高橋のEM-200マウントに乗せたミード25cmシュミットカセグレン。とても口径25cmもある望遠鏡とは思えないほどコンパクト。赤道儀は、高橋初期型EM200を改造した Temma Jr.です。しかし、これも2016年6月にTemma 2 Zへと変わりました。
ヨシカワ光器さんでメンテしてもらった後の姿。熱を持つ濃い色は良くないと、白い色になりました。また、湿気や熱がこもらないように鏡筒に何カ所か小さな穴が開けてもらいました。架台は高橋のNJP-T2です。
このミードの鏡筒は、今は無き、東京の天文ショップ「アトム」で特売をしていたので、衝動買いをしたものです。口径25cmの望遠鏡を自分が持つなんて、以前は全く考えもしなかったことでした。作りはセレストロンのC8などより遙かにしっかりしていました。「F6.3のものは、F10より設計上よく見える。」と天文ガイド誌に書いてあったので、あえてF6.3のものを買いました。(本当だったのか??勘違いか?はてー?) よく考えてみると、F6.3は副鏡が大きく遮蔽率も高くなります。やっぱF10の方を買った方が良かったと後悔しました。ともあれ、すごい優越感に浸らせてくれた望遠鏡でした。ちなみに、補正版はちゃんとコーティングされていました。
記憶が曖昧ですが、当初はそこそこよく見えていたような気がします。SL-9彗星が分裂して木星に激突した際にはこの望遠鏡で見ました。また、2003年の火星大接近の際、最初にビデオカメラをつけて撮ったのもこの望遠鏡でした。
勿論、シュミットカセグレン方式なので、セレストロンのC8と同様に筒内気流の問題や、ミラーシフトの問題もありました。
しかし、長いブランクの後、使おうとしたらまるでピントが合いません。思いっきり光軸が狂ってしまっていたのです。シュミットカセグレンは、補正版の取り付け位置も大いに影響します。ちゃんと合わせた状態から、少し回転しただけでも見え方がおかしくなることがあるようです。ちなみに、補正版と鏡筒には結構大きな隙間がありまして、コルクでその隙間を埋めていました。しかし、そのコルクが劣化して縮んでしまっていました。補正版と副鏡の間にも大きな隙間があります。もっと、隙間を少なくしたら、多少経年劣化しても、これほどひどいことにならなかったのでは?
自分でいろいろと修正を試みたのですが、あまり改善しなかったので、ヨシカワ光器で、メンテナンスをしてもらいました。しかし、あまり見え味が回復しませんでした。結局二束三文で売り飛ばしてしまいました。ショップの人も「ああ、この望遠鏡ですか・・・」と言われていたので、あまり評判の良くない機種だったのかも知れません。
ミードの製品は、代理店の問題だったかで、一時期日本で販売されなくなっていました。その後、ジズコ社から販売をされていました。しかし、現在の輸入代理店は、ケンコー・トキナー社によって行われていりるとのこと。ですが、HPには小型のものしか載っていません。なしてかな?最近では、この会社の望遠鏡は殆ど見かけておりませんし・・・
メーカーによると、改良を重ねているので、昔の製品からすると性能が格段と上がっているとのことです。
天文ショップの「光映舎」からおまけでもらった「ロンキースクリーン」で撮影したモノ。おお?すごい精度の光学系のようにも思えますが・・・
同じロンキースクリーンでピント位置をずらして撮影したモノ。これも、素人目には、素晴らしい光学系に見えるのですが、見変え方が何故あんなに悪くなったのか・・・まあ、F6.3なので、副鏡の遮蔽率は大きくなっていますが。
これは、この望遠鏡に、デジタルビデオカメラを付けて、所謂コリメート法で撮った、大接近した火星の写真です。真ん中に、丸い影が写り込むので、画像処理を何度も何でも繰り返して、何とかマシになったものです。