2023年10月29(日)飽きもせず大山登山
 
 大山登山の方は、わずかではありますが、登頂タイムが上がっておりますので、あまり間隔を空けずに登山をしようと思っておりました。それに、大山の紅葉は、そろそろ見頃だし、何とか登頂タイムのアップを考えておりました。
 昨晩、マットの組み合わせを変えたら(つーか、一番下に自分で洗濯したら、中綿が偏った敷き布団を敷いていたのです。それを、単にどかしただけです。)普段の背中や腰の痛みが少し軽くなっていました。
 しかし、午前4時位に一端目が覚めて、ワールドカップラグビーの決勝戦の終わりの方を見てしまいました。すんごい試合でしたね。結局午前6時半に起きることにしました。
 最近の登山時は、朝食は絶対抜かないようにしています。朝食をとって、シャワーを浴びたら、少し、ぼやーっとしている感じが軽くなりました。
 
 あれ?天気予報が変だぞ。西に高気圧があり、偏西風によって、今日辺りは、中国地方を覆うのではないか?なのに、ずっと曇りマークで、降水率は30%とか言っているぞぉ。何で?(後で見たら、高気圧が停滞したままで、弱い冬型になっていたのでした。)
 
 自宅を出て、車に乗ろうとすると、ポツポツと。げっ、登山やめとこうかな?一瞬そう思いました。しかし、この時は、高気圧が停滞したままであることを知りませんでしたので、多分、晴れてくるよと車を走らせました。
 
 博労座の第2駐車場に車を停めました。他は、ほぼ満車でしたからね。
 
 そこから、南河原駐車場の横にある登山届箱に、登山届を出します。
 
 出発は、相変わらず、遅いです。10時10分にスタートです。
 
 いくら日曜日といえども、こんな天気だから、登山客もそこまでは多くないと、鷹をくくっておりました。これが、大誤算となります。
 
 以前の時の様に、初めから足に乳酸が溜まる感じではありませんが、相変わらず足は動きません。更に、左足は相変わらず踏ん張れないし、足の裏の方がつりそうな感じがありました。それでも、まあまあ順調に登っていると思っていました。
 
 1合目に着きました。10分8秒ほどかかりました。がおぉー!全然早くなっていないどー。
 

1合目に着きました。この写真の方は、見知らぬ登山者です。
 

1合目到着タイムです。
 
 

2合目標識です。
 

2合目には、21分あまりで着きました。あれれれ?自分では、かなり頑張って登っているつもりなのに、むしろ遅くなっているのでは?
 
 3合目到着に着きました。この辺りで、既に死んでおります。

3合目の標識です。
 

3合目には、29分43秒ほどかかりました。お?少し早くなったかも。
 
 ヘロヘロで4合目に着きました。会う登山客に「タケコプターが欲しい。枝スケレーターが欲しい。」と昭和のジジイのギャグをかまします。
 

4合目の標識です。階段地獄は7合目の途中まで続きます。
 

 4合目には、38分37秒あまりで着きました。おお、何とかスピードが回復してきたかも。
 
 5合目に着きました。実にしんどい。
 

5合目の標識です。
 

 5合目には、48分38秒ほどで着きました。小雨だったのが、そこそこ強い雨になってきました。カッパを着ようか、せめて、小さな折りたたみ傘を出そうかと思いましたが、この位の雨なら、北アルプスでもカッパは着なかったよな。カッパを着ると、いくらゴアテックスと言えども、蒸れ蒸れになるから、このままで行こうと決めました。
 
 6合目避難小屋には、1時間1分54秒余りで着きました。これまでのタイムを考えると、まずまずのタイムです。人がそこそこいたので、ちょっと立ち止まっただけで登山を再開しました。
 

もうちょっと早く着けると思って頑張りましたが、この時間です。今の私の体力では、まあ、こんなもんか?
 
 それにしても、こんな天気なのに、大人数のパーティが多く、離合には、その都度、かなりの時間をロスしてしまいました。「登山は、基本登りが優先です。」まあ、時と場合によっては、声を掛け合って、道を譲ります。しかし、今回のパーティは、自分達に余裕がないのか、我が道を行く人が実に多かったですね。正直、途中でかなりの時間止まるのは、肉体的にも精神衛生上も宜しくありません。遅いペースで登ったり、下ったりするパーティは、他の人のことも考えて、道を譲ってほしいものだと思いました。

7合目の標識です。この後、階段地獄はなくなりますが、ガレた急斜面になります。
 

 7合目には、1時間12分26秒程で着きました。
 
 確か、この辺りだったと思います。正直、記憶が定かではありませんが、下山者を避けようとして、左側の方で待っていた時の事だったと思います。足場は、40〜50cm程度の岩がゴロゴロしている登りでした。「あっ!」と思った瞬間、足がズルッと滑りました。道の脇の木の枝を持っていましたが、全く役に立たず、身体が反転して、登山道に、私の身体の左側を下にして、かなりひどく打ち付ける形で転んでしまいました。結構な転び方だったので、近くの人が驚いて「だ、大丈夫ですか?!」と声をかけてくれました。
 「あ、大丈夫です。」と私。しかし、ふと気がつくと、周りがぼやけてよく見えません。いくら雨で眼鏡が濡れていて見にくかったとは言え、この見え方はおかしい。一瞬、転んだときの後遺症かと思いました。しかし、実は、派手に転けたので、眼鏡が吹っ飛んでいたのです。
 しかし、天気が悪い上、小さめな岩がゴロゴロしているので、眼鏡が見つかりません。「これは、やばいことになったぞ。」用心しながら探します。眼鏡を踏んづけても、ジ・エンドです。と、ジャリと音がしました。「あ、踏んづけてしまったかも!」眼鏡は見つかりました。そして、眼鏡は何とか無事でした。今度は、デイパックに入れていたNikon D850が壊れていないか不安になりました。しかし、こんな場所、こんな雨の中では確認は出来ません。先を進むことにしました。
 

私は、ジジイですので、こんなアニメのかっちょエエお兄さんとは違いますが、こんな感じで、転げ落ちて、地面にたたきつけられました。おー、痛ぇー!!死ぬかと思ったわ。死んどらんけど。
 

8合目の標識です。この後、木道が現れます。
 

8合目には、1時間32分3秒余りで着きました。雨は少し小ぶりになっていました。
 
 とにかく、団体のパーティが多くて、自分のペースで登れません。
 
 んで、登頂タイムは、1時間47分59秒ほどでした。「あーあ、あの度重なる登山や下山渋滞がなければ、1時間30分台で登れたかも知れないのにな。ま、この渋滞も登山の1つか。しょうがないよね。」
 

これが、登頂タイムです。この渋滞の中では、かなり頑張ったと、自分で自分を褒めましょう。誰も褒めてくれないので・・・
 

山頂の標識の前では、記念撮影をされている人が、何人もおられましたが、この悪天なので、皆さん、すぐ、はけて行かれました。そのまま下山されたか、山頂小屋に行かれたのでは・・・
 
 天候も悪かったので、ほんの少し立ち止まる程度で、直ぐに下山を開始しました。
 
 にてしても、今日は、登山客も下山客もやたら多いなぁ。
 
 登山タイムの更新を考えていたのですが、それが出来なかったので、慎重にしつつも、下山タイムの更新を考えて下りました。
 
 6合目避難小屋では、一端、足を止めました。豆柴を連れた登山者がおられました。「このワンちゃんを触っても大丈夫ですか?」と確認してから、口の下の方や、頭を撫でました。もしかしたら、ご主人にはごく普通に喜ぶ姿を見せるのかも知れませんが、驚く訳でもなく、喜ぶ訳でもなく、まるで感情のないような、ワンちゃんでした。
 
  途中、外国の若い男性のパーティがおられました。「ハロー!」と声をかけます。「
「Where are you from?」的な片言の英語で質問をしました。すると、日本語で「ドイツです。」と。「ようこそ、日本へ。ようこそ大山に。」みたいな下手クソな英語で答えました。以前もドイツのカップルが登っていたな。大山は、中国、韓国、ポーランド、フランス、ドイツ、アメリカなど、結構各国から来られていますぞ。国定的ぃー!!
 
 最後の方の緩斜面では、小走りをしておりました。しかし、最後の最後で、ちょっとした下山渋滞にはまりました。
 

 下山タイムは、1時間18分59秒余りでした。おお、この体調なら立派なもんだ。
 
 帰宅してから、シャワーを浴びておりましたら、左肘辺りに痛みが走ります。あ、ほんのちょっとだけど、怪我しているな。でも、あの結構な転倒で、これだけで済んで良かったわ。と、今度は、腰から背中がアホほど痛くなりました。まるで、腰が折れてしまいそうな痛みです。
 そこで「フォームローラー」で、背中をゴリゴリ何度も往復させました。これが、アホほど痛い。そして、ストレッチもしておきました。時間が経つと、左手のあちこちも、左の背中も、何故か右腕も痛くなりました。やっぱ、あの時の転倒が原因だな。
 
 私は、もうリタイアしているので、今日、無理して登らなくても良かったなって、後から思いました。ああ、それと、Nikon D850は無傷のようでした。
 
 次回は、1時間30分台で登るぞー。クッソー、リベンジぢゃ。