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1978年蝶ヶ岳登山写真
 

その時、隣の大滝山だけがガスっていた。おや、遠くに富士山も見えている。


浅間山を遠くに望む。大学時代に、グラビアでこの光景を見てからというもの、とても憧れていたシーンだった。


大滝山がよく見える急斜面。この場所を知っている人は殆どいないだろう。にしても、足短っ!


7月にはニッコウキスゲが咲いている。


この写真、実に何て言うこともない構図。しかし、時が経つにつれて、気になって仕方がないものになっていった。それから、蝶ヶ岳に登るたびに、この場所から写真を撮っていた。


徳沢から撮った前穂の写真。200mm望遠レンズでの撮影だが、ここは、とってもやばそうだ。何せ、「岩の殿堂、前穂高岳だからねぇ。」


あの窪地はお花畑になっています。これは、シナノキンバイ。


私が一番好きなのは、この、「チングルマ」。チングルマは、草ではなくバラ科の木です。


これは、コバイケイソウです。アルカロイド系の毒があり、誤食すると死ぬ場合もあるとのことです。大群生となっている年と、まるで咲いていない年がありました。単に気象条件が変わって、散った時に見たのでしょうかねぇ。


珍しくタチゲに起こされ見たのは、神々が住む世界でした。


ここでも、遠くに富士山も見えています。


蝶槍から撮った常念岳と前常念岳。


雲海に浮かぶ穂高連峰をバックに。まさに幻想の世界でした。


とんでもないガスに見舞われた翌日、また快晴の風景が戻ってきました。


蝶槍からアブ衛門。登山前は、「常念岳にも行ってみようかなぁ。」てなことを考えていました。でも、この急斜面を疲れ切った身体で登ることなど、とてもとても・・・ましてや、あのクソ重いキスリングを背負っての登山はもう限界を超えていましたからねぇ。


蝶ヶ岳のテン場を目の前にしてビバーク。(これは、怒られるどー。)翌朝、その窪地から槍ヶ岳が見えていて、とても感動したことを覚えています。


その朝、まだ薄明の中、珍しくタチゲに起こされました。そこには、幻想の世界が広がっていました。常念岳にガスは流れ・・・


蝶ヶ岳登山中、途中の長塀山(ながかべやま」山頂にて。疲れすぎて感動は殆ど無し。この当時、ご覧の通り、穂高連峰や槍ヶ岳が見えていましたが、1993年にはかなり見づらくなっていました。現在は、もう見えないことでしょうねぇ。地球温暖化は、意外なことに高山の方が如実に感じられるのです。


 

徳沢に向かって歩いていると、途中で明神岳が迫力のある姿を見せてくれました。


上高地では、気温がまだかなり低かったので、梓川からガスが発生しておりました。


徳沢で。梓川に行くと、タチゲは座りやすい石を見つけるとドッカと腰掛けた。私は、その岩を「タチゲ石」と命名した。


蝶ヶ岳からのご来光。ああ、これが見たかったんだよねぇ。


下山後、疲労のため死んでいるタチゲ。とにかく疲れ果てましたねぇ。


下山後、徳沢で食事を作るタチゲ。登山では食事が何よりも楽しみだ。しかし、一人で登山をするようになってからは、フリーズドライ食品ばかりでうんざりとなってします。


1978年と2007年の蝶ヶ岳付近の比較写真。ヒュッテは大きくなったけど、風景は、遠目には殆ど変わりませんねぇ。