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 ★2023年12月13日に「ステラショット3」が発売予定。果たして、私の持っている機材に対応しているのか・・・それが問題だ。誰がシェークスピアっぢゃ?
 ★保護ガラスの結露問題、解消です。
 
 今や、天体写真の撮像デバイスにおいて、CMOSカメラは大きな存在になっています。特に、冷却CMOSカメラを使用されている天文ファンの方も、すごい勢いで増えています。冷却CCDカメラの方が更に性能が良いと言われていますが、価格が安い冷却CMOSカメラの人気がグングン上がっているようです。
 
 現在、私が持っている冷却CMOSカメラの中で、最高位の商品は「ZWO社(ズィー・ダボォー・オプチカル)」の「ZWO ASI 2600MC DUO(ガイドチップ搭載/カラー/冷却モデル)です。
 
 
 以下に、簡単なスペックを書いておきました。
 
 ●CMOSセンサーは「Sony IMX571」のAPS-Cサイズです。
 
 ●解像度は、6.248×4.176=26.091.648画素です。(約2.600万画素)
 
 ●動画撮影時の最大解像度は解像度は、1.920×1.080のフルハイジジョンまでのようです。
 これは「ZWO ASI Air Plus」で制御している場合の数値です。
 動画は「Sharp Cap」や「FireCapture」でキャプチャーを使った方が、遙かに使いやすいと
 感じています。
 
 ●ピクセルサイズは3.76×3.76ミクロンです。
 
 ●最大転送レートは、15fps(RAW8)です。この転送レートでは、惑星撮影には向きませんね。
  あくまでも星雲星団撮影がメインとなります。
 
 ●ゼロアンプグロー設計で、嫌なグローが写り込みません。(ダークを撮って、それを引いてやれば、
  アンプグローが発生するタイプでも問題なく写真を撮ることが出来ますが、アンプグローが出ない方が
  良いに決まっています。)
 
 協栄産業さんのHPからがめさせて頂いた画像です。右のゼロアンプグロー設計の方が、仮にダーク画像を撮り忘れても、何とかマシな画像になりそうですね。
 これまでの、ベランダからの、何ちゃってテストでは、ダークは撮っていません。ダーク撮影の必要性がないかも知れないと思っているくらいです。
 
 ●一番の特徴は、先に発売されている「ASI2600MC Pro」に、ASI220MM-miniと同じ
  1/1.8"ガイド用センサーを追加した「デュアルチップヴァージョン」だと言うことです。
  つまり、理論的には、ガイド鏡を使わずに、正確なオートガイドが出来るのです。
 
黄色い矢印のところが、内蔵されているガイドチップです。これまで、ガイド鏡で使っていた「ZWO ASI 120MM-Mini」は1/3インチのCMOSでしたが、この内蔵しているガイドチップは、ASI220MM-miniと同じ1/1.8"ガイド用センサーを採用しています。よりガイド星をとらえられる可能性が高くなります。 
 
 ●また、この撮像用のCMOSセンサーは、16bit ADCを搭載しています。
  つまり、 これまで使っていた「183MC Pro」よりより微妙なグラデュエーションが
  撮影出来ることになります。
 
この様に16bitの方がグラデュエーションの描写が優位になります。
 
 購入の大きなきっかけになったのは、2017年2月11に、瀬尾さんちで天体写真用に改造してもらった、冷却デジタル一眼レフカメラ「SEO Cooled 6D」が、2023年4月21日に、突然電源が入らなくなったことが大きかったのです。
 
 
これが、「SEO Cooled 6D」です。ミラーを外して、ボックスケラレを解消して、ペルチェ素子で外気温から-25℃程度冷却できると言う優れものでしたが・・・
 
 
 それは、予期せぬ事でした。フラット画像を撮影しようと、タイマー付きリモコンで連続して撮っていたのですが、とても動作が不安定でした。そして「ZWO AIR Plus」に繋いだ時に、全く電源が入らなくなったのです。
 瀬尾さんに、ダメ元で修理が可能かメールをしてみました。中古のCanon 6Dを買って、壊れたCooled 6Dのパーツを移植出来たら良いなと思ったのです。しかし、もしかしたらメアドを間違えていたのか、いくら待てども返事は返ってきませんでした。(そもそも、改造時に、修理は出来ないと言われていたような気もします。)ならばと、Canonさんに電話して確認してみました。と、メーカーの対応としては仕方が無いのでしょうが、元の6Dにするように修理することは可能だが、改造カメラの内部のパーツだけを修理することは出来ないとの返事でした。つまり、アホ程金をかけても、元の純正6Dで戻ってくることになります。それでは、全く意味がありません。中古の6Dを買った方がはるかに安く手に入れられます。
 
「嘆き」にも書きましたが、やはり、フルサイズの改造デジタル一眼は、必要と考えまして、「ハヤタ・カメララボさん」から、程度の良い改造EOS 6D(HKIR)を購入しました。程度の良い中古の6Dを改造したと言うのが正しい表現ですね。冷却装置はありませんけどね。でも、使ってみたら、結構良かったですよ。価格もお手頃でしたしね。
 
 
 そんなこともあって、前々から「欲しいな。金はないけど、やっぱし欲しいな。」と思っていた、大きなサイズの冷却CMOSカメラの購入意欲がふつふつと沸いてきたのです。ああ、物欲の塊。
 当初は、ガイドチップが付いていない「ZWO ASI 2600MC Pro」をターゲットに入れていました。しかし、ある日のこと、協栄産業大阪店さんのHPを見ていると、このガイドチップ付きの「ZWO ASI 2600MC DUO」の発売案内が載っていたのです。発売は6月の予定とのことでした。
  最終的に、この商品の購入を決めたのは、2023年4月22日のことでした。協栄産業大阪店さんに直接行って、仮予約をしたのです。不安要素はありました。濃い色のフィルターを装着した場合、ガイドチップがガイド星をとらえることがで出来るのかが、一番の問題だと思いました。しかし「最悪、ガイド星をとらえることが出来ないのなら、ガイド鏡を使えば良いや、大は小を兼ねるからね。」と思い、購入を決めました。
 当初は、商品が入ったら、代金は銀行振込で支払うつもりでした。しかし、5月19日に、クレジット決済で正式に注文を入れてしまいました。本体と、それを接続させるパーツも含めてです。「SEO Cooled 6D」の為に52mm径のフィルターも何枚も持っていたので、これを使いたいと「K-ASTECさん」のパーツも購入することにしました。
 
 しかああああし、メーカー側から、協栄産業大阪店さんに連絡があったようです。ZWO社としては、初めての構造のCMOSカメラなので、生産に予想外に時間がかかり、納期がかなり遅れることとになったのです。しかも、確認する度、納期は遅れに遅れることになっていきました。最終的には「もしかしたら、9月上旬に納品が出来るかも知れませんが、入荷数次第では、お届けすることが出来ません。次回納期は、我々にも全く分かりません。」と言う連絡でした。ぐぇぇぇぇー!!ちょっと我慢の限界だぢょー。
 その後、入荷に関して、何か具体的な情報がないかと、様々な天文ショップのHPを見ておりました。
 と、8月20日の事だったと思いますが「Electric Sheep Co.Ltd.社(エレクトリック・シープ)」のHPに1個在庫があると書かれていたのです。一瞬「ホンマかぁ?それに、今まで一回も購入したことがない会社なので、ちょっと不安だなぁ。」と思い、一晩だけ考えました。翌朝、まだ在庫があるようなら、注文しようと思いました。
 結局、翌朝、奇跡的にまだ在庫があるとのことでしたので、注文をしました。協栄産業大阪店さんには、大変申し訳ないのですが、一端すべてをキャンセルして、取付パーツだけを再注文することにしました。
 
 翌8月22日に、両方とも、我が家に届きました。あー、長かったわ。でも、本当に良かったわー。
 
 協栄産業さんのHPにあった取付パーツのチャート図です。52mmフィルターも使いたかったので「K-ASTEC社」の取付パーツも購入しました。
 「FilterDrawer」は、CMOSとガイドチップサイズの大きさを考えると、183MC Pro用のものは使えず、新たにフルサイズのCMOSカメラ用ものが必要になります。
 
 これが、送ってもらった「ZWO ASI 2600MC DUO」本体です。付属していた説明書には「ASI Studio」なるアプリでの操作だけでした。協栄産業で購入したら、独自の説明書が付いていたのかも知れませんね。私は、基本的に「ZWO ASI AIR Plus」とそのアプリ「AIS AIR」で使うことになりますので。そっちの説明書が付いているとありがたかったです。
 
 まず、CMOSカメラ側には、この「ZWO New M54 Filter Drawer」を取り付けます。48mmサイズのフィルターが取り付けられます。尚、このパーツに緩みがあり、ガタガタ動くと書いていましたが、間違いであったことが分かりました。長いボールポイント六角レンチで、六角ボルトをしっかり締め付けるとガタがなくなりました。スペースが狭いので、ボールポイント側でないと固定が出来ませんでしたよーん。初めは、これに気がついていませんでした。アホー!
 
 次に「K-ASTEC EX-12.5」を取り付けます。
 
 更に「K-ASTEC TR74-ASI6200 M54」を取り付けます。しかし、説明書は、オフアキシスガイダーに取り付ける説明が、主に書いてありましたので、接続には少々苦労しました。K-ASTECさんのHPを参考にした方が分かりやすいかも知れません。
 
 これが、すべての取付パーツを組み立てた状態です。
 
K-ASTEC社のパーツを使いますと、上の写真の様に、52mmフィルターも使用出来ます。52mmフィルターを多く持っている、私にとっては、大きなメリットです。
 
52mmフィルターを付けている写真は、こっちの方が分かりやすいですね。(協栄産業大阪店のHPから画像を拝借させて頂きました。)
 
 大きさですが、上が1インチの「ZWO ASI 183MC Pro」で、下が「APS-Cサイズの「ZWO ASI 2600MC DUO」です。当たり前ですが、後者が大きいです。
 
 これは、高橋製作所のμ25CRS+CRレデューサーCR 0.73×に「ZWO ASI 2600MC DUO」を取り付けた写真です。「ZWO ASI 2600MC DUO」を購入した大きな 理由は、このμ25CRSをガイド鏡を使わずにオートガイドしたかったからです。
 
 では、実際の撮影ではどうなのかを書いていきます。あくまでも途中結果です。しかも、月が明るい状態の、ベランダからのテストです。
 
まず「ZWO ASI AIR Plus」では、なかなか自動導入出来ませんでした。仕方なく、ファインダーで星を手動で導入して「Sync」ボタンを押して、アライメントします。その後は、調子が良い時は、自動導入も「PlateSolve」も出来ました。しかし、確率は低いです。何かの設定が悪いのかも知れません。(一応、露出時間や、ゲインなど色々変更して試してはいるのですが。暗い空のもとでテストする必要がありますね。)
 尚、これまで、183MC ProとTOA130S(口径13cmのEDアポクロマート屈折望遠鏡の組み合わせでは「自動導入「も「PlateSolve」も、ほぼ問題なく動いています。
 
 NBZフィルターを付けると、ガイドチップ側の画像は、かなり暗くなります。ゲインはMaxに近いが、飽和しない数値にしています。この時は、ちゃんとオートガイドしているようでした。しかし、向ける方向によっては、ガイド星が見えないこともありました。(まあ、月明かりがひどかったことも、大きな原因でしょうが。)画面は、暗くて、且つ、結構ノイズィーなものになっています。
 
 これは、親子亀式で搭載したガイド鏡(高橋製作所のFC60) での、オートガイドの画面です。フィルターを通していませんので、暗い星もちゃんとらえることが事が出来ました。画面もノイズィーではありません。
 実際に、遠征する時は、念の為にガイド鏡を持って行った方が安心かも知れません。ご自分で、オフアキシスガイダーを構築出来ている方は、このCMOSカメラは必要ないと思います。と言いますか、オフアキシスガイドシステムを構築されていれば、濃いフィルターを通さずにガイド星をとられることが出来ますから、そっちの方が良いと思います。
 
これは、ガイドチップでオートガイドした、M8(干潟星雲)です。月明かりがひどい状態で撮ったものです。
 
この「μ250CRS+CRレデューサー0.73×」で撮った、M16を、かなり強調して画像処理したものです。かなりの周辺減光が発生しています。このシステムでは、きちんとしたフラット撮影が必要だと思いました。
 
 これは、フラット撮影をして、更に「ステライメージVer.9」で周辺減光を補正したものです。満月近い月明かりがある中での撮影でしたけどね。(ちとひどい画像になってしまいました。)
 
 以上が、これまでテストした途中結果です。商品が届いてからは、昼間は晴れているのに、夜になると雲が押し寄せてくる日が実に多かったです。何とか晴れても、月明かりひどい状態で、且つ、ベランダからのテストですので、対象物は、ある程度高度が低くなったものしか、使えませんでした。
 空の暗い場所に遠征して、テストしてみないと本当のテストにはなっていないかも知れませんね。
 
 9月3日に、またも、ベランダからテスト撮影をしましたので、追加致します。「アブ衛門の嘆き」に書いてある内容と同じです。
 

 夜になって、晴れてていたので、ベランダから、テスト撮影をしました。
 鏡筒は、いつもの高橋製作所の「μ250CRS+レデューサーCR 0.73×」です。赤道儀は、同社の「NJP Temma 2」です。両方ともクソ重いですよ。
 撮像カメラは、ZWO社の「ZWO ASI 2600MC DUO」です。前から書いている通り、ガイドチップが内蔵されているので、ガイド鏡を使わなくてもすむはずの?の優れものです。
 しかし、この日は、月齢17.22の満月過ぎの月が煌々と輝いています。従ってノーフィルターでは、とても写真を撮ることは出来ません。
 

使い回しの写真で、すんまそん。こんな、感じの機材で撮影です。
 

まず、北極星が見えない、我が家のベランダからの極軸合わせは、ZWO社のアプリ「ASI AIR」の「All-SKY Polar Align」機能を使いました。
 
 しかし、相変わらず「自動導入」も「PlateSolve」も、まともに作動しません。色々とパラメーターを変えてやってみたのですが、ダメですねぇ。何ででしょうかねぇ?
 
 と、何度か試行錯誤しておりましたら、急に動き出しました。「自動導入」も「PlateSolve」も出来る様になりました。あー、良かったわ。でも、原因は何?うーむ、原因が分かりないと気持ち悪いですよ。
 
 まずは、濃いNBZフィルターを使わずに、久しぶりに「IDAS社の52mm径のHEUIB−Ⅱ QRO玄天」なるフィルターを使いました。
 ほほぉー、これだと、NBZフィルターよりかなり明るく見えるなぁ。
 

これで、さそり座のM4(球状星団)を撮っている時の、iPad Airの画面です。周辺減光も盛大に発生していますね。
 
 月明かりがあるので、今度は、やはり「NBZフィルター」に交換しました。
 

  これは「2600MC DUO」に内蔵しているガイドチップで、オートガイドしている時の写真です。画面は暗くなり、ガイド星も見にくくなります。ガイドチップの方のゲインは、飽和しない程度で、かなり上げることとなります。このサイズでは、分かりづらいですが、画面は、かなりノイズィーな状態になります。
 この時は、オートガイドが非常に安定している状態でした。まあ、±2″以内に収まることが多そうですよ。
 
 結果ですが、NBZフィルターを付けても、何とかガイド星をとらえることができました。
 

 ある天体を撮影しようとしていたら「2600MC DUO」のガイドチップに、星が出なくなりました。「え?どうした?」カーテンを開けてみると、望遠鏡は、ほぼ水平の方向を向いていました。こんな時は、親子亀式に搭載している、FC60なる口径60mm、焦点距離500mmのガイド鏡を使うことになります。上の写真が、FC60でガイドしている時の画像です。
 
 このような、劣悪?な条件でない限り、2600MC DUOの内蔵ガイドチップで、何とかガイド星をとらえられることが分かりました。
 

これは、NBZフィルターを付けた状態で撮った「M8(干潟星雲)」です。ゲインは250、露出は240秒、ライト画像は4枚、フラット画像は10枚、ダーク画像は撮っておりません。CMOSカメラの温度は0℃に設定しております。
 

これは、同条件で撮った、へび座の「M16(わし星雲)」です。真ん中から下に伸びている黒いところが「創造の柱」と呼ばれているところです。
 

いて座にある、M17(オメガ星雲)です。
 

水瓶座のNGC7293(らせん星雲)です。全部の写真に対して、フラット画像を10枚使っていますが、うまいことフラット画像が撮れずに、ステライメージVer.9での周辺減光を減弱する機能を追加していたりします。それもで、周辺減光が目立つ画像は、トリミングしています。あー、うまくフラット画像を撮れるようになりたいな。しかし、薄明フラットは、撮る根性がないしなぁ。
 

これは、いて座の「M22(球状星団)」です。一応「PlateSolve」出来たはずなのですが、中心が結構ズレていました。また、周辺減光もカブリもありましたので、トリミングをしています。
 
 今回、これまで、まともに出来なかった「自動導入」や「PlateSolve」が急に出来る様になりました。(突然、機材とアプリのマッチングが良くなったのか?知らんけど。)
 しかし、何故か対象物が、画面の中央に位置していないこともありました。今後、更にテストをする必要性があると感じました。
 
 尚、この夜は、土星撮影にもチャレンジしました。撮像カメラは、この「ZWO ASI 2600 DUO」で画像が大きすぎるし(従って惑星はかなり小さくなってしまいます。)フレームレートが遅すぎるので、同社の「ASI 290MC」を使用しました。
 しかし「ASI AIR」なるアプリでは、ゲイン0、露出も最低にしましたが、土星は露出オーバーの状態でした。(何かの設定が悪かったのでしょうか?)
 仕方なく「SharpCap4」を使う事になりました。しかし、何故か、ZWO ASI 290MCの接続が確認出来ません。ケーブルを抜いて、また差し込んだり、パソコンを再起動させたりしたのですが、全く、ダメでした。しかし、半ば諦めた時に、突然カメラを認識してくれました。
 ようやく写せると思ったのもつかの間、シーイングがドンドン悪くなり、撮影時には、土星はユラユラと激しく揺れる状態になってしまいました。従って、テレビュー社の「パワーメイト2.5倍」と、ZWOの「ZWO ADC 1.25″大気分散補正プリズム」の組み合わせでは、土星は激しく揺れまくり、使い物になりませんでした。ピントがちゃんと出ていたかも疑問でした。
 

結果、何とか撮れたのが、この写真です。ディテールがまるで写っておりません。とほほ。これでも、予定していた拡大率より、かなり小さくして写したものです。
 
追加です。2023年9月13日の午前様から、ベランダでテストを含めて撮影を行いました。
 

 これは「ドクロ星雲」です。2枚はガイド鏡でガイドし、2枚は、ASI 2600 MC Duoのガイドチップでガイドでしております。ゲイン100で、ライト360秒の4枚、フラット10枚からの画像処理です。フラット処理は相変わらずうまく出来ませんね。少し、トリミングもしております。ステライメージの機能で周辺減光補正を、更に使いしていますが、まるでダメですね。。ダークは引いていません。
 

 「ZWO ASI 2600MC Duo」のガイドチップでガイドしている画面です。NBZフィルターを付けていますので、ゲインはかなり高くしております。更に、露出を2秒にしました。
 ガイド星がとらえられないことも想定して、ガイド鏡も親子亀式で搭載していました。しかし、画面がアホほど暗い。おかしいと思って調べて見たら、露出が、馬鹿みたいに低い値になっていました。
 
  「ZWO ASI 2600MC Duo」のガイドチップでガイドは、やはり、時折、ガイド星が非常に淡くしかとらえられない時があります。そんな時は、ゲインを大きくして、更に露出も2秒に程度にしています。
 しかし、遠征での撮影の時には、万が一ガイド星をとらえることが出来なかったら困るので、ガイド鏡とガイド用のCMOSカメラは持って行こうと考えています。でも、天気も悪いし、根性もないし、いつ遠征に行けるかなぁ。
 

 いつもの、水瓶座のNGC7293(らせん星雲)です。360秒露出からの画像処理です。うーむ、的な結果です。ASI 2600 MC Duoのガイドチップでは、NBZフィルターを使うと、ガイド星を見つけにくくなります。ゲインを上げて、露出を2秒にすることで、ガイドチップからでもオートガイドが出来る様になりました。トリミングあり。このCMOSカメラはゲイン100までの低い数値で撮った方が良いと説明書に書いてありました。さすがに、ベランダからですと、ゲイン0は厳しいと思い、100で撮りました。
 画像処理は、ステライメージVer.9」・「Photoshop2023」・「Topaz De Noise AI」を使いました。
 

これは、2023年9月23日に撮ったものです。露出は600秒の4枚、前に撮ったフラット画像10枚を利用して撮影しました。ダークは引いていません。
 


2023年10月3日 追記
 
 2023年10月2日から3日にかけて「バイナリーホログラフアポタイザー」を装着して、ベランダテスト撮影を行いました。
 最初は、快晴、その後あっという間に曇り。諦めていたところに、何とか星が出てきました。条件が悪かったので、「ZWO ASI 2600MC Duo」のガイドチップでは、オートガイドが出来なくなりました。
 
 空の状態が悪くても、何とか写したい対象がある場合は、やはり、別途ガイド鏡が必要だと感じました。尚、NBZフィルターを使っていました。ノーフィルターか、色の淡いフィルターならガイドチップからオートガイド出来ていたかも知れませんが・・・
 
 尚、「バイナリー ホログラム アポタイザー」を装着しますと、スパイダーによる回折光がかなり軽減されますので、返ってピント出しが、とても難しくなりました。現在、その方法を模索中です。
 

この夜は、ご覧の通りの写真しか撮れませんでした。月明かりありぃーの、薄雲ありぃーの状態でした。ガイド鏡を使っても、途中でオートガイダーが止まってしまうほどでした。
 


 
2023年10月12日から13日にかけて、鳥取県の鏡ヶ成の近くに、チョロッと遠征撮影を行いました。めまぐるしく天候が変わり、更に、CMOSカメラの保護グラス?が結露しまくると言うトラブルに見舞われました。
 

 何か、撮像がおかしいと思ったのですが、原因がなかなか分かりませんでした。結局、結露でした。フィルター周りにはヒーターを巻いていたのですが、こんな状態でした。一気に-20℃に温度を下げたのが悪かったのかも知れません。
 
 ★ 結露の原因が分かりました。内蔵ヒーターがオフになっていました。いろいろネット検索をして、初めて判明しました。やっぱ、アホだわ。
 

  【Anti-Dew ヒーターを内蔵】
 【●ASI2600 DUOは、結露の問題を回避するための平面ヒーターを内蔵しています。保護窓に完全に接合する防露ヒーターの加熱で、結露の心配を回避します。
 ●結露防止ヒーターの電力は約5W、電力節約のためにソフトウェアでオンーオフすることができます。】 と書かれていました。
 
 「ASI AIR」なるソフト上で、撮像カメラのセッティングの項目を見ると「Anti-Dew」と言う設定する箇所がありました。最初は、もしかしたらここの設定が悪くて結露したのかと思っておりましたが、そのままにしておりました。
 今回、その項目をクリックすると・・・
 

「Heat the camera protection glass to prevent the water vapor from condensing into dew on the surface. It is recommended to open it when the humidity on the temperature difference between day and night is large Advanced Settings」と書かれています。
 
 Google翻訳しますと
 
「カメラ保護ガラスを加熱して、水蒸気が表面で結露するのを防ぎます。 昼夜の温度差があり湿度が大きい時は開けることをお勧めします。」となりました。
 
 やっぱ、ここをONにしておかないといけなかったんだ。
 

湿気が多いとか、寒い場所では・・・否、戸外の撮影では、ここはONにしておくべきでしょう。つーか、ZWO社のヒーター付き冷却CMOSカメラをお使いの方は、みーんな知っていることでしょうね。アホすぎる。


 

 また「バイナリー ホログラム アポイタザー」を付けたことで、スパイダーによる回折光があまり出なくなりました。それは、とても良いことなのですが、ピント出しが大変となりました。
 現在、オートフォーカスソフトを検討中です。しかし、そうなると、パソコンに繋いで操作する必要があります。このCMOSカメラは「ステラショット2」には、まだ対応していないので、星図ソフトはどうしたものかと思案中です。
 

この日、まあ、何とかマシに撮れたのが、このM1(カニ星雲)でした。
 


 
2023年12月に「ステラショット3」が発売になります。オートフォーカスなどにも対応したソフトになるそうです。しかし、「2600MC DUO」や「μ250CRSのセミオートフォーカス」に対応しているかは、もう少ししないと分かりません。
 
 また、ベランダから、月明かりがある中で、テスト撮影をしていると、秋の星空では、ガイドチップにガイド星をとらえないことが多々発生しています。(NBZフィルター装着時ですが)こんな時は、やはりガイド鏡が必要になります。ガイド鏡でも、少ししか星が確認出来ない程の状態でしたからね。暗い空のもとなら、何とかなっていたかも知れませんが。