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360度ビデオカメラ「Insta360X4」(途中経過)
 
 天体撮影機材とは、ちと異なりますが・・・でも、星空のタイムラプス撮影もとりあえず出来るみたいです。
 現在のところ、ちょこっとだけしか理解していません。そこんとこ、宜しく。
 

 65歳の再雇用の満期?を待たずして、会社を辞めました。心身とも限界にを越えていたのです。本当はもっと早く辞めようと思っていたのですが、その当時、私がいた部署は、人員が不足していたため、なかなか辞めるととが出来ませんでした。結構なミスもするようになったので、会社にも迷惑になると思っていたのですがねぇ・・・
 何とか、2023年3月末をもって、退社することが出来ました。
 そこで、体力回復にと、同年4月から、登山を再開しました。結局、7ヶ月プー太郎(年金暮らし)をしていました。
 いくらか、体調が戻ってきたので、2024年2月から、肉体労働に就くことになりました。
 そんな時、施設に入っていた母の体調が、少しおかしいとのことで、総合病院に検査に行きました。そこで告げられたのは、あり得ない病名と、あり得ないほど短い余命宣告でした。
 母の死後の手続きは、延々と続いており、会社勤めをしながらでは、無理だと悟りました。更に、ぎっくり腰をやらかしましたので、結構ハードな肉体労働は、そもそも無理でした。そこで、1ヶ月足らずでやめる事になりました。(えーい、軟弱者が!)
 
 肉親の母が亡くなったこともあり、自分の年も考えて、死ぬまでに、悔いが残らぬように、いろいろとやりたいことをやろうと思うことにしました。
 
 その一つが、近場の登山を続けて体力の回復に努め、最終的には、北アルプス登山の再開です。
 
 そんなことを考えておりましたら、1978年夏に、初めて、北アルプスの「蝶ヶ岳」に登った時のことを思い出しました。当時は、大学生で、金もありませんから、撮影機材は、銀塩の一眼レフカメラだけでした。
 実は、その当時から、アクションカメラみたいなビデオカメラがあったら、どんなに良いだろうと思っておりました。しかし、当時は、そんな小型のビデオカメラがある訳もありませんでした。
 
 1993年に、ヤマト同心の「タチゲ」と一緒に、2度目の蝶ヶ岳登山をすることが決まりました。東京時代に、大枚を叩いて購入した、ハイバンド8のビデオカメラを使っていました。しかし、この結構デカいビデオカメラを登山に持って行くのは、無理だと判断して、これまた、大枚を叩いて、当時、ホームビデオでは、最高の画質と評価の高かった、Panasonicのブレンビープロ(3CCDのアナログビデオカメラ)を購入しました。この時から、動画で撮る楽しさを知ることになります。
 

これは、SONYの「CCD-V900」と言う、ハイバンド8ビデオカメラです。記憶が正しければ、東京にあった「ATM(アトム)」と言う天文ショップで「ビデオカメラが欲しいんですよねぇ。」って相談していたら、初めは、小さな8mmビデオカメラを紹介してくれていたのですが、「画質なら、こっちの方が絶対良いんですけどね。」と言われて買ったものだと思います。ハイバンド8で、このサイズなら仕方がないと思って買ったのではないかと・・・しかし、この大きさのビデオカメラを登山に持っていくのは無理だと悟りました。
 

そこで、無理に無理をして買ったのが、このブレンビープロ(3CCD-1)です。CCDを3枚使って画質を良くしています。しかし、その画質は「S-VHS-C」ですので、当時は最高と思っていましたが、如何せんSD画質のアナログビデオカメラでした。手に持っているのは、1993年の「タチゲ」です。価格は、何と30万円以上した記憶があります。
 

彼は、1993年8月の、2度目の蝶ヶ岳登山では、ブレンビー(CCDTR-55)なるビデオカメラを持ってきていました。発売は1989年で、ハンディカムと言う名称で劇的に売れた商品です。CMは、浅野温子さんが、空港で「あはーん、パスポートサイズ」と外人さんに説明していましたね。しかし、上記のブレンビープロと比較すると、かなり画質は悪かったですね。
 
 その後は、だんだんエスカレートして、3CCDのSD画質のデジタルビデオカメラ、テープ式のフルハイビジョンデジタルカメラ、ハードディスク方式のフルハイビジョンカメラ、挙げ句の果てには4Kのデジタルビデオカメラまで買うことになります。
 

これは、テープ式のフルハイビジョンビデオカメラです。SONYのHDR-HC1と言う名前でした。友人のグビタ氏も買っていました。実は、我が家にまだあるんですよね。フルハイビジョンと言う事で、その画質に感動しましたね。ですが、ご覧の通り、クソ重たいザックを持って登る、我がスタイルの登山には、まだ大きすぎるサイズでした。しかも、電池が馬鹿でかい。
 
 4Kのビデオカメラの画質は、全く文句の付けようがありませんでした。
 

 もう何年も前に、ヨドバシカメラ梅田マルチメディア館で買った4Kビデオカメラです。型番は、FDR-AXP35です。まだ、全然現役です。私の持っているビデオカメラの中では、ダントツの画質を誇ります。
 
 しかし、単独登山ばかりになったこともあり、アクションカメラが欲しいと言う欲望がふつふつと湧き上がってきました。第一候補は「Go Pro」でした。でもなー、金欠病のアホ衛門には、高いなぁって、躊躇しておりました。
 
 その頃、単独登山をされている「MARiAさん」のYouTubeを、よく見ておりました。「あれ?単独行なにに、誰かに撮ってもらっているような動画だぞ。」その動画の一部は、置きカメラだと分かりました。それは、三脚にビデオカメラを取り付け、動画を撮ってから、その位置に戻ってカメラを回収するというやり方です。しかし、どう見ても置きカメラではない方法で、誰かに撮ってもらっている動画が沢山あり、どうやって撮られているのかが、不思議でたまりませんでした。
 それから、よくよく調べて見ると、彼女は「Insta360X3」を駆使して、動画を撮られていることが分かりました。(現在は、もしかしたら、Insta360X4になっているかも。)
 
 ある日、メンタルが壊れたアホ衛門は、ネット通販で、ポチってしまいました。知らんでぇ、知らんでぇ。
 いろいろ調べたつもりでしたが、頭の腐っているアホ衛門は、オプション品も含めて、発売元の「深圳嵐ビジョン株式会社」の公式サイトから注文をしてしまいました。つまり、中華製ちゅーことですね。後で調べてみると、Amazonなどの日本のネット通販サイトから買った方が、早く着くようでした。およよ。
 結局、届いたのは2024年4月30日のことでした。予想より早く届きました。
 
 使い方もあまり理解していない状態で、長野県野辺山の民宿「こっつぁんち」や、佐久市の民宿「三輪舎」に持って行き、まずはテストも兼ねた撮影を行いました。
 5月3日は、何故か、このカメラの調子が非常におかしく、.録画開始のボタンを押しても押しても、録画が開始出来ない状態が、何度も発生しました。しかし、調子がおかしかったのは、この日だけで、その後はちゃんと動いております。なしてかなぁ?不思議な話やのぉー。
 

これが「Insta360X4」です。一つ前の「Insta360X3」と比較しても、性能が格段に向上しています。最高で8Kの動画が撮れます。(と言っても、両サイドに出っ張ったレンズが2個付いていまして、その両方で撮った360度動画全体で8Kと言う事です。そのため、専用の4Kのビデオカメラよりは画質はかなり劣ります。)また、音声の録音の質も、X3と比較すると向上しているようです。
 
 同時に購入したオプションは以下のものです。
 

 ザックに自撮り棒を固定出来る「三人称視点バックパックマウント」
 今のところ、殆ど何も入れていないデイパックに装着していますので、少々固定が悪いです。ある程度荷物を入れて厚みのあるザックだと、しっかり固定出来る様に思います。
 

 見えない自撮り棒+三脚(これは、伸ばせない自撮り棒でした。)
 伸ばせない自撮り棒なので、ちょっと失敗したかなとも思っています。但し、棒の直径がある程度ありますので、グリップしやすいです。
 
 他、「予備電池1個」、「Insta360X4 万能フレーム+レンズキャップ」、「256GB マイクロSDカード」、「Insta360X4 標準レンズガード(これって、初めから1セット付いていました。プラスチック製です。おほほ。)」、「クイックリリースマウント」です。
 
 その後、上記のオプションだけでは、不足していると思い、以下の物を追加購入しました。
 

 「360回転バックパッククリップ」
 ザックのショルダーハーネスに固定するパーツです。しかし、商品紹介とは異なり、黄色い矢印の箇所にシリコンリングを噛ませて、アホほど力を入れて締め付けないと固定出来ませんでした。それでも途中で、ネジが緩んで、カメラが下を向くことがありました。ちょっとなぁ・・・って思う商品でした。
 この商品は、自分の目線で撮る「シングルモード」で使うことになります。現状、不明な部分が多々ありますので、勉強中です。
 

こんな風に、デイパックのシャルダーハーネスに、カメラを取り付けています。「Insta360X4 万能フレーム」を購入しておりますので、縦位置でも、横位置でも固定出来ます。赤い丸で囲んだところに、シリコンのワッシャーを付けて、思いっきり締め付けないと固定が出来ません。
 

 Insta360 114cm見えない自撮り棒」
 実は、定番の自撮り棒だったそうです。「見えない自撮り棒+三脚」より細いので、グリップしにくい感じがしています。まあ、それはしょうがないか?
 

 CYBOVA Insta360X4保護フィルムガラス製」
 これが届くまでは、初めから付いていた簡単なシールを付けたまま、登山に持って行ったのですが、少々キズが入っていました。このパーツも必須だと思います。
 

 「Insta360X4 プレミアムレンズガード 強化ガラス製」
 初めから付属しているレンズガードは、プラスチック製です。藪漕ぎの登山や、岩場のある登山に持って行くには、プラスチック製のものでは不安で、購入しました。ただし、レンズガードを装着しない方が、綺麗に写るのは当たり前です。
 
 他に、以下の「マグネット式自撮り棒ホルスター」も注文しています。これは、自撮り棒を付けた状態の「Insta360X4」を、ワンタッチで装着したり、取り外せることが出来る装置です。
 

 
 
 自撮り棒を付けた状態で使いますので、360度カメラの状態では使えません。通常のアクションカメラと同様に、自分の目線での動画撮影をする時に使います。
 私は「Insta360X4 万能フレーム+レンズキャップ」も購入していますので、カメラを横位置でも固定出来るはずです。また、このフレームに付属しているシリコン製のレンズキャップも、レンズを保護するのには必須の商品だと思います。
 
このレンズキャップも戸外で使用する時は、必須のアイテムだと思います。そうしないと、いくらレンズガードを付けていても、レンズガードごと傷を付ける可能性が高いと思われます。
 
 メーカーの説明書を見ますと
 
X4がサポートする視野(FOV)は?と言う項目には・・・
 
 ●メガ広角(MegaView):広角撮影や都会のシーンでの撮影に適しています。垂直方向の歪みは16:9または2.35:1のアスペクト比では減少します。
 ●マックス広角(MaxView)もっとも広角で映像の歪みがあります。渓谷や草原など開けた風景の撮影に最適です。
 ●アクション広角(ActionView):空間を圧縮して没入感のある1人称視点で撮影します。スキーやサイクリングなどに適しています。
 ●超広角FOV」:登山やハイキングなどのアウトドアスポーツのように広角ビューが必要なシーンに適しています。
 ●デワープ:歪みが少なく、Vlogのような人物の撮影に適しています。
 
 てな風に書いています。私も、いろいろ試していましたが、登山中はあまり余裕がなくて「あれ、いまどの形式で撮っているんだっけ?あれ、切り替えたかな?」みたいな状況でして、しっかり、比較しておりません。後から編集ソフトで何とかなりそうみたいですが・・・
 
 また「360度モード」と「シングルモード」があります。後者は、通常のアクションカメラの様に、前面を写すだけになります。

 

 
 撮った動画は、特殊な?形式で保存されています。「Irv」と「insv」です。後者の方が圧倒的に容量を食います。まだ、この違いがイマイチ理解出来ていません。
 専用の動画編集ソフトは、スマフォやタブレット用、パソコン用のものが、無料でダウンロードできます。ジジイの目に小さい画面はきついので、私は、Mac版の「Insta 360 Studio」なるソフトを使っています。
 
デイパックに「三人称視点バックパックマウント」を使って固定して、撮影すると、誰かが後ろから撮ってくれた様な動画が撮れます。
 
これは、114cm見えない自撮り棒で撮ったものです。斜め上方から撮った様な写真が撮れます。(宇多田ヒカルさんがCMで座っていたヒカル岩の動画を、静止画に切り取ったものです。)
 
 360度モードで写している時は、カメラの前後に付いている2個のレンズが会わせて360度撮ることになります。従って「インスタ360Studio」なるソフトを使えば、欲しい箇所の方向の動画を編集することができます。それには、キーフレームを打つことが必要になります。と言っても、動画編集をしている方には、初歩的な操作になると思います。
 しかし、長い動画ですと、このキーフレームを打つだけで、パソコンがフル稼働しても、結構な時間がかかります。そう言う意味でも、新しい高性能なMacが欲しくなりますね。
 また、写したい対象物がはっきり分かっている場合は「Deep追跡」を押して、その対象物を囲んでやれば、自動的に、その対象物をTrackingしてくれます。動画によっては、この機能を使って、ちゃちゃっと動画編集することも出来ます。
 
 「インスタ360 Studio」は、Adobe社の「Premiere Pro」をお使いの方ですと、プラグインの形で使えるそうですが、私は、高いサブスクの「Premiere Pro」は使っていません。ですので「インスタ360 Studio」で、大まかに動画処理をしてから「Final Cut Pro」に持ってきて仕上げたいと思います。
 
 以上が、2024年5月24日時点での内容となります。これから、いろいろとテストをしていきたいと思います。
 しかし、元の画質でアップするには、YouTubeを使わないとダメでしょうね。