2023年9月10日(日)
  
 さすがに、家の中で、ゴロゴロばかりしていてはまずいなと、鳥取県の大山(だいせん)登山を考えておりました。しかし、天気予報は、下り坂です。
 一応、早めに起きましたが、何やかんやしておりましたら、あっという間に時間が経ってしまいました。「どうせ、夕方辺りからは、雨の予報だよな。やめとくか。」
 否、時間的に、大山より30分程早く登頂出来る、鳥取県の烏ヶ山(からすがせん)に行こう。
 てなことで、天候がとても怪しい中、烏ヶ山登山を敢行しました。
 
 出発時間がかなり遅れてしまったので、烏ヶ山登山開始は、午前11時55分になってしまいました。こんな時間に登山開始はアホかも知れんぞぉ。
 

何度も登場している、鏡ヶ成キャンプ場前からの、烏ヶ山登山道の入り口です。何と、11時55分と言う、とんでもないく遅い時刻でした。こんな時間から登山はやめましょうね。
 
 前回の登山では、登山開始から少ししてから道に迷いました。何十回も登っているのにです。そこで、今回は、かなり慎重に、登山道の印である「赤いテープ」を確認しながら、登りました。
 「あっ!前回は、このテープを見逃していたんだ。」赤い蛍光色のテープが、クマザサで隠れ気味になっていたのです。そんな訳で、今回は、道を間違えずに登ることが出来ました。
 
 登山道は、かなり濡れています。登山開始頃は、木の根っこ縦横無尽に張り巡らされています。これらにより、とても滑りやすくなります。
 身体の調子が、意外な事に、それ程悪くなかったので、登山開始は、ちょっとオーバーペースで登り始めました。しかし、これが、いかんかったようです。その後、ちょっとペースダウンしてしまいました。汗も、突如として滝のようにかくようになりました。
 下記の二本の木がある場所に、着く前に下山してくる中年の男性に会いました。ガタイが良く、いかにも鍛えている感じの人でした。下山するスピードも結構なものでした。
 

まず、自分の登山ペースが分かる様に、二本の木がある場所まで付いて、タイムを確認しました。
 

35分32秒ほどかかっています。6月9日に登った時は、約34分でしたから、思っていたタイムより、遅くなっています。やばいよ、やばいよ。30分少々の時間で到着するペースで歩いていたつもりだったんですが・・・
 

次に、登山ペースを確認する場所が、ここです。下界が見える場所です。何と57分28秒でした。6月9日の時が約54分でしたから、だいぶ遅くなっていることが分かります。
 
 確かに、このところ、体調が悪く、焼酎をかっくらって寝ていることが、何度もありましたので、体力は落ちているかもしれないと思っていました。と、同時に、これだけ、休んで、体力を回復できたはずなので、もっと早く歩けると思っていました。
 

ついに、ザイルが設置してある場所まで到着しました。何と、1時間5分28秒かかってしまいました。遅れを取り戻そうと、頑張ったつもりだったんだけどなぁ。
 

勝手に名付けた「一枚岩」。上記の写真の直ぐ上にあります。撮った角度が悪かったのか、あまり急斜面に見えませんが、実際には、結構な急斜面です。濡れた、この岩は、ツルツル滑ってとても登れたものではありません。そこで、写真の左側の、枯れ木や、土が見えている、狭いエリアを、ザイルも使って慎重に登りました。(下山時に撮影)
 

しばらく登ると、南峰のピークが見える場所まで到着しました。1時間17分程かかってしまいました。お、遅い、遅すぎる。
 

そこから少し行くと「新小屋峠別れ?」の標識があります。右側に行けば、かつて「宇多田ヒカルさん」がCMで登ったルートがあります。その新小屋峠ルートの方が少し楽なんですけど。
 

 その標識から、わずか2m上の左側に「宇多田ヒカルさん」がCMで腰掛けていた「ヒカル岩」があります。初めての人には、意外に分からないかも知れません。見る角度がちょっとでも違うと、どの岩なのか分からなくなってしまいますからね。
 ちなみに、ここまでの登山時間は、1時間20分52秒です。おっそぉー。
 
 しかし、ここからが、ちぃと危険な岩場が出てくるんですよね。特に、鏡みたいに、濡れていると危険が危ないんですよ。
 その岩場を乗り越えると、南峰のピークに着きます。そこからは、一端下りになります。
 

 

烏ヶ山山頂である、北峰のピークに行くまでも、何度かチト怖い岩場が出てきます。狭いスペースをザイルを頼りに登る、この場所、嫌いなんですよ。私の様に、足が短いと、フォールド出来る場所に足がつかなかったり、狭いので、デイパックや、身体ががあちこちにぶつかるんですよね。
 

 何とか、烏ヶ山山頂(北峰)に到着しました。
 「烏ヶ山に1時間30分以内で登ろうとしたヤツがいたんですよ。でも、1時間35分6秒もかかったんですよ。」
 「なにぃー?! やっちまったな!」
 「男は黙って、メソメソしろ。」
 ・・・何か、クールポコさんのネタとは違う感じなってしまいました。
 

ほーれ、この登頂タイムです。6月9日の登頂タイムは、1時間29分程でしたから、それよりも遅くなっています。トホホであります。最初は、割とスムースに登っている気がしたんですけどね。
 

烏ヶ山山頂で自撮りです。「チョー気持ちいい。すみません・・・何も見えねぇ。」(北島康介さんの、チョー気持ちいいと、すみません・・・何も言えねぇをパクりました。ガスで、大山がまるで見えませんでした。
 「濡れ河童ジジイ」のアップは、お見苦しいので画像を小さくしております。
 
 大岩の左側を回って平らな場所に行きました。更に、少し登ると、平らな岩場があります。そこに登って休憩をしようとしていた時のことです。雨が降ってきました。「だぁー!これは、やばいぞぉ。」一応ゴアテックスのカッパは持ってきています。しかし、これを着れば、いくらゴアテックスと言えども中からすんごく蒸れます。更に、元々滑りやすいルートが、数倍滑りやすくなります。持ってきたルイボスティーや、塩キャンディもとらずに、大慌てで下山開始です。まあ、その後、雨はやんだのですが・・・
 下山ルートは、やや楽な「新小屋峠ルート」をとろうと思っていましたが、何故か、登山と同じルートを選択しました。とにかく、岩場でも、黒土の登山道でも、滑りまくるので、注意が必要です。
 
 案の定、何でもないところで、滑ってしまいました。濡れている烏ヶ山の怖いところが、まさに、そこなんですよ。見るからに滑りやすい場所でもないところで、ツルーンと滑ってしまうのです。この時も、両サイドにあるクマザサをしっかり握りながら踏ん張ったのですが、濡れてた登山道に、背中からこけてしまいました。あー、きちゃない。
 
 北峰も越えて「ヒカル岩」も越えた頃、青年が登って来られました。「えっ?こんな天気で、こんな時間に、登山???」何でも、烏ヶ山登山は初めてとのことでしたので、お節介にも、撮った写真をお見せして「ここに、宇多田ヒカルさんがCMで座っていた「ヒカル岩」がありますよ。そこからは、岩場が出てきます。今日は濡れていて、大変滑りやすいので、お気を付けて登ってください。」と。
 しかし、濡れた烏ヶ山登山道は、本当に滑りやすいなぁ。などと思いながら、慎重に下山です。今日は、身体もそれほど疲れていないし、両膝も、痛いと言う程でもありませんでした。天気が悪かったので、登りの時と違って、涼しくて快適だなぁ。
 

 下山タイムですが、1時間35分6秒でした。8月30日の下山タイムが1時間55分少々でしたから、下山タイムは、マシだったと言えます。(旧レストハウスにて撮影)
 

旧レストハウスの前にある、自販機で、こいつを飲みました。金がないので、殆ど、自分で作ったルイボスティーがメインになっていました。シュワシュワ、甘くておいちいー!
 
 
 まだ南峰が、地震で崩落していない時でしたが、記憶に間違いなければ、下山タイムは50分を切っていたことがあったと思うんですけどね。登山タイムも1時間かかっていなかったんですけどね。まあ、道の状態も違うし、年には勝てないと言う事でしょうか。でも、次回は、登山タイムを更新したいものです。