高橋製作所のEM-200 Temma Jr.マウントに乗せたセレストロンC11。アリ型アリ溝金具は大きなものに変えてあります。2016年6月に、EM200 Temma 2 Zに買い換えております。
上記の写真では、バーダープラネタリウム社の大型の木製三脚を使っていますが、ベランダ等で使うのには、この高橋純正のメタル三脚の方が使いやすいですよ。架台は、Temma 2Zになりました。
現在は、マウントが高橋のEM200 Temma 2Zになりました。しかし、赤緯体の重量配分が悪いのか、バランスウエートが4個に必要になりました。とほほ。
三重県の望遠鏡ショップ「アイベル」で特売をしていたので、2006年7月に、衝動買いをしてしまいました。口径第一主義の私にとって、口径28cmの望遠鏡は夢の機材でした。セレストロンの製品は、C8(口径20cm)を使っていたことがあり、そこそこよく見えることを知っていたのも購入の理由です。
このシュミットカセグレンの特徴は、まず、大口径なのにコンパクトで軽量であること。従って、それを乗せる赤道儀にも負担がかかりにくいことです。しかし、その反面、補正版が鏡筒のすぐ前にあり、結露しやすくなります。ヒーター付きのフードを買いましたが、(カナダのケンドリック社製ヒーター付き巻き付けフード「ZAPCAP」)条件次第ですが、恐らくこの大きさの望遠鏡では簡単に結露してしまうと思います。また、コントラストが悪いのもデメリットです。更に、像の平坦性が悪いです。中心像も最近のEDとかフローライトを使った屈折望遠鏡と比較するとかなり落ちます。
そうは言うものの、思ったよりは良く見える中心像と、その大口径を使った惑星撮影に威力を発揮する望遠鏡だと思います。惑星の撮影にはその光量がものを言うと思います。天文ショップの方の話でも、このC11で惑星を撮影している人が多いと言われておりました。
テレビュー社のHPから借用。シュミット・カセグレンの図式です。補正板は、メーカーによって少し異なるようです。しかし、基本的に前面が平面ですので、乱反射してコントラストが落ちてしまいます。また、像の平面性が悪いのが欠点ですが、軽量コンパクト且つ大口径の望遠鏡を安価でゲットできるメリットもあります。尚、主鏡は球面です。
子供の頃は、こういった形式は筒内気流が起こりにくいと思っていたのですが、とんでもない間違いでした。筒内気流が改善するのに何時間も時間がかかることがあります。そのため、強制的に空気を循環させるスコープ・クーラーを国際光器から購入しております。この筒内気流(チューブ・カレント)は実にやっかいですよ。
話が変わりますが、天文ショップの「三ッ星」から、オフアキシスガイダーを購入しましたので、この望遠鏡で系外星雲などを撮ろうと考えています。オフアキシスガイダーは、光路上に小さなプリズムが入っており、一部の光を直角に曲げます。そこへ、オートガイダーを取り付けます。従って、これを使うと理論上ガイド鏡が不要になるのです。
上記のテストをした時の感想です。レデューサをつけた状態で、そのオフアキシス装置に冷却CCDを使ったオートガイダーを取り付けたのですが、パソコン上で見るガイド星は収差でかなり楕円形になっていました。これでちゃんとガイド出来るのかいな?シュミットカセグレンは、中心像はそこそこなのですが、平坦性がない上、周辺減光も強く現れます。また、オートガイダーを取り付ける部分の強度が少し心配です。しかし、その後体調を崩してしまい実写は行っておりません。ミラーシフトを防ぐために富田式ミラーシフトロック装置なる物も購入したのですが・・・うーむ。
この望遠鏡で撮った月です。像が平坦ではなく、良像範囲も狭いので、撮影にはいろいろと制限が出てきます。しかし、この口径を生かして惑星や月を撮ると迫力がありますねぇ。
2017年12月初め、随分前に買っていた「三ツ星さん」の「オフアキシスガイダー」が、何とか使えるのかなぁ?てな感じになってきました。これで、小さな星雲などを撮ったら迫力あるよなぁ、きっと。・・・実は、今現在でも実用化出来ず。写真のシステムはデタラメな組み合わせです。ちなみに「黒ひげさん式フラットナー」を装備しましたので、周辺像も大分良くなっているようです。
この望遠鏡で撮った星雲星団は、M57だけだったと思います。(その後、高橋製作所のμ250CRSを買ってしまいましたからね。)
これが、唯一このC11で撮った星雲、M57リング星雲です。ノータッチガイドのこともあり、中心部にある2つの星のうち、1つしか写っていません。
テスト中に、固定がしっかり出来ていなかった様で、今は無き「三つ星さん」のオフアキスガイダーが壊れてしまいました。ネジが、筐体に突き刺さる形で、抜くことも出来ません。シクシク。破棄してしまいました。
これは、以前に撮った「ディフラクションリング」です。てゆーか、もっとピント位置を、星像が小さくなる位置にしないとダメですよね。しかし、副鏡の丸い影が真ん中に位置していますので、光軸はそこそこ合っているかと思います。
これは、最近、低空のシリウスを撮ったものです。シンチレーションが悪く、低空だったので、こんなディフラクションリングになっています。眼視では、あり得ない程星がユラユラしていました。高橋製作所のμ250CRSでも、低空で、シンチレーションが悪い時は、こんな写り方をしたことがあります。
これは、以前に「光映舎さん」からおまけでもらった「ロンキーアイピース」で撮ったものです。恐らく1インチあたり200本の線が入っているものかと思います。シンチレーションの影響がありますが、そこそこ良い精度かなって思っています。
こちらも、以前に撮ったロンキーテストです。「StarWorksさんのロンキーアイピース」を使っています。こちらは、1インチあたり150本の線が入っています。恐らくシンチレーションの悪さから、線が少し乱れています。眼視でも、星がもの凄くユラユラしていましたからね。
これは、割と最近に「StarWorksさんのロンキーアイピース」を使って、EOS 6D HKIR改造カメラで撮ったものです。低空の星のうえ、シンチレーションも悪かったのですが、結構綺麗な縞模様になりました。上の写真よりずっと良さげです。(黄色い細い線を入れてみました。)
「黒ひげさん式フラットナー」にEOS 6D HKIR改カメラで撮った星像です。フラットナーを付けると、周辺減光も少なくなっているようです。
上記の中心部をトリミングしてみました。ニュートン反射などの様な、カリカリとした鋭い像ではありませんが、まずまずです。
こちらは、上記の写真の右上の周辺部をトリミングしたものです。「黒ひげさん式フラットナー」の効果は絶妙で、周辺部でもそれほど収差を感じなくなりました。
しかし、機材整理のため、処分しました。高橋製作所のμ250CRSがありますからね。