2024年5月18日(土) またも大山登山 
 
 天候を考えると、今日登山するしかないと思っておりました。それに、土曜日だと人も多いだろうから、お話をすることも出来るから楽しそうだしね。
 
 てなことで、相も変わらず、鳥取県大山の玄関口である、博労座第二駐車場に車を停めました。他の駐車場はいっぱいでしたからね。しかも、博労座の一番下の駐車場は、なにやら工事をしていました。もしかしたらですけど、6月1日に「開山祭」があるので、その用意でしょうか?にしては、ちと早すぎるかな?
 
 にしても、何故、これだけ鳥取県の大山と、烏ヶ山ばかり登っているのかって?それはですね、ジェニのないアホ衛門にはとっては、近い場所にあるからです。
 大山に登るのには、博労座と言う場所に車を停めるのですが、20分で行けるんですよ。烏ヶ山は、その倍の時間ほどです。
 
 話を戻しましょう。デイパックの中身はスカスカです。水分は、大きめなペットボトルを再利用して、そこに「ルイボスティー」を入れています。他は、「Insta360x4」なる360度カメラ、短い消える自撮り棒、誰かに撮ってもらった様な動画が撮れる「三人称視点バックパックマウント」、「その予備電池」、そして、スマフォの予備電源にもなる、大きめなモバイルバッテリーや、それに関係するケーブルくらいです。
 Nikon D850は、このところ持って登っていません。これだけ大山に登っていると、このカメラで写真と撮るとしても、数枚が良いところでしょう。それなら、重たいデジイチを持って登るのはしんどいと思ったのです。
 
 「南光河原駐車場」に隣接している場所で、登山届けを出しました。更に「YAMAP(無料版)」をONにしてから、登山開始です。その時刻、9時43分です。
 

プロトレックは、若干早めの時刻を示していますが、切りの良いところで、9時43分スタートです。午前5時半に起きておりながら、この時刻からスタートかよ。
 
 登山道の分岐点があります。多分、そこを歩いている時に気がつきました。「あれっ?プロトレックのストップウォッチ機能をONにしていなかったぞ。」多分、3〜4分程度、ストップウォッチの表示が少なくなることになります。アホぢゃ。ここ数日、ボケた行動が、やたら多いのです。睡眠不足が続いたからかなぁ?それとも、認知症?ヤバいよ、ヤバいよ。
 登山し始めて、割と直ぐに青年2人に会いました。インナーウエアが長袖で、その上に半袖の服を着ておられます。「今日は、長袖だと暑いですよ。」と言申し上げます。と、ニャンと、この方達、今2回目の登山だそうです。前にも、2回登山している人が何人かいましたぞぉ。「恐れいりやの鬼子母神。」私には、到底出来ませぬ。
 それにしても、ストップウォッチを押し忘れたので、正確な通過時間が分かりません。これって、結構ストレスです。こんなことなら、その都度、スマフォで写真を撮っておけば、後からでも時間が分かって良かったな。
 
 もうジジイなので、若い時の様にはスピードが出ません。会う人会う人に「ジジイ用のエスカレーターが欲しいです。タケコプターでも良いですけどね。」と、しょうもないギャグ?をかましす。当然ながら、極一部の人にしかうけません。とほほ。
 
 登山ですから、暑いのは暑いのですが、予想していたより涼しいのが助かります。「天気予報では、かなり気温が上がるって言ってないかったっけ?」
 
 6合目避難小屋に着きました。殆ど1時間位かかっていたようです。ほんらいなら、ここで少し休憩を入れたいところでした。しかし、登山客、下山客でいっぱいだったので、休憩無し、水分補給無しで、登山を続けます。ダメだよ、こんなことしちゃ。
 

ありゃー、6合目避難小屋は、人が一杯で、休めないどー。仕方が無いので、休憩なしで、登山を続けます。がるるるるぅー!
 
 今日は、登山者、下山者も多かったので、会うたび挨拶をしまくりました。
 
 7合目辺りは、階段地獄から解放されますが、少しガレた場所があります。左足が踏ん張れないうえ「Insta360x4」を短い自撮り棒に付けて、手に持って登っていますので、こけないように最新の注意が必要ですよ。
 

7合目辺りの状態です。下山者が沢山おられ、道を譲ります。
 

7合目少し上の、ガレている場所です。片手に「Insta360x4」を持っているので慎重に登ります。こりゃあ、登りより下りが危ないな。下りは、自撮り棒は手に持たない方が良いね。
 

8合目を過ぎると、木道が現れます。意外に、これが歩きづらいのです。山頂ステージに人が一杯いるのが見えます。
 
 ようやく、山頂ステージに着きました。ここでも、間違ってストップウォッチの表示を消してしまいました。アホぢゃ。でも、11時33分と動画に声が残っていました。と言う事は、登頂には1時間50分かかったことになります。ありゃ、1時間40分台で登りたかったんだけどな。
 あ、5月5日に、長野県の大盛山で、こけた時に痛めた、右足の太ももが結構痛いですぞぉ。ジジイは、治りが遅いんぢゃ。
 

これは「YAMAP」なるアプリの写真です。このアプリ、動画で登山の軌跡が保存出来ます。動きが速いので、登頂した時刻がいまいち特定出来ませんが、1時間49分となっています。私も、確か、ギリギリで1時間50分を切ったと感じていました。1時間50分と、1時間40分台では、気分がまるで違いますよ。(ちなみに、YAMAPの標高表示は、あまり正確ではありません。)
 

これは、iPhoneにインストールしている、高度アプリです。こっちも、YAMAPと同じくらいの標高を示しています。大山山頂の標高は、公式的には1709.4mとなっているんですがね。
 
 それにしても、人がいっぱいです。空いている場所を見つけて「ここに座らせていただきます。」と断ってから座ります。6合目避難小屋で、休めなかったので、ルイボスティーと塩キャンディーを食しながら、私にとっては、少し長めの休憩をとりました。山頂は、予想と違って、とても涼しい風が吹いていて、快適でした。
 と、私の後ろから、外国語が聞こえてきます。「ん?ロシア語っぽいな?否、ちょっと違うか?」すると、何かフランス語とおぼしき発音が分かりました。そこで、振り返って「ボンジュール、フランセーズ?」と、聞きました。すると、一人を指さして「そうです。この人フランス人です。」みたいなジェスチャーをしています。ん?もしかして、一人はフランス人で、他の人は、違う国の人なのかなぁ?
 

ほーら、「この人がフランス人ですよ。」みたいに指さしているでしょう。
 

それにしても、山頂ステージは、すんごい混雑ぶりです。
 
 また、大山山頂の碑の横には、大きなワンちゃんいました。時折、吠えます。しかし、他の人に対して吠えているのではなく、ご主人様に対して、何か要求しているように感じました。パッと見た目「甲斐犬」の様にも思えました。
 

もしかしたら「甲斐犬」かも知れないワンちゃんです。甲斐犬は、一人のご主人様にしか仕えないのだそうです。ですから、何らかの理由で、譲渡されても、新しい飼い主には懐かないのだそうです。
 
 しかし、そんなに休んでもおられません。まだ登山してくる人が沢山いるのです。そんなことで、食事もとらず下山開始です。元々、朝食をしっかりとっているので、昼食は不要と考えているのです。
 そもそも、1日3食になったのは、あの発明王エジソンが、自分が作ったトースターがあまりにも売れなかったので「私がこんなに発明が出来るのは、1日3食食べているからだ。」と言って、トースターを売れるようにしたことから始まっているとの説があります。
 
 しかし、今日は登山者、下山者ともすごく多くて、自分のペースで歩けません。年配者の下山の列が延々と続きます。私の前の人は、トレッキングポールを後ろに向けることが多いので、ぶつからない様に間隔を空けます。
 実は、この方、後で分かったのですが、単独行の方でした。あれま?同じパーティの一人なのかと思っていました。
 

とにかく、下りは、かなりの渋滞でした。私も、自分のペースで歩けないので、ちょっとイライラしていましたが、後ろから下山している人も、殆ど間隔を空けずに降りてきています。私よりスピードのある人は、私以上にイライラしていたのでしょうね。この時期、人が多いのは当たり前なので、イライラしても仕方がないのですけどね。
 

ちょっと見えにくいのですが、6合目の直ぐ近くで、業を煮やした男性が、下りづらいルートを走って追い抜いて行きました。足腰が丈夫で、体幹がしっかりしている方なのでしょう。と思ったら、ずっと私の後を降りていた若者も、もの凄いスピードで走って抜いていきました。私も、大学時代は、走って下っていたことがありますが、今は、絶対に出来ません。
 

6合目では、人が通らないスペースで、デイパックに付けている自撮り棒の、固定をし直しました。これって、結構強く締めているつもりでも、すぐ緩むんですよね。何とか対策を考えないとね。
 
 5合目付近では、夏山登山道と業者コースの分岐点があります。ここで、ある男性が座り込んで休んでいました。「下りですか?業者コースの方に下られますか?」と、お聞きします。すると、その男性は「業者コースは時間がかかるんでしょう。もう体力が残っていませんので、夏山登山道を下ります。」と。何か疲れ果てているようにも見えますが、大丈夫かなぁ?
 
 途中で、多くの登山者がやって来ました。登山は、基本、登山者が優先ですので、待ちます。と、「すいません。21名の大所帯です。」と。ゲロゲロ。それは多いわ。・・・と、気がつくと、あの男性が直ぐ後ろで、また座り込んで休まれています。あれ?いつ追いついたんだろう?
 その大所帯のパーティが過ぎると、その男性は、走ってくだり始めました。「おい、おい、どこが体力が残っていないだ?とんでもない体力の持ち主じゃないかよ。」
 どこだったかよく覚えていませんが、子供連れの家族が登ってきました。「おお、若者は元気があって良いねぇ。」と言います。すると、少ししてから、その男の子が、親御さんに聞いています。「若者って何?」「若い人のことだよ。」「ふーん、でも、若くても死ぬことがあるんだよ。」って・・・「ははは、そりゃ、そうだ。」
 
 あの走って下っていた人は、また、途中で休憩されていました。そこで抜きつ抜かれつを繰り返します。最後には、私が抜くことになります。「ははは、ウサギさんと亀さんですね。亀の私が抜いちゃいました。」と笑いかけます。
 

何度も走って下っては、座り込んでいた、おじさま?です。最後の方で、また座り込んで休まれていましたので、抜くことになります。
 
 さて、下山に要した時間は、1時間27分58秒後の事でした。結構な登山道の渋滞がありましたから、良しとしましょう。
 

夏山登山道入り口に戻ってきました。邪魔にならない場所で、ストップウォッチを止めたり「YAMAP」のアプリを終了させました。
 

これが下山タイムです。下りでは、プロトレックのストップウォッチ機能をちゃんと作動させていました。
 

 YAMAPの記録では、今回の全行程は、3時間29分ほどでした。(山頂での休憩時間も含めて。)この渋滞と、この老体では、まあ許せる時間ではないのでしょうか?
 余談ですが、大山に初心者が登ると、どのくらいの時間がかかるか、ネット検索すると「3時間ほど」と出て来ます。
 

「南光河原駐車場」横で下山届を出しました。これは、多分「Insta360x4」のデイパックに付けている自撮り棒を直しているところかと?この自撮り棒、結構緩むんですよ。途中、何度も締め付けましたからね。本格的登山をする時には、何らかの方法で、固定を補強する必要性があるかも知れません。
 

 今回の登山で使っていたのが、この「Insta360x4」です。下りに、ずっと撮っていては、電池がなくなると思って、何回か電源を切りました。もうダメかと思っていたのですが、19%も電池が残っていました。車の中で、予備電池に替えました。北アルプスとかに持って行くとなると、もっと予備電池もいるよね。また、モバイルバッテリーも何個か持っていかないとダメですね。マイクロSDカードの予備もいるな。
 尚、レンズを保護しているシリコン製のカバーには、アホほど埃が付着します。水洗いすると綺麗にはなりますけどね。また、液晶ディスプレイは、まだ保護シートが届いていませんので、初めから付いていた簡単なシールが貼ったままです。よく見ると、そのシールのあちこちにキズが入っていました。ああ、貼ったままにしておいて良かったわー。
 
 いつもの様に、モンベルの前の自販機で、160円也のエナジードリンクを飲みました。あー、生き返ったわ。(死んどったんかーい?)
 
 そう言えば、大きめなザックをかついで登っていた男性がいましたね。「泊まりですか?」と聞くと「いやー、富士山に登ろうと思っていまして、その予行演習です。」げな。なるぅー。私も、大山をせめて1時間30分台で登れるようになれば、北アルプス登山を復活させたいと思っていますが・・・でも、大きなザックをかついでの練習が必須ですよね。北アルプス登山は、蝶ヶ岳と燕岳の専門ですが、一番軽い時のアタックザックの重さは27.5kg程です。1978年には36kg越えのキスリングをかついで登りました。1978年の時は、マジ死にかけましたね。
 ちなみに、1979年夏の大山登山では33kg、1981年3月の恐らく3m越えの大山登山では、30kgのキスリングをかついで登っていました。今は昔、ちゅー話ですわ。
 

モンベル横にある自販機で、160円也のエナジードリンクを飲みました。これも、ワンパターンです。
 
 その後、博労座第二駐車場に戻り、車の後ろで、汗で濡れた服を脱ぎました。再度濡らして絞ったタオルで身体をちゃちゃっと拭いた後、着替えました。
 

レヴォーグの後ろで、上だけ着替えました。意外にも温度が上がらなかったので、思ったほど汗をかきませんでしたが、それでも、上は汗で濡れていましたからね。
 

上の服だけを着替えたアホ衛門です。何か、とっても不細工。いんやー、照れますなぁ。
 
 その後、大山ナショナルパークセンターに寄りました。ここには、トイレも、更衣室もシャワー室もあります。トイレ以外は利用したことがありませんけどね。
 まだ、水分補給が不足しているので「アクエリアススパークリング」なるものを買って飲みました。これは130円と安かったですよ。
 

最近は、金がありませんので、極希にしかペットボトルや、缶に入っている飲み物は買うことがありません。しかし、今回は、2本も買って飲んでしまいました。しかし「アクエリアススパークリング」なるものがあるのは、初めて知りました。
 

大山ナショナルパークセンターのディスプレイを見ておりましたら、1979年の夏や、1981年3月にテンパった「下山キャンプ場」が、4月12日から「モンベル大山キャンプサイト」として、オープンしていると表示されていました。モンベルって、お金持ちなのかなぁ?
 
 
 
 その後、一端帰宅しました。Amazonで頼んでおいた商品の不在票が入っているかと確認したかったのです。と、郵便受けに入るサイズだったので、入っていました。ああ、良かった。再配達は迷惑ですものね。
 更に、お袋さんの家に行ってきました。姉が先に行ってくれており、家の中の片付けの再見積と、一時金を払っておいてくれたのです。遅ればせながら、私も行って、業者の方に、飲み物差し入れをさせて頂きました。結構、金かかるぞぉ。