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高橋製作所製 スカイポート(TG-SD)
写真は新型スカイポート(左)と旧型スカイパトロール(右)
 
ごちゃごちゃして分かりにくくてすんまそん。
 

 北アルプス登山をするようになって、軽くてコンパクトなポタ赤を探していました。そこで、購入したのが、高橋製作所製のスカイパトロールでした。また、スカイパトロールから更にポタ赤に最低限必要なものにしたものがスカイポートです。新型になって、コントロールボックスは電池を格納できるものになり、更に星景モードもつくようになりました。
 
 さて、その性能なのですが・・・これは、私だけなのかもしれませんが、撮影の成功率は極めて低いものでした。APS-Cのデジイチに、シグマの15mm対角魚眼レンズを使うことが多かったのですが、(つまり、35mmフルサイズカメラで言うと22mm程度の結構な広角になります。)それですら、流れていることが多くあったのです。初めは、極軸望遠鏡なしてやってみましたが、極軸をまともに合わせることが出来ませんでした。(このポタ赤の角を使って北極星に合わるのです。)そこで、オプションで極軸望遠鏡も買いましたし、バランスを良くするために、V字金具も買いました。でも、あまり改善しませんでした。もしかしたら、根本的に取り扱いに問題があったのかもしれません。旧型は天文ショップに下取りに出し、新型は、その天文ショップに来ていた初対面の女性の方に内緒で?かなりの安価で買ってもらいました。その女性は海外で使ってみたいと話されていました。
 私は、要領が悪いので、なかなかうまくセッティングを出せなかったのかも知れません。また、個人的な意見を言わせてもらえれば、ポタ赤でも極軸望遠鏡は絶対にあった方が良いと思います。精度と効率が断然違います。
 

これは、徳沢でスカイポートを使って写したいて座付近の銀河。極望をつけていないこともあって、極軸がまるで合っていなく、視野が回転しております。ガイド自体も不良でした。
 

これも、徳沢で撮ったもの。明神岳、前穂高岳に沈む白鳥座付近の銀河。シグマの15mm対角魚眼レンズを使い、APS-Cデジイチで5分露出したモノです。V字金具を使い、バランスの改良を図り、後付けの極望を使って撮影していますが、実際には少し星像が流れています。
 
 ちなみに、この機材をベースに作られた、K-ASTECのGF50赤道儀の性能が断然良いのは、やはり、トルクのあるモーターに交換されているところが大きいのではないかと思います。