2024年6月29日(土) 大山登山 しんどすぎて死んだ。
 
 相変わらず細切れ睡眠しか出来いうえ、その時間も短い状態でしたが、明日からは雨になる予報なので、鳥取県の大山を登ってきました。
 

 寝たのが、もしかしたら、午前2時位だったかも。(もうちょっと早かったかも。)して、起きたのが午前7時。しかも、細切れ睡眠です。完全な睡眠不足ですよね。
 上の写真は、前に撮ったものです。今日は、これまでの様にデイパックの後方に「Insta360X4」を長い自撮り棒で固定するのではなく、シングルモードで撮ってみようと思って、私の前方が写る様にしました。ユーティリティフレームを買っていますので、上の写真とは異なり、カメラは横向きになるように固定しました。しかし、この固定装置の固定力が弱いので往生します。ん?あれっ?シングルモードってどうやったら変更出来るのかな。てなことで、ネット検索して調べます。そんなことをやっていたら、出発がだいぶ遅れました。マジ、アホだわ。
 
 一番すいている「博労座第二駐車場」に車を停めました。ここから、夏山登山道の入り口まで歩いて行きます。この時は「あれ?意外に、速く歩けるじゃん。」てな風に思っていました。
 
 1合目には、10分14秒後に着きました。ありゃ、10分以内に着きたかったのになぁ。
 ところで、昨日の晩から朝にかけて、結構な雨が降ったようで、登山道の階段には、枯れ草が溜まっていたり、階段の土や岩が、流れ出した形跡がありました。
 

ダメだ、1合目で10分越えていては・・・
 

2合目には、約22分後に着きました。やはり、予定より遅れています。汗がアホほど噴き出します。頭の中では、もっと速く歩けていると思っていたのですが、実は、そうではありません。
 

3合目には、約32分で着きました。本来なら、ここで時間を稼いで、30分を軽く切る予定でいましたが、まるで足が動きません。汗はダラダラです。とにかく蒸し暑いのです。この階段を、多くの登山者は「階段地獄」と呼びます。勿論、登山道を整備してくれていることには、大変感謝していますが、とにかく、この階段がしんどいのです。
 

4合目には、約42分後に着きました。もうヘロヘロです。
 

5合目には、53分後に着きました。もう、登山をやめて帰りたいくらいな気分になっています。
 
 6合目には、正確な時間は分かりませんが、確か1時間10分後に着いたと思います。ここに、1時間以内で到達しないと、登頂タイム更新は、絶対に無理です。
 この場所で、ある男性にお会いします。何でも、神奈川から来られたそうです。富士山にも登られたそうです。
 「いやー、私は、あんな人だらけの山には登ろうとは思いません。」などと話します。その男性には、塩キャンディーを差し上げました。逆に、いらないお節介だったかも。男性は、余力のよっちゃんで、少し休んだだけで、スイスイと登って行かれました。
 

7合目には、1時間25分もかかってしまいました。タイム更新どころか、2時間以上は、軽く越える最悪のタイムを予感します。
 
 どの辺りだったか、女性が下ってこられました。私は、しんどすぎて、顔を上げることが出来ません。「こんにちわ。」と挨拶をしました。すると「こんにちわ。」と返事が。顔を上げると、何と、白人の女性の方でした。ありゃ、とっても流暢な日本語でした。大山も、国際的なったな。外国の男性のパーティもおられましたが、何となくタイ語の様に聞こえましたしね。
 
 8合目辺りからは、樹林帯を抜けて、風が吹いてきました。これが、実に気持ちが良いです。
 

風が吹いてきて、私は、息を吹き返しまた。しかし、疲れ切った身体は、思うようには動きません。また、6合目辺りで「Insta360X4」のレンズに手の油汚れが付いてしまったようです。
 

山頂が近くなってきました。山頂ステージには、沢山の人がいます。座れるのかな?あーあ「Insta360X4」のレンズの汚れが気になるな。
 
 結局、あり得ない程、足が動かず、極悪の登頂タイムとなりました。
 しかも、高い階段を左足で登った時、ちょっと痛みが、違和感が出てしまいました。やばいよ、やばいよ。
 

んで、登頂タイムは、2時間11分15秒でした。終わった。何もかも。
 「朕(ちん)深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以(もっ)テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲(ここ)ニ忠良ナル爾(なんじ)臣民ニ告ク・・・(おも)フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨(おもむ)ク所堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」
 
 普段なら、チョコッとだけ休憩して、直ぐ下山するのに、今日は多めに休憩をとりました。座っていたところが、汗で濡れていました。他の方も、ケツの跡が、汗で濡れていました。それほど、今日は、蒸し暑かったんだ。
 
 山頂ステージを歩いていると、あの神奈川から来た男性も休憩されていました。「ははは、やっぱり、相当速かったですね。」
 
 下りも、まるで足が動きません。左膝ですが、膝そのものではなく、膝の周りの筋に結構な痛みが出てしまいました。
 
 木道を下っていると、花が咲いていました。「もしかしたら、これが、うわさのダイセンクワガタかな?」と一瞬思いましたが、写真で見た「ダイセンクワガタ」とはまるで違っていました。
 

 帰ってから調べて見ると「ニシキウツギ」なる花かも知れません。
 「ダイセンクワガタ」って、いつどこで咲いているんだよ?
 
 下山の時も、痛みや、しんどさで、死にました。なんまいだー。ああ、ありえんほど汗かいたどー。しんどかったどー。
 と、途中、おとうさんと、小学生くらいの女の子があり得ない程速いスピードで、抜いていきました。ゲロゲロ。まあ、今回は、私のスピードもかなり遅かったのだとは思いますが。
 
 して、下山タイムは、
 

1時間36分以上かかっていまいました。どぇぇぇぇー!!
 
 その後、参道を下っていると、見覚えのあるザックをかついでいた女性が終われました。「お疲れ様でした。アホほど汗かきましたよ。」と言うと「本当に蒸し暑かったですね。」との返事が。やっぱり、他の人も、今日は、クソ蒸し暑かったんだ。
 あまりにも汗をかいたので「大山ナショナルパークセンター」に行ってきました。ここには、コインシャワー室があるのです。しかし、どの部屋も使用中の様子です。女性が一人順番待ちをしていましたし。
 しかたがありません。そこで、トイレに行って、下着も含めて服全部を着替えました。身体は、とりあえず濡れタオルで拭いただけです。
 
 その後、ガソリンが半分になっていたので、島根県安来市の格安ガソリンスタンドまで行ってきました。ここは、有人なのに、元々安いのです。しかし、今日は会員は更に2円引きだったのですよ。
 
 帰宅すると、シャワーを浴びました。頭も洗いました。ウエストバックには、財布やカード類、鍵もいれております。登山の時は、これらは「ジプロック」に入れているので安全です。しかし、これに入れていなかったフェイスタオルは、汗でビチャビチャになっていました。
 ですので、デイパックも、ウエストバックも、風呂場で洗っておきました。
 余談ですが、帰宅してから体重を計りますと、-2.2kgとなっていました。まあ、そこそこ水分補給をしましたからね。本当は、3kg程減っていると思っていましたのよ。久々に60kgを切っておりました。
 
 それにしても、この登山と下山タイムを考えると、北アルプス登山の復帰に、マジで暗雲が立ちこめてきた感じです。