輪がもっとも開いていた時期の土星です。ビデオカメラで撮ったものを、Registaxというフリーソフトで処理したものです。動画で撮ってRegistaxで処理することで、それまでとても撮れない写真が撮れるようになりました。TOA130Sで撮影。
これは、WebカメラであるToUcam ProとRegistaxの組み合わせで撮ったものです。望遠鏡はTOA130Sです。画像処理の際に、こんな色になっていまいました。しかし、以前MT-160で土星を見た時は、眼視でもこんな色彩に見えていましたから、あながち変な色ではないかもしれません。TOA130Sで撮影。
上記と同じ機材で撮った土星です。普通は土星はこんな色に見えますよ。TOA130Sで撮影。
これは、2004年にビデオカメラで撮ったものです。しかし、コリメート方式の撮影のせいなのか、レンズの陰が映り込みます。ビデオカメラでうまく撮影されている方もいらっしゃいますが、私は改善することが出来ませんでした。また、画像処理する際に、少し歪んでしまっています。(折角の好シーイングだったのにねぇ。)
そのため、Webカメラに移行することになるのです。現在では、Webカメラも良いものが無くなり、特別なCCDカメラで撮る方も多くなっています。(例えば、イメージングソース社のDFK21-AU04.ASなど)私は、ワテック社のCCDカメラを3個買って使ってみましたが、設定が悪いのかイマイチの結果でした。
久しぶりに撮ってみました。架台はEM200 Temma 2Zで、鏡筒はセレストロンのC11(口径28cmのシュミットカセグレン)です。デバイスはスカイリス132Cにテレビューのパワーメイト×2.5を使いました。そして、RegistaxVer.6とPhotoshopCS6で画像処理しています。しかし、この地に来てから、マンションのベランダでの撮影ばかりですが、本当に気流が悪すぎます。
これは、上記と同じ日に、パワーメイト無しで撮ったものです。これまた、ウームな画像になってしまいました。TOA130Sで撮影。
Webカメラで撮った木星です。この年は、割と模様が大人しかったですねぇ。大赤班と呼ばれる楕円形の模様も写っています。
これもWebカメラで撮った木星です。この年は、フェストーンと呼ばれる微細な模様がよく見えていました。
ピントが甘かったのか、シンチュレーションが悪くて像が甘くなったのか・・・大赤斑の右上に小さな赤斑も出ています。
これもWebカメラで撮った木星です。ちょっと画像処理のしすぎでしょうか。ガリレオ衛星の一つも写っています。
気流はあまり良くありませんでした。今年、まあ何とか見られる初めての木星の写真です。
右端に衛星がかろうじて写っています。上記の写真とはカメラが異なります。
この写真では、ガリレオ衛星の一つがはっきり見えます。ちょっと画像処理が・・・
うーむ、何か思ったイメージには撮れません。およよ。でも、まだマシなほうか?
まさに、「うーむ」の写真になってしまいました。
ビックリするほどシンチュレーションが悪くて、拡大が出来ませんでした。Registax Ver.6とPhotoshopCS6で加工。
超いい加減に撮った、木星とガリレオ衛星です。
後年、見え味がかなり悪かった、ミードの25cmシュミットカセグレンですが、この時は、ビデオカメラを併用してまずまずの写真を撮ることが出来ました。しかし、コリメート方式の撮影のためか、レンズの陰が映り込み、画像処理には相当な時間を要しました。
2005年になると、ワテックの高感度CCDカメラも使ってみました。しかし、これが結構難しいのです。色がうまく出なかったり、白飛びしたり。
ところで、この日は、TOA130Sで火星を見てびっくり、何やら白い帯の様な模様がまばゆく光っているのです。あれぇ?アイピースが割れたのか?後で、ダストストーム(砂嵐)が発生していることが分かりました。
これは、Webカメラによるもの。色がおかしいですねぇ。モノクロみたいに写ったので、疑似カラー化しています。でも、気流が良い日だったので、パソコン画面でも、詳細がはっきり見えていました。
これは、スカイウォッチャーの18cmマクストーフカセグレンにテレビューのプローセルアイピースで拡大したもの。それを、デジイチのキャノンEOS 6Dで動画撮影して、Registax6とフォトショップCS6で加工したもの。小接近だし、シンチュレーションが悪かったので、この程度の写り方ですねぇ。
このところ、まるで気流が悪すぎて、まともに写らなかった火星です。今回は、割とまともに写りました。TOA130SにQHY社の178Cで撮りました。しかし、大気差の色の分散があああ・・・
望遠鏡での金星を撮るのは本当に久しぶり。もしかしたら、高校生になる直前にあった金星食以来かも。なんちゅー、久しぶり。笑えよー。ちなみに、この日のシンチュレーションはかなり悪くて、眼視でも金星の形が分からなくなるほど揺れに揺れまくっていました。Registaxと言うソフトは、こんな時でも、最高の結果をもたらせてくれます。AVI形式の動画からスタックして(写したコマを重ね合せ)ウェーブレットという画像処理ではっきりとした画像が得られます。
高橋製作所のμ250CRSとZWO社のASI 183 MC Proを使って、自宅ベランダから撮りました。気流がとても悪い日で、尚且つかなり低空になってから撮ったので金星は激しく揺れまくっていました。それにしても、金星を撮ったのは久しぶりです。