と遅い時間帯に、2人の女性が登って来られました。前を歩く女性は、少しぽっちゃりした方でした。「こんにちは、」と挨拶をしてくれましたが、どこか日本人とは違う様な気がしていました。そして、後を歩いていたのは、色黒で細身の背の高い女性でした。何故か「インドネシアの人」と言う勝手なイメージが沸いてきました。私をじっと見ておられました。「ああ、そうか?デイパックにInsta360X4を付けているのが、不思議に感じたのでしょう。」
もうヘトヘトで、下山完了です。ストップウォッチは1時間36分程度の時間を示していますが、山頂でストップウォッチを押すのを忘れていました。従って、実際には、この時間に4〜5分程加えた時間が本当の時間になります。と言うことは、1時間40分もかかったことになります。足の状態は最悪です。そして、疲れ果てています。
これが、下山タイムなのですが、山頂でストップウォッチを押し忘れていたので、この時間に4〜5分加えないといけません。マジ遅い下山タイム。
足の状態です、痛めている左膝が痛いと言うよりも、筋肉痛と、ひどい筋肉疲労です。部屋の中で行っていた筋トレが、逆にヤバかったのかな?しかし、この筋肉痛は、実はありがたいのです。激しい運動をすると、筋繊維が切れます。その後、筋肉の量が増えるのです。従って、この時期に筋肉痛になることは、すごく良いタイミングだったと思います。
その後、大山ナショナルパークセンターで、5分間200円のコインシャワーで身体を洗い流して、上下の服を着替えました。ボディーソープは持参しておりましたよーん。
ちなみに、下山後、多分170円也の500mlの炭酸飲料「MATCH」を飲んだ後、140円也のリゲインまで飲みました。少し、お腹がチャポンチャポンになりました。
また、この間「Insta360X4」を車の助手席に置いていました。帰ってきたら、あり得ない程暑くなっていました。リチウム電池が爆発する事件が頻発していますが、さもありなんと思いました。少しの時間でも、陽の当たる車の中に、リチウム電池を内像している装置を置いておくことは、極めて危険だと悟りました。
帰宅すると、あまりの疲労感に、座っていることさえきつくなり、少な目の、いいちこの水割りを飲んで寝ておりました。
「大山如き?で、この疲労感は何なんだ!ここまでひどい状態は。」近年では記憶がありませんでした。
余談ですが、帰宅後、換気をしようと、2箇所の窓を開けると、猛烈な風が吹き抜けていきました。パソコン台に乗せていた、書類が、みんなぶっ飛びました。何ちゅー風ぢゃ。大山山頂では、かなり涼しかったのですが、ここ米子市では、最高気温が35.4℃まで上がったそうです。猛暑日ぢゃーん。ジジイを殺す気か??
追伸です。「Insta360X4」の電池は、公式サイトでは153分持つと書かれていますが、実際使用してみると、とてもそんな時間は持ちません。私は、このリチウム電池を3個持っていますが、これでは足らないと思います。とりあえず、不足したら、モバイルバッテリーを何個か持っていますので、そこから充電をするつもりですが、そのモバイルバッテリーも不足する可能性があります。うーむ、いたまがあたい。否、頭が痛い事象です。