小さな望遠鏡なら、三脚を伸ばして使用しても大丈夫です。しかし、この18cmマクストーフカセグレンを三脚を伸ばして使うのは結構危険です。そこで、ハーフピラーを購入しました。これは、使い勝手がとても良いですよ。
これは問題視されている赤緯軸のクランプです。せめて、もっと大きなつまみにしてくれれば・・・実は、その後、赤経軸クランプでも同様に締めると視野がズレるという問題も発覚。
2013年2月23日にビクセンSXP赤道儀を購入してしまいました。誰か、暴走アブ衛門を止めてくりー。
このところの体調の悪さから、EM-200すら出すのが億劫になってきました。また、ベランダからなら月か惑星しか写せません。でも、現在持っている赤道儀には月追尾モードがありません。高橋製作所にはPM-1 XY のみがこの月追尾モードがありますが、小型の赤道儀なので触手は動きませんでした。(既に販売終了。)そんなこんなで、割と気軽に使えて、月追尾モードがある赤道儀を探していました。
SXP赤道儀は確かにEM-200と比べると軽く、三脚もアルミのものでとても軽いですね。また、コントロールボックスのスターブックテンはパソコンなしで自動導入が可能なうえ、月追尾モードもありますし、一部の彗星追尾モードもあります。これが購入の大きな理由でした。(実際には太陽・月・惑星・彗星・人工衛星の追尾モードまであり。)
しかし、購入前にインターネットで検索していると、クランプ問題が指摘されていました。特に、赤緯軸のクランプを締めると、望遠鏡が動いてしまうのだと。確かに星を入れてクランプを締めると、星が動いてしまいます。実は、これは、赤緯軸の方でも赤径軸の方のクランプでも同じように星が少しズレてしまいます。んー・・・ビクセン社さんは、せっかく良い仕事しているのに、このあたりは詰めが甘い感じがあります。そう言えば、社会人になってすぐ使っていたSP赤道儀は、軽くてフットワークは軽かったのですが、問題も多かったですねぇ。何か、最後の詰めが甘い気がします。実に惜しい感じがします。まあ、自動導入を前提にするのなら、このクランプを締める時のズレは問題にはならないのかもしれませんが。
さて、実際に少しだけ使ってみた感想をば。(まるで使い込んでいませんので、チョーいい加減な感想です。)
◎この赤道儀、モーター等の位置を考えて設計されているので、バランスウエイトが小さくても済むのは助かります。
◎この三脚はいただけない。伸縮式のアルミ製で見た目も良いし、軽いですが、この伸縮を固定するネジが1個しかないのは大問題ですねぇ。それも、ネジで直接押しつける設計なので固定能力が元より弱いのです。せめて1本につき、2個のネジをつけるべきです。18cmのマクカセを乗せる時は、ネジがねじ切れてしまうのではないかと思うほど締め付けないと危険でした。現在は、ハーフピラーを購入したので、だいぶ使いやすくなりました。
◎電源を切ってもその設定が消えないP-PEC機能も興味あります。一度設定してみたのですが、乗せた望遠鏡がTOA130Sでしたので、重量が超オーバーで、成果はまだ不明です。
◎これまでのDCモーターからトルクのあるステッピングモーターに変えられました。これは精度的にとても良いことだと思います。鹿児島時代に買って以来、ビクセン社さんの赤道儀を買わなかった大きな理由はこのモーターのことが大きかったのです。
◎コントローラーはSTAR BOOK TENとなっています。上位機種のAXD2赤道儀や、AXJ赤道儀と同じになりました。パソコン無しで自動導入できますし、月追尾モードや、彗星追尾モードがあります。自動導入させると、その対象物のスピードで追尾してくれます。
また、実際に使ってみると、ちょっとこのコントロールボックスは結構でかいのです。紐で赤道儀のどこかにぶら下げるよりも、地面に敷物をしたうえで、そこに置いて使った方が良いかも知れません。そうでないとそのうち落下させて傷をつけたり、最悪壊してしまいそうです。
◎SXアルミケースとHAL130三脚ケースのセットも買いました。意外に安かったので助かっています。移動を考えるのなら、このオプションは必需品だと思います。
◎まだちゃんと使いこなしていませんが、やはり強度は高橋のEM-200にはとても及ばないように思います。ま、価格も違いますけどねぇ。
写真は、P-PECに補正データを記憶させた後、TOA130Sにレデューサをつけた780mm(F6)で10分ノータッチガイドしたものです。カメラはAPS-Cサイズですから、実質は1.170mmとなるんでしょうか。強風のせいもあって、ご覧の通りです。真ん中の明るい星は、虫が走ったような像になっています。まあ、当たり前の結果ですよねぇ。(TOA130Sの鏡筒固定バンドも撮影用のものではありませんでしたし。)ちなみに、この時は、何故か赤緯軸のクランプの問題はあまり気になりませんでした。しかしながら、高橋製作所のEM-200と比較すると、すべてに渡って華奢な感じがしました。恐らく、いろいろな工夫をしていけば良い機材として活躍してくれると思います。
3月16日の遠征は散散でした。とにかく集中力がない。しかも、EOS60D(SEO改造)のタイマーが反応しない。これで完全に切れてしまいました。写真は、ボーグ77EDにレデューサをつけて、EOS5マークⅡで10分露出したもの。(ピクセル等倍)P-PECで補正データを入れた後での撮影だったのですが、ご覧の通りの結果です。(実は、P-PECは作動していなかったことが後日分かりました。)・・・しかし、もう一枚撮ったものは、違う方向に流れていました。と言うことは、ガイドエラーでなく、どっかの締め付けが弱かったのかも知れません・・・多分そうなんでしょうねぇ。(後で、確認すると、P-PEC機能を働かせて撮っていませんでした。完璧にアホぢゃー!
こちらの写真はFujiのS5Proにタムロンのズームレンズをつけて10分露出したもの。(18mm)せっかく晴れたのにねぇ。これぽっちの写真しか撮れませんでした。さすがに、この焦点距離ならガイドはばっちりです。
最近の感想です。やはり、EM-200より強度がありませんねぇ。SXP赤道儀に18cmマクストーフカセグレンを乗せて、手で揺らしてみますとビンビン揺れます。EM-200では殆ど揺れないのです。実際の撮影でこの揺れがどれだけ影響するのかは分かりませんけどねぇ。まだ、色々と経験を積んで、工夫をすればかなり改善するとは思うのですが・・・一番の問題は、三脚にあるのかも。もっと強度のあるものにしたらだいぶ違うと思うんですよ。多分。
2013年7月6日に協栄産業大阪店さんにに寄って聞いてみると、このガタは他のSXPでも同様にあるとこと。しかし、暴風でもない限り、実際の撮影には問題ないのだそうです。
ちなみに、「どこに月モードの切り替えがあるんだ?」と首をかしげていました。協栄産業さんに聞いてみてびっつら。対象物を自動導入でつかまえると、その天体の追尾モードになるそうです。彗星もでそのデータがあるものは、自動導入するとその彗星の固有の動きに合わせて追尾してくれるのだそうです。ちゃんと説明書を読まないとねぇ。ぺし、ぺし。
2024年9月26日、追記です。性能は、結構良かったことが分かりました。ああ、猛省であります。
「ビクセンSXP」、「ボーグ77EDⅡ+マルチレデューサー0.7×DGT」、「ZWO ASI 183MC Pro」の組み合わせでの再度のテストを行いました。
今回は、すべての箇所を固く締め付けておきました。三脚の伸縮する部分のネジも。まあ、これは、三脚を伸ばしていないから関係ないとは思いましたが。K-ASTEC社の鏡筒バンドも、六角レンチでギチギチに締めて、赤緯、赤経のクランプも、これでもかと締め付けてテストをしました。
いくら、SXPがEM-200と比較して強度に劣るとは言え、これまでの結果はおかしいと思ったのです。
まずは、ゲイン100、露出300秒でオートガイドした全体の写真です。うーむ、この大きさではなーんも分からんわい。
上記の写真をピクセル等倍にしたものです。何か、星像がカチッとなっていませんね。これは、ガイド不良なのか、この望遠鏡の収差なのかがいまいち分かりません。まあ、でも収差の可能性が高いような気がしますね。いくらEDレンズといえども、設計が古いですからね。
今度は、同じ条件で、ノータッチガイドしたもののピクセル等倍の写真です。星が流れていますが、前の時より、断然マシになりました。やっぱ、各部の固定不足が原因だったのか。(後述の様に極軸がズレていました。)
これも、ノータッチガイドですが、チトひどいですね。(後述の様に極軸がズレていました。)
これも、ノータッチガイドのピクセル等倍写真です。星は流れていますが、先日の様なミミズが走ったような画像ではありません。よく考えたら、PECは作動させていませんでした。これも、作動するようにしておかないとダメですね。そうすれば、ガイド性能が上がりますからね。但し、それには、ちょっと時間が必要です。(後述の様に極軸がズレていました。)
先日の、ノータッチガイドで300秒露出のひどい画像を再度アップしておきます。(これは、クランプの締め付けが弱かったのと、極軸が合っていなかったのが原因と思われます。)
今回は、東側をわずかに重くして、各部をしっかり固定しての撮影でした。結果は、やはり、ノータッチガイドでミミズが走ったような画像になったのは、固定不足だったと言えるでしょう。
計算が合っているかちょっと不安ですが、このコンビだと、35mmフルサイズに換算すると971mm相当になりますので、ノータッチガイドで5分露出するのは、そもそも無理がありますね。
さて、話がワープ。(2024年9月25日)
天気予報がいまいちだったので「紫金山・ATLAS彗星」の撮影に行くのは諦めました。えーい、この根性なしが!!ペシペシ。
しかし、夜、ベランダに出てみると「ありゃ?晴れとる。撮影に行っておけば良かったわ。失敗こいたわ。」と思いつつも、既に酒を飲んでいましたから、どうしようもありません。
てなことで、昨晩と同様に「ビクセンSXP」、「ボーグ77EDⅡ+マルチレデューサー0.7×DGT」、「ZWO ASI 183MC Pro」の組み合わせでのテストを継続しました。
各部の固定をしっかりして、特に赤緯赤経のクランプを思いっきり締め付けました。
それから、おかしい、おかしいと思っていた極軸出しですが、やはりおかしかったようです。先回のテストの時は「ZWO ASI AIR」とそのアプリ「ZWO AIR」を使って「All-Sky Polar Align」機能で極軸のセッティングをしたのですが、どう考えても、高度は間違った高さになっていると思っていました。2回テストしたのですが、先回は「これで合ってますぜ、旦那。」と言う表示になっていました。
しかし、今回テストしてみると、先日とは明らかに違う方向で極軸セッティングが終わりました。恐らくですが、星が余り見えないエリアで「All-Sky Polar Align」機能を使うと、無理をして「えーい、多分ここら辺ですぜ、旦那。知らんけど。」と、いい加減な結果を示してしまうのだと思います。
これは、183MC Proを使って、ノータッチガイドの300秒露出のピクセル等倍画像です。まだバラツキがありますが、かなり改善しました。やっぱ、先回のものは、極軸がズレていたんだなぁ。
これは、オートガイドでの300露出のピクセル等倍の画像です。「ボーグ77EDⅡ+マルチレデューサー0.7×DGT」は、設計が古いので、何かシャープではありませんね。青ハロも少しありますし。新しい、軽量な鏡筒が欲しいところですが、ジェニがありません。
ふと、思い出しました。「そうだ、ビクセンのSXP赤道儀には、P-PEC機能が装備されているじゃないか?これを使ったら、ガイド性能がかなり良くなるぞ。」
しかし、わざわざ、CMOSカメラなどを外して、ビクセンのGA-4を使う気にはなりませんでした。このGA-4は、バローレンズが装備されており、尚且つ十字線が照明装置で見えるようになっているので、PEC補正の時には、重宝しそうな装置です。
これが、そのビクセンのGA-4です。
そこで「ZWO ASI AIR」のFocusモードにして、尚且つZOOMで拡大して、星のズレを補正することにしました。しかし、いつまで経っても終わりません。P-PECの補正作業って、確か480秒で完了するはずじゃないのかな。
μ250CRSのガイド鏡として使っていた、高橋製作所のFC60(フルーライトの口径60mm、焦点距離500mm)がありますが、あれも、デジタルカメラ用の設計では無かったはずだから、どうなんでしょう。それに、SXPに取り付けるとなると、少々パーツを考えないといけません。それに、FC60用のレデューサーは持っていないし「ZWO ASI 2600MC DUO」は取り付けられないし。うー、困ったもんぢゃ。