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2007年8月 明神岳、前穂高岳に沈む白鳥座
 

 この日、初めは曇っていたのにふと気がつくと、夜半からものすごい星空になっていました。大慌てで、梓川河畔にやってきてガイド撮影を行いました。FujiのS5Proというデジイチで撮りました。このカメラは改造しなくても、赤い色がそこそこ写るのが売りでしたが、画像処理には結構苦労しました。それは、バルブ撮影をするとかなりのノイズが出るからです。天体写真には、やはりローパスフィルターを交換改造したカメラが良いですねぇ。レンズはシグマ15mm対角魚眼レンズでF2.8です。300秒露出。
 画像処理には往生こきましたが、結構好きな写真になりました。ああ、あの感動をもう一度!(何度も写真を入れ変えています。おほほ。笑っとるばやいか!)
 

 2007年8月に撮った昼間の写真もつけておきます。S5Proは、風景写真では、とても発色がきれいなので今でも重宝しているカメラです。


徳沢から見た沈む夏の銀河
 

 これは、2009年8月に、奥上高地の徳沢から撮った夏の銀河です。天候は結構良かったのですが、ポツポツと小さいガスの塊が通過して大変でした。TT320Xを使ってのガイド撮影です。レンズはシグマ15mm。カメラはEOS40D(SEO改造)です。天体用にフィルターが改造されていますので、赤い色が良く出ます。10分露出した2枚をパソコンで重ねてあります。
 写真を入れ替えました。銀河の中心部をカットしたもをアップし直しています。


野辺山にて 45m電波望遠鏡と八ヶ岳と星達
 

 長野県の野辺山は標高1.300mを超える高原です。野辺山駅はJRの駅では最高地点にあります。また、45m電波望遠鏡や高原野菜でも有名なところです。私は、友人の誘いで1985年に初めてここに訪れました。この野辺山にある民宿「こっつぁんち」には、毎年のように行っております。こっつぁんちは、心のふるさとのような存在であり、命の洗濯ができる場所です。


徳沢にて 白鳥座の銀河
 

 この写真は2009年8月に、徳沢で撮ったものです。実際に徳沢でこのあたりを双眼鏡で見ると、星だらけでものすごいですよ。肉眼でも暗黒帯が見えます。最近では、数少ない星のよく見える場所の一つではないでしょうか。恐らく7等星が見えていますよ。でも、このあたりで一晩中星の撮影をしているのは私くらいなもんではないでしょうか。


烏ヶ山、北斗七星と蛍
 

 2008年8月に、鳥取県の鏡ヶ成で久しぶりに星を撮ってみました。ライトが煌々と輝いているので、鏡ヶ成湿原に移動しました。ガスっていましたが、何とか写真を撮ることが出来ました。その時、じっと止まっていた蛍が一匹飛んでいきました。


2001年獅子座流星嵐

 大方の専門家の話では、たいした流星群にはならないとの予報でした。しかし、アッシャー博士だけは日本で大流星群になると予測していました。アッシャー博士の予測は当たり、まさに流星嵐となりました。写真は、オリンパスOM-1で北斗七星付近をガイド撮影したものを3枚合成したものです。よく見ると20個以上の流星が写っています。
 また、ボイスレコーダーが見つからず、ビデオカメラで音声だけでも記録しようと回していました。すると、何と、適当に空を向けていたそのビデオカメラに何個も流星が写っていました。恐るべし、獅子座流星嵐。また、そのビデオには、「流れた。また、流れた。あー、今度は4ついっぺんに流れた。すげぇー。」といった声が、休む暇もなく録音されていました。



 

2001年獅子座流星嵐
 

 この写真は、輻射点がまだ昇ってこない時間帯に撮ったものです。輻射点から離れているため、とても長い流星が流れました。
 タチゲが「あ、流れた。」と叫んで、「え?どこ、どこ?」と振り返ったのですが、まだ流れていたものすらありました。


単色光で撮った白鳥座
 

 これは、1979年に長崎県の佐世保で撮った白鳥座。当時は、コダックの103aEというフィルムが大人気でした。このフィルム、赤い色に対して感度がとても良いのです。R64と言うとても色の濃い赤色のフィルターをつけて写しています。こうすることで、いわゆる単色光での撮影になりますので、当時のレンズでもとてもシャープな写真となりました。濃いフィルターをつけていることもあって、確か、40分露出だったような。ちなみに、ピントの位置は、無限遠からRマークの中間ぐらいとなります。


明神岳・前穂高岳と星達
 

 2006年の盆休み、いつもの様に梓川の河畔で、明神岳、前穂高岳をバックに星達を写していました。と、「ん?あれっ?」何か山肌がはっきり見えだしてきました。目が良くなったのかなぁと一瞬思いましたが、月が昇ってきていたのでした。アホか。


鳥取県の大山の鍵掛峠で撮ったいて座の銀河
 

 大山の鍵掛峠にまだ常時煌々と明かりがともるトイレがなかった時代です。ここも、かつては、星空の園でした。いて座の銀河がくっきり写りました。フジカラーの赤がよく写るISO400のフィルムを使っております。このフィルムが天体用には最適でしたねぇ。


蝶ヶ岳からペルセウス流星
 

 2007年8月、ワテックの高感度CCDカメラを蝶ヶ岳に持ち込んで、動画で撮ってみました。これは、その動画から静止画に変換したものです。
 このCCDカメラは、高感度ですが画素数が小さいし、記録用に古い端子のあるデジタルビデオカメラが必要でした。うーむ、道理でザックが重くなる訳だ。


2013年8月 奥上高地の徳沢での銀河
 

 2013年8月11日、徳沢でいて座付近の銀河を撮る。EOS60D SEO改 アストロトラックTT320X EF17〜40mmの17mm F4で撮影。ISO 800 15分。しかし、設定がJPEGになっており、画像処理が全然思ったようにならず。それに、意外にノイジーだぞぉ。


 

2013年8月 奥上高地で撮った明神岳・前穂高岳に沈む北斗七星
 

 2013年8月12日、徳沢で明神岳・前穂高岳に沈む北斗七星を撮る。1978年に見た光景を追い求めていた。


 

2014年1月1日に 帰省先の近くの墓地で撮ったオリオン座。
 

 雲もある意味アクセントになっているような・・・・しかし、夜中の墓地で星を撮るとは・・・


 

2008年5月31日に 美星町で撮った いて座付近の銀河
 

 私がよく使っている岡山県の美星町の秘密の場所から撮ったいて座付近の銀河です。この場所は、夜半頃まで東の空が明るいんですよ。決してすごいと言うほどの星空ではないのですが、落ち着いて撮影が出来る場所です。インチキ画像処理で、星像を小さくしています。


 

2012年4月28日に 鳥取県西伯郡で撮った「昇ること座」
 
 

帰省した際に撮ったものです。インチキ加工で星像を小さくしています。帰省した時は、車を置く場所が見つからなくて、山の中の広いスペースに停めていました。その場所からの撮影です。
 Canon EOS 60D 撮影日時12/04/28 23:16:08 露出240秒 F5.6 ISO感度400 タムロン28-200mm 28.0mm


 

2006年8月に撮った蝶ヶ岳より見る星空
 

2006年8月に蝶ヶ岳より撮影。穂高連峰が月明かりに照らし出されています。(写真を入れ替えました。)


 

2009年9月20日に野辺山で撮った北斗七星と45m電波望遠鏡
 

2009年のシルバーウィークなる大型連休に、野辺山から撮ったもの。


 

2009年9月20日に野辺山で撮った北斗七星と45m電波望遠鏡
 
これは、上記と同じ光景を少し長い焦点距離で撮ったもの。

 

2016年1月9日に和歌山県の「かわべ天文台公園」で撮ったオリオン座
ズームレンズの28mmで撮ったものです。構図、悪っ!

 

2016年8月11日に撮ったいて座の銀河(奥上高地の徳沢にて)
 

Canon EOS 5D Mark Ⅱ(SEO-SP4改造)Canon EF17〜40mm F4の17mmで10分露出。アストロトラックTT320Xにて自動ガイド。RAP2にてダーク減算。Mac版PhotoshopCS6にて加工。画像処理がへたすぎるわー。周辺減光もひどいし。


2016年8月12日に撮った、明神岳・前穂高岳に沈む夏の大三角形。
(奥上高地の徳沢にて)
 

Canon EOS 5D Mark Ⅱ(SEO-SP4改造)Canon EF17〜40mm F4の17mmで10分露出。アストロトラックTT320Xにて自動ガイド。RAP2にてダーク減算。Mac版PhotoshopCS6にて加工。これまた、画像処理が下手すぎるわー。


2018年2月12日に撮った沈む冬の大三角形
 

Canon EOS 5D Mark Ⅱ(SEO-SP4改造)Canon EF17〜40mm F4の17mmで5分露出。F4。K-ASTECのGF50で自動ガイド。ケンコーのPRO1D プロソフトン[A](W)使用。輝星がにじんで大きくなりますので、星座の形がはっきり分かるようになります。(既にオリオン座が沈みかけていますので、もう1時間早く撮れば良かったですねぇ。)
 

 これは、上記の写真をトリミングしたモノ。こっちの方がまだマシかなぁ。


2018年2月12日に撮った北斗七星付近
 

Canon EOS 5D Mark Ⅱ(SEO-SP4改造)Canon EF17〜40mm F4の17mmで5分露出。F4。K-ASTECのGF50で自動ガイド。ケンコーのPRO1D プロソフトン[A](W)使用。この場所は、結構空が明るいですねぇ。まあ、自宅から100km弱の場所ですから仕方がありません。


2018年2月17日に撮った冬の大三角形と雲
 

Canon EOS 5D Mark Ⅱ(SEO-SP4改造)Canon EF17〜40mm F4の28mmで5分露出。F4。K-ASTECのGF50で自動ガイド。ケンコーのPRO1D プロソフトン[A](W)使用。この後、全天雲に覆われてしまいました。


2018年6月16日に撮った銀河(鳥取県 大山 鏡ヶ成にて)
 

いて座付近の銀河です。ちと構図が悪いですねぇ。しかし、星を撮るのなら、空が暗い場所で撮らないと駄目だなって改めて思いました。Nikon D810(ノーマル)ISO800の300秒露出。ステライメージVer.8とPhotoshopCS6で処理しました。


2018年6月16日に撮った烏ヶ山と星達。(鳥取県 大山 鏡ヶ成湿原にて)
 

今は、かつての「星空の園」ではなくなりましたが、鏡ヶ成湿原に行くと、そこそこの星空が見られます。鏡ヶ成の駐車場から見る烏ヶ山とは、少し形が異なりますが、とても懐かしい光景です。


2018年6月16日に撮った大山北壁と星達。
 

鳥取県の大山(だいせん)の入り口、博労座で撮りました。ライトが明るいどー!


2019年5月4日に撮った「八ヶ岳・電波望遠鏡・星達」
 
 
 

こっつぁんちの近くで撮りました。(長野県野辺山)Canon EOS SEO Cooled 6D EF17〜40mmの28mm。


2021年8月10日に撮った「いて座の銀河」
 
 
 

鳥取県の鏡ヶ成の近くで撮りました。カメラはSEO Cooled 6D(冷却)で、ポタ赤はアストロトラックTT320Xです。レンズは銀塩時代の安物の28mmです。画像処理しまくりです。いろんなソフト使ってみました。(ステライメージVer.9・Photoshop2021・Luminar AI・Topaz De Noise)


2021年8月10日に撮った「カシオペア座付近の銀河」
 
 
 

鳥取県の鏡ヶ成の近くで撮りました。カメラはSEO Cooled 6D(冷却)で、ポタ赤はアストロトラックTT320Xで撮りました。レンズは銀塩時代の安物の28mmです。本当はペルセウス座流星群の撮影に行ったんですけどね。おほほ。


2021年8月10日に撮った「カシオペア座付近の銀河」
 
 
 

鳥取県の鏡ヶ成の近くで撮りました。カメラはNikon D810のドノーマルカメラで、ポタ赤はK-ASTECのGF50です。レンズはシグマの15mm対角魚眼です。ゲロゲロ、ペルセウス座流星群の流星が写っとらんがな。プンプン。


2021年4月25日に、大山 鍵掛峠で撮ったタイムラプス
 
 
  鳥取県の大山の名所、鍵掛峠で、ホーリーグレイタイムラプス撮影をしました。カメラはNikon D850です。この方法では、周りの明るさに関係なく露出を決めてくれます。但し、辺りが暗くなった頃、本来は、空が暗くなるところが明るくなってしまいました。(まあ、強烈な月明かりもありましたけど。)また、この日は、とても寒かった上、あるトラブル?から、撮影を途中で切り上げてしまいました。
2001年8月に北アルプス蝶ヶ岳で撮ったペルセウス座流星群の動画
 
 
  蝶ヶ岳(標高2.677m)にWatec社の高感度モノクロカメラを持って上がって撮ったものです。しかし、確か38万画素なので、解像度が・・・更に、とても小さなレンズを付けているのですが、ピントの位置がとーっても分かりにくい。
2001年4月25日に大山の鍵掛峠で撮ったタイムラプス
 
 
   クソ寒い中、大山の鍵掛峠で撮ったホーリー・グレイル タイムラプス動画です。もっと長い露出にすべきだったのですが、あるトラブル?と、クソ寒さで、断念しました。えーい、この根性なしが!!
 空が暗くなった頃に、月が煌々と輝き出しました。このホーリー・グレイル タイムラプスでは、薄明の時より、画面が明るく描写されました。
2023年7月16日に撮った
いて座付近の銀河
  
カメラ          :Canon EOS 60D SEO SP-3改造
鏡筒              :Canonの17〜40mm 40mmにて F4
架台           :K−ASTEC GF50
三脚           :ジッツォ
フィルター        :IDAS ビルトオンのIDAS HEUIB-II使用。ダークノイズひどし。また、露出不足。デジイチは新たに買い換えないとダメですね。
画像処理等       :ステライメージVe.9・Mac版Photoshop2023・Luminar Neo・
             Topaz De Noise AIで画像処理。
露出          :あれ?不明。調べましょうね。
 
 自鳥取県の鏡ヶ成の近くにて撮影。メインで使っていた「SEO Cooled 6D」が崩御されましたので、上記のカメラで撮りました。
2023年7月21日に大山の鏡ヶ成近くで録ったいて座あたりの銀河
   7月21日に、急遽ゲットした「EOS 6D HKIR改造済みカメラ」で撮りました。
 ISO800の600秒露出です。レンズは、キャノン純正の17〜40mm F4のズームレンズで、40mmのF4で撮りました。
 ポタ赤は、K-ASTECのGF50です。(あっという間に販売終了。)
 EOS6Dは、元々長時間露光してもダークノイズが出ないことで有名なカメラです。「SEO Cooled 6D」なる天体用に改造した冷却デジイチが、昇天されましたので、金もないのに購入してしまいました。結構良いカメラですよ。
2023年7月21日に大山の鏡ヶ成近くで撮った白鳥座座あたりの銀河
 
ジッツォのオフセンターボール雲台の調子が悪く、少し西に傾いてから、ケンコーの自由雲台を使って構図を合わせました。夏の大三角形も写っていますね。冷却カメラではないのですが、ノイズは少なくて良いカメラだと思います。撮影データは上の写真と同じです。